うたかたラジオ

浮かんでは消えるうたかたのように儚い言葉が、あなたに届きますように。

【崎陽軒のシウマイ弁当】嗚呼、我がシウマイ愛

世に弁当、数あれど

ここ2,3日で電車がいつもの活気を取り戻してきました。世間的なお盆休みはひと段落したということでしょうか。

同じく暑さも落ち着いてきましたね。体が慣れたのもありますが、実際の温度を見てみても、今年の猛暑の山は越えたように思います。

まだまだ油断はできないけれど、今年の夏は暑かったですね。そんな暑さを言い訳に外に出かけるのを避けていた結果、少しばかり残念な事実を知ってしまいました。そのことを書いていきたいと思います。

 

「あなたが好きな駅弁は何ですか?」

 

そう聞かれたら、迷わず、食い気味にこう答える。

 崎陽軒のシウマイ弁当。

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↑崎陽軒様公式ホームページ(崎陽軒のお弁当|シウマイ弁当)からお借りした。神々しい・・・。

 

崎陽軒のシウマイ弁当の魅力 

イカれたメンバーの紹介だ

「冷めても美味しい」、いや、お弁当用に特化した「冷めてこそ美味しい」シウマイが5つ。醤油風味の堪らない鶏唐揚げ。香ばしく焼き上げられ、噛めば口の中でほろりと解ける鮪の照り焼き。しっとり甘い卵焼き。めでたい紅白にプツッとした歯ごたえのかまぼこ。数こそ正義、スケールメリット、嬉しい民主主義、筍煮。可愛らしいそのお姿、箸休めにぴったりなあんず。端の方で地味にまとまっているけれど、影の立役者である切り昆布紅ショウガ

これだけのおかずたちを受け止める優しき母の俵型ご飯。もちもちむちむちでご飯本来の甘みが存分に感じられる。そして、中央に鎮座し、高級感を漂わせる青梅

 

もうね、完璧。完璧ちゃんといって差し支えない。今ちょうど夏の甲子園の時期だが、9種類のおかずが選手、ご飯が監督で青梅がマネージャー。誰が欠けてもダメなんだ。全員揃ってこそのシウマイ弁当だ。不動の一位。永久欠番。

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僕は崎陽軒のシウマイ弁当を愛している。likeではなくてloveなのである。しかし、恋愛には障害がつきものなのだ。今しがた思い知らされた。

 

シウマイ弁当ちゃんは地味可愛い

ーーー30分前。

久しぶりに崎陽軒のホームページを開いてみた。愛しのシウマイ弁当ちゃんのお顔を見なくては。どうせ何も変わっていないのだろうけど、それがまた愛しい。特に用事はないけれど、涼しくなってきたから東京駅にシウマイ弁当を買いに行こうかな。

 

「シウマイ弁当ちゃん!遊びに来たよ!今日も相変わらずかわい・・・」f:id:marurinmaru:20180815215701j:plain

???「あっ・・・」

 

「えっ・・・、どちら様ですか?」

 

シウマイ弁当ちゃん「久し・・・ぶりだね・・・。シウマイだよ。いつもと違うから恥ずかしいなぁ。えへへ、どう・・・かな?似合う・・・かな?」

 

「う、うん。すごく素敵だと思うよ。ラグジュアリーというか、なんて言ったらいいのかな。すごく似合ってる!シウマイと赤飯の組み合わせは危険な香りがするし、左の方のシウマイまんは色々謎だけど、やっぱりシウマイ弁当ちゃんは可愛いよ!」

 

シウマイ弁当ちゃん「ありがとう。そう言ってくれて嬉しいよ。あのね、ずっと君を待ってたの・・・。でも、ごめんね。魔法がもうすぐ解けちゃうの・・・。」

 

「え?どういうこと?」

 

シウマイ弁当ちゃん「この姿は仮初めの姿。もうすぐ消えちゃうんだ・・・。君にいつもみたいに『美味しい』って言ってほしくて、待ってたんだ・・・」

 

2018年7月1日(日)より7月31日(火)の間、1954年の発売以来多くの皆さまにご愛顧いただいている「シウマイ弁当」が、崎陽軒創業110周年・シウマイ誕生90周年という2つの節目を盛り上げるべく、感謝の気持ちを込めた特別仕様になって期間限定で登場します(崎陽軒|「味くらべシウマイ弁当」発売)。

 

ーーー2018年7月1日(日)より7月31日(火)の間。

 

ーーー2018年7月1日(日)より7月31日(火)の間。

 

ーーー2018年7月1日(日)より7月31日(火)の間。

 

カタッ・・・(箸が地面に落ちる音)

 

う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

終わった。終わったんだ。完全に。僕はシウマイ弁当ちゃんの晴れの舞台を祝うことができずに、彼女は消えてしまったのだ。悔しい。愛する人を守れなかった。非力。なんて僕は非力なんだ・・・。僕の隣にはいつもシウマイ弁当ちゃんがいた。辛い時も嬉しい時も一緒だった。「ちょっと地味だけどいい子ね」、父と母も安心していた。思い浮かぶのは君の顔、君の声、君の・・・。僕はこれから何を生きがいにしたらいい? 君なしの人生にどんな意味がある?どうして、どうしてもう少し早く気づいてあげられなかったのか・・・。

 

光明、差す

 ???「「冷めても美味しい」、いや、お弁当用に特化した「冷めてこそ美味しい」シウマイが5つ。醤油風味の堪らない鶏唐揚げ・・・」

 

「この声は・・・、シウマイ弁当ちゃん!?」

 

シウマイ弁当ちゃん「君はいつもこんな風に言いながら美味しそうに食べてたよね?懐かしいなぁ・・・」

 

「シウマイ弁当ちゃん!消えちゃったんじゃ・・・」

 

シウマイ弁当ちゃん「地味な私に戻っちゃっただけだよー。次におめかしできるのはいつのなるかなぁ」

 

「変わっちゃった君も好きだけど、変わらない君が一番好きだよ。」