今回のLOM攻略は『断崖の街ガト』からお送りします。アーティファクトが増え、ワールドマップが賑やかになって来ました。
ガトの町のBGMは、軽快でいて、少しもの悲しげで不思議な響きのBGMが頭に残るんですよね。
聖剣伝説 レジェンドオブマナ BGM 断崖の町ガト / LEGEND OF MANA bgm Cliff Town Gato
この町では、LOMのメインストーリーのひとつである“宝石泥棒編”におけるふたつ目のイベント『岸壁に刻む炎の道』に挑むことになります。
岸壁に刻む炎の道
万能薬の材料になる回虫ププ
今度は綺麗に撮れた。
ガトの町に入ると、草人が腹痛を訴え助けを求めている。
「誰かなんとかしれ〜〜!!」
可哀想だが、草人の可愛さにホッとする。近くにいた修道女が建物の中で休むように話しかけるも、あまりの腹痛に走り出す草人。
草人の行方が気になるが、とりあえず町の中を散策してみる。
魔法都市で宝石商をしているというアレックス。名前的には男性っぽいが、グラフィックはどう見ても女性である。怪しい・・・。
店売りの装備が少し性能が良いものになっている。この+5が大きいんだ。即購入。
町の散策を終え、奥の方に進んでいくとルーベンスという男性が佇んでいる。炎の技師ってなんだろう。
ほう。きな臭い。
炎が消されてしまうということだろうか。炎の技師はここにいていいのか。
ルーベンスと話した後、テラスと呼ばれる場所に行くと先ほどの草人がもがいている。
修道女が言うには、草人の腹痛の原因は“回虫ププ”という生き物らしい。万能薬の材料になるのか。
すぐ終わるが、すぐ死んでしまうだろう。
当然草人は拒否。一目散逃げ出してしまう。
ルーベンスの言っていた癒しの寺院を訪れてみる。・・・「癒し」の外観じゃないんですが。
草人はかわいい。右へ左へバタバタしている。
この修道女、冷静。いや、冷酷である。
病は気から、ってそんなわけあるか。
事件の予感
再びテラスに行くと、ルーベンスと先ほど腹痛の原因を言い当てた修道女、草人の三人が何やら言い合っている。
修道女が草人の治療をしてあげると自分の元に寄せると、何が起こった。草人は倒れてしまった。
石の眠りについてしまった恋人?確かに回虫ププは万能薬の素材になるそうだが、石の眠りとやらは治癒できるのであろうか。
目を覚ます草人。回虫に暴れられたり、体の葉っぱを毟られそうになったり、気絶させられたり災難だ。
捨て台詞を残す修道女。いいことを言っているような、そうでもないような。
癒しの寺院に向かうと、修道女が倒れていた。事件の匂いを嗅ぎつけたボイド警部が現れる。
このボイド警部はドミナの町の教会の前でも見かけたことがあり、瑠璃くんを見て怪しいやつだな!と声を張り上げていた。確かに怪しかったけどね。
種族はネズミらしい。確かに言われてみれば特徴的な耳も見えるし、納得なのだが、初プレイ時にはわからなかった。
いやいや、死んどらんだろ。
ほらほら。
どうやらボイド警部は「サンドラ」という人物に当たりをつけているらしい。
テラスでは修道女とルーベンスが言い合っている。
回虫ププを手に入れようとしないルーベンスを煽る修道女。
突然修道女がルーベンスに襲いかかる。
“核”?
輝石の座の珠魅・・・?
ストーリーの鍵を握る“珠魅(じゅみ)”
『珠魅』という耳慣れない言葉が出て来た。
実は、この『珠魅』がLOM三大ストーリーの1つである“宝石泥棒編”のメインテーマである。
珠魅とは?
珠魅は宝石を核とする種族のことである。誕生の経緯については謎に包まれている部分が多いものの、人の手に触れなかった宝石が長い年月をかけて、宝石の美しさに見合う心と体を手に入れたと考えられている。
珠魅の持つ核
珠魅はそれぞれ“核”を持っており、核が壊れない限りは永遠に生き続けることができる。しかし、核が一度傷つくとその傷は再生せず、傷ついた核を治癒する方法は“涙石”を用いる他ない。
珠魅は命の欠片を涙という形で体外に放出することができる。これが“涙石”である。自らの命を削って仲間に分け与える、珠魅が「友愛の種族」と言われる所以であるが、現在涙石を生み出すことができるのはただ一人である。
これは種の保存の観点から、命を削って仲間の命を維持するという「捨て身の生存」を徐々に封殺してきた結果であろう。
ちなみに現在登場している珠魅はラピスラズリを核とする瑠璃、白真珠を核とする真珠姫、そしてルビーを核とするルーベンスである。
以前、瑠璃と真珠姫のペンダントが共鳴したとあえて書いたが、あれは体に埋め込まれた核のことだ。瑠璃がしきりに核は傷ついていないかと確認していた。
騎士と姫
以前、瑠璃が真珠姫を守るという一幕が見られたが、珠魅には「騎士」と「姫」という役割が割り振られており、基本的にこのペアで行動する。この役割は性別で峻別されるのではないため、男=騎士、女=姫とは限らず、女の騎士と男の姫という組み合わせも当然存在する。
騎士は戦闘に長け、敵陣に切り込む役割、姫は騎士を癒す役割が与えられているものの、先述のとおり現在涙石を生み出せる珠魅はたった一人であるため、実質的に姫は形式的な存在である。
上で書いたように、瑠璃は騎士として真珠姫を護衛する役目を担っていたのだ。
珠魅のカースト
また、珠魅にはカーストが存在しており、これを「座」と呼ぶ。
上から、一族のシンボルである「玉石の座」、一族の取りまとめ役を担う「輝石の座」、一般カーストの「半輝石の座」、カーストの低い「捨て石の座」の4つに分類される。
このことから、ルーベンスは相当な実力者であることがうかがえる。
希望の炎はいただいた
上記の知識が今後の宝石泥棒編に活きてくる。
そんなルーベンスから核を奪い取る修道女。不意打ちとはいえ、こちらも相当なやり手だろう。
先ほどの修道女は消え去り、主人公が疑われる。ちゃうねんて。
核を抜き取られてしまえば、当然珠魅は死ぬ。位の高い珠魅は少しの間だけ生存し続けるようだが。
ルーベンスは最後に一言残し、宝石の如く砕け散ってしまう。
場面は再び癒しの寺院へ。初代PSでこの鮮やかなステンドグラスを見たときも感動したが、時代を超えて今度は携帯機で同じ映像を見ていることがなんとも尊い。
アイテムショップに立ち寄ると、先ほどまで店にいたアレックスがいない。
修道女は回虫ププを気にしていたことを思い出す。この葉っぱを辿っていけば草人に会えるはず。きっとそこに修道女も・・・。
やはりいた。また草人が折檻を受けている。
ボイド警部が追い詰める。
この修道女は彼の見込み通りサンドラという女性であった。変装が得意だという。まるでルパンと銭形警部みたいだ。
サンドラが固執していた回虫ププも当然のように盗み去った。
命を奪ってまで珠魅の宝石を手に入れようとする怪盗サンドラ・・・。
さらなる事件の予感を残して終幕。
サボテンくんの回虫ププに対する考察。回虫側が痛くなるという発想は斬新だ。
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