うたかたラジオ

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【刹那的放浪記③】西大島 後編

鯛焼きに食欲を刺激され

砂町銀座商店街を散策。とりあえず小腹が空いたので鯛焼きを食べました。時刻は昼過ぎ。今日こそはご当地ランチを食べるぞ。西大島後編です。

↓前編はこちら。

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おおらかな砂町銀座商店街

昼ごはんを探して商店街を彷徨う。

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ビワの木だ。僕が子供の頃、どこかからの貰い物のビワをおやつに食べた。

ビワの種は大きくてツルッとしていて可愛らしいのでついとっておきたくなるが、気まぐれで庭の端の方に植えておいたら見事に成長して、今では毎年大量のビワが収穫できるようになっている。特段世話をしなくても育つ植物なのだろう。

食べ物がたくさん溢れているけれど・・・

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外気に晒される漬物たち。うーん、風情があっていいと思う反面、買おうとは思えない。夏の暑い時期は越えたとはいえ、巷では風邪が流行っているからなぁ。

暑い時期の路上販売といえば、数年前に真夏のオフィス街で弁当を売っている人を見かけた。流石に許可はとっているのだろうけど、売る方も買う方もリスクだらけだ。

店側は販路が拡大できるし、サラリーマンも現物見てちゃちゃっと買えるメリット(しかも安い)があるから利害は一致しているんだけどね。

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焼き鳥屋さんを発見。こういう店が近所にあったら仕事帰りに何本か買って帰るだろう。メニューをよく見ると海鮮や焼き豚もあるのか。
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明太子・外気・サラシーノ&ハミデーノ。もはや何も言うまい。

行ってみたかったお店『海幸』

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砂町銀座商店街入り口至近の『海幸』という寿司屋さん。ここでお昼にしよう。

実は、この『海幸』、以前から存在を知っていた。都内の寿司屋でいいところはないかと調べていたところ、色々なページで紹介されていたので覚えている。砂町にあることはリサーチ済みだが、こんなところにあるとは。

評判通り、外には待機の列ができていた。15人くらい。

「限定○○食」と書かれたチラシが貼ってあるが、これはもう売り切れているだろう。

20分ほど待って入店。
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パールかエメラルドあたりにしておこうか。価格は割と一般的だ。
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エメラルドに決定。大ぶりなネタに程よく炊き上げられたシャリ、酢の加減もちょうどいい。噂通り新鮮で食べ応えのある寿司盛りである。

しかしながら、30分、1時間と行列に並んで食べたいかと言われれば疑問が残る。砂町銀座商店街はどの最寄駅からも遠く、多くの人はバスを使ってここまで来るようだ。そこまでして・・・という印象を受ける。

確かに高品質であり、価格もお手頃だが、個人的には8月にお邪魔した三鷹の『わかさ鮨』を推したい。ネタの大きさ、質、食べ応えの総合評価でもわかさ鮨が頭一つ半抜けている。

↓イチオシのわかさ鮨の記事はこちら。

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寿司ランチを食べて満足したので、もう少し周りを散策したらお開きにしようか。

考えてみると、刹那的放浪でしっかりご飯を食べたのは今回が初めてだ。

 

街角ぶらぶら

野菜の促成栽培発祥の地

ずいぶん年季の入った表示板を見つけた。

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旬のものを楽しむという感性、促成栽培技術の開発

今の時期、さつま芋や茄子、銀杏といった秋の味覚をスーパーなどで見かけるとついつい手に取ってしまうが、季節の訪れを感じさせる❝初物❞には目がないのが日本人らしいところだ。

今から遡ること350年。江戸幕府が栄華を極めていた時代だ。寛文年間(1661~73)に活躍した篤農家の松本久四郎は、砂村の暖かい海岸気象と肥えた土壌を生かし、魚河岸の塵芥や生ゴミを利用した発酵熱による促成栽培技術を開発。

初物に目がない江戸の町民たち

促進栽培により収穫された早出し野菜は江戸の町民に大いに受け、一大産業となった。しかしながら、「初物を食べる」という贅沢が庶民の間に広がってしまうと、農家たちは高価で取引される初物栽培に注力し、米や麦などの基本作物への取り組みが疎かになってしまうことを危惧し、幕府はたびたび出荷日統制令を発布したり、野菜の促成栽培禁止の町触れを出すなどして厳しく禁圧してきた。
とはいえ、促進栽培は極めて画期的でエコも兼ねる合理的な栽培技法であるため、この記述は明治時代以降全国的に普及していった。
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道端のこういう歴史の軌跡を眺めるのが好きだ。

間違えて食べる・・・かなぁ?

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とあるマンションの玄関横に水仙が植えてあった。

春先になると、「庭に生えていた水仙をニラと間違えて食べて緊急搬送された」というようなニュースを毎年のように見るが、確かに似ている。似ているが、植えた覚えのないニラを食べようと思うのはやっぱり理解できない。

刹那的放浪記は集約する

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・・・!!オオシマザクラ・・・だと・・・。
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そして、ソメイヨシノ。うんうん、知ってる。オオシマザクラとエゾヒガンの混合種がソメイヨシノなんだ。現豊島区の染井村発祥。

刹那的放浪記がリンクしてしまったか。

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公園マイスターの血が騒ぐ

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またトキメキを感じさせる公園と出会った。滑り台や鉄棒があるような一般的な公園と違って、遊歩道を基調とした公園である。
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おお。新緑に季節には緑のアーチになるのだろう。道が二分され色違いになっているのは、歩行者専用と自転車通行可能域を表しているからだ。
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綺麗なベンチがある公園はいい公園。
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いい。これはいいぞ。ベンチの近くの街頭。様々なドラマを生んできたのだろう。非常にポイントが高い。
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人工的ではあるが、見事な緑のアーチである。
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清潔なトイレ。これも優良公園の評価点の一つだ。
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この緑道はもともと線路だったらしい。
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歴史を大事にしているのが伝わってくる。
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先程からゴミひとつ落ちているのを見かけない。木々も綺麗に剪定されているし、落ち葉も定期的に回収している形跡がある。

これは受賞も納得である。
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前方を歩くおばあちゃんが写真だとなんだか怖い。
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地域の人に愛されているというのも歩いていればわかる。
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歩きがいのある公園だ。近所に住んでいる人にはいい散歩コース、ジョギングコースになっているんだろうな。羨ましい。
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こちらも年季が入った掲示板だ。これだけ整備された緑豊かな公園ならば、野鳥たちが戯れるのも納得である。

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ようやく全体の三分の二というところか。
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いきなり大砲が出現する。
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そうこうしていると、いつの間にか公園は終わり。

この風景、見たことあるな。免許の更新だ。近くに江東試験場があるはず。待ち時間にこの辺りのファミレスで時間潰したもの。

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なぁ、アンニュイ坊や。
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免許更新当時に気になっていた公園に顔を出してみた。
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やっぱり広くて活気のある公園だ。
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それじゃこれくらいで帰るとしますか。

 

総括

西大島を歩いてみて、まず感じたのは「住みやすそうだ」ということである。商店街も活気づいているし、公園が綺麗に整備され、自然環境と都市部の調和がとれている。

高層マンションもあれば、デザイナーズルームのようなお洒落な一軒家もあり、「人が住んでいるのか?」と思えるような建物も渾然一体になっており、なかなかカオスで楽しい放浪であった。

大型ショッピングモールに客足を取られている感はあるものの、商店は独自性を押し出して力強く地域に根付いている印象を受ける。

やや交通の便という点で不満がないではないが、ふらりと周囲を見渡しながら散歩をするには絶好の環境である。文化の香りを感じる旅は遠くない未来の再訪を予感させる。