先月、伝説のすた丼屋の『ガリタル南蛮すたみな唐揚げライス』を食べてきたという記事を書きましたが、今月もまさかの新商品レビューです。
まさか1ヶ月スパンですた丼屋に行くことになろうとは。
今回食べてきたメニューというのが、
❝絶頂❞牛カルビマウンテンDON
また見るだけで胸焼けしそうなメニューですが、気になったものは仕方ない。小雨降りしきる金曜日の20時前、すた丼屋の門を叩いたのです。
あのときも雨だった
雨が降っている日は、豚肉を使った牛肉を使ったメニュー、麺類、チャーハンを除く商品について無料で肉を増量できるという「雨の日サービス」を実施しているそうだが、僕の意思は堅い。
今日は『❝絶頂❞牛カルビマウンテンDON』を食べに来たのだ。そういえば先月の来訪時も雨が降っていたな。勝負事には雨が似合う。そうだろ、すた丼よ。
店に入って食券を買う。店員さんに手渡し、しばし夢想の時間だ。
ここで今日のコンディション及びモチベーションを確認しておこう。
・「今日の夕食はこれ!」と朝の段階で決めていたので、意気込みは十分
・昼食の時間がずれ込んでしまって、空腹度としては心許ない部分があるが、十分に善戦できるという自信あり
・気分的にも麺よりも肉や米の気分
よし、いけるぞ。これはいける。
魔王、降臨
そうこうしているうちに注文していた『❝絶頂❞牛カルビマウンテンDON』が届けられる。
これは・・・。宣伝写真に偽りなしと言えるビジュアルである。
縦に高いなぁ。肉は見るからに濃いめの味付けがされており、背面には大盛りのキャベツとお約束のマヨネーズ。
これが茶碗3杯分のご飯の上に乗っているというのだから圧巻だ。総重量800グラムは伊達ではない。
果たして食べきれるか不安ではあるが、早速食べてみることにしよう。
いざ、実食
まずはカルビ肉を一枚食べてみる。
おお、なるほど。この手のカルビ丼によくある甘辛な豆板醤ベースのタレ、そして強烈なニンニクの香り。肉は柔らかく、脂もくどくない。間違いなくご飯に合うのがわかる。
特徴的だったのが香辛料として花椒(ホアジャオ)を使っていたところだ。「しびれニンニク」の謎が解けた。
ちなみに僕が家で麻婆豆腐を作る際には欠かさず花椒を入れるようにしている。
他の香辛料に比べるとやや高価ではあるが、素人が適当に作った麻婆豆腐をプロっぽく仕上げる魔法の粉である。家庭で麻婆豆腐を作る際には、
これらを含めた3種の神器がマイベストである。
クックドゥでも丸美屋でも十分に美味しいものができるが、一度調味料を揃えて作ってみると驚くほど高レベルのものが出来上がるので、是非お勧めしたい。
店で麻婆豆腐を注文するのを躊躇ってしまうのが難点と言えば難点。
なお、花椒は麻婆豆腐の他にも酸辣湯麺などを作るときに重宝している。これからの寒い時期にはあんかけラーメンは鉄板だ。
香り豊かな花椒が食欲を刺激し、箸が進む進む。
最初こそ肉、ご飯、キャベツのどこから攻めても山が崩れてきて食べにくかったが、一度とっかかりを見つけてしまえばこちらのものだ。
甘辛肉、味が染みこんだしんなりタマネギ、アクセントのネギ、そしてご飯。箸休めにキャベツ、マヨネーズ。肉、ご飯、野菜、肉、ご飯、野菜・・・。
育ち盛りの中高生に戻ったようなわんぱくイーティングタイムである。
計算された味付けに乾杯
いやー、食べた食べた。
無事完食。食べる前は心配だったが、食べ始めてみると後を引く絶妙な味付けに息もつかずに食べきることができた。
むしろ思っていたよりもずっと余裕であり、あと200グラム増やして1キロにしても問題なく完食できただろう。
前回の唐揚げ定食はしばらく食べなくてもいいが、このメニューは取り扱いが終わってしまう前にもう一度食べてもいいかもしれない。
ここにきてすた丼にハマったのか・・・。すた丼、恐るべし。
にんにくと花椒のおかげで体温が鰻登り、ほんのり汗ばむ心地よい食後感である。ご馳走様でした。