うたかたラジオ

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【刹那的放浪記④】豪徳寺 前編 ~駅前のおっさん猫、うめがおか北こうえん、北沢川緑道、高架下周辺~

今回の刹那的放浪記の舞台は、小田急線沿線にある『豪徳寺』。

サッカー漫画の強豪校にいそうな名前ですね。土地勘は全くなし。

数年前に友人から「豪徳寺煎餅」なるものを貰ったことがありまして、名前だけは何となく聞いたことがあるといった程度です。

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何やら耳のようなものが見切れているが、これが何なのかはすぐにわかります。

 

猫の町、豪徳寺

旅の始まりはおっさん猫

さっそく小田急線豪徳寺駅に降り立つと、券売機の横に紅葉ツアーのパンフレットを発見。

見頃です!の文字が眩しい。
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パンフレットをチラ見すると、「ロープウェイを駆使して登頂する」とある。そういうのは計画を立ててから来たかったな。

今日はガチ登山する装備も覚悟も持ち合わせていないのだ。すまぬ、すまぬのだ・・・。f:id:marurinmaru:20181124141043j:image

振り向くと猫の置物が鎮座している。後ろ姿は可愛いのに、顔は完全におっさんである。

調べてみると、どうやら豪徳寺は猫の町らしい。
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駅前は非常に綺麗に整備され、ゴミひとつ落ちていない。
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至るところに猫をモチーフとしたオブジェや商品を見ることができる。

招き猫のお菓子・・・、あげた方ももらった方も幸せになりそうな素敵お土産じゃないか。

ここに無事に戻って来れたら買って帰るとしよう。無事に戻れたらな(フラグ)。

 

恒例の公園散策

メインの通りから横道に逸れて緑道に入る。前回の西大島のときもそうだが、近隣の住民が散歩がてら歩くような緑道が整備されていて、目に美しい。
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ベンチがあるのはいい公園の証。疲れた時にちょっと休める空間が用意されているというだけで、途端に柔らかい雰囲気になる。
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『うめがおかきたこうえん』。緑道の途中でさらに横道に入ったところで見つけた公園だ。真ん中のくまが呪術で生み出された生物のようで不気味である。
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ブランコに小さなアスレチック。必要十分だ。

夏の公園の青々とした緑も好きだが、寒くなってきた頃の静まり返った公園も趣深い。f:id:marurinmaru:20181124141127j:image

緑道に戻る。『北沢川緑道』というのか。

今気づいたけど、羽根木公園を見逃したなぁ。
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どこへともなく歩く。これが刹那的放浪の醍醐味である。人通りが少ないのがいい味を出している。

しかし、この方向に進み続けたら隣駅の『梅ヶ丘』に出てしまうのではないだろうか。

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まぁ、そうなる。しかしながら、ひと駅歩いたという実感はない。

緑道がまっすぐで整備されており、歩きやすかったからだろうか。

 

高架下事業

踵を返して、いったん『豪徳寺駅』に戻ることにする。来たルートとは違う、線路に沿ったルートだ。

小田急線の線路は高架になっており、高架下のスペースは駐車場や託児所、レンタル収納スペースになっているところが多い。

高架下に駐輪場

(出典:生活サービス部門:その他事業|企業・IR情報|小田急電鉄)

小田急線以外にも、都内で高架下を利用して様々な取り組みをしている例を見ることができる。

JR中央線の神田ー御茶ノ水間にかつて存在した『万世橋駅』の赤レンガやプラットフォームを利用して、オシャレなカフェや居酒屋を展開する『マーチエキュート神田万世橋』。

同じくJR中央線の阿佐ヶ谷ー高円寺間の高架下にアニメショップを展開し、交流の場としている『阿佐ヶ谷アニメストリート』。

井の頭線の下北沢駅の高架下にも期間限定ではあるものの飲食店やイベントスペースを設けている。

高架下ビジネスが今熱い!

機を見つけて、高架下のスペースを散策する旅にも出たいものだ。
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豪徳寺駅に戻ってくる。ただいま、おっさん猫。
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先ほどとは反対側の坂道をずいずいと進むと、焼き芋専門店という珍しいお店を発見。

気になったけれど、ご覧の通り待ちの列ができていたのでスルーした。ついでに再訪を誓った和菓子屋もスルーである。まさに鶏頭。
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商店街のようだ。

ここを抜けて、住宅街を歩いていく。この頃から曇っていた空に晴れ間が広がってくる。

 

猫の総本山、豪徳寺

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ここが豪徳寺・・・!

刹那的放浪といえどもその土地のメジャーどころは見ておきたい。
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入り口から格式の高さがうかがわれる。
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門を抜けると綺麗に整えられたアーチ状の松の木が見える。力強い深緑と空の青さがコントラストを奏でている。

太陽が出て来て少し汗ばむくらいだ。散歩日和である。
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ここが正門か。
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早速赤々と燃えた紅葉がお出迎え。町の中でも紅葉を見ることはできるが、ここまで鮮やかな紅はなかなかない。
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謎オブジェ。由緒正しき神聖な造物だろうが、詳細はよくわからない。
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三重塔を見上げて一枚。いい具合に紅葉も写り込んでいる。
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おおお、さらに真っ赤に燃える紅葉を発見。気づけば頭の中を空っぽに、しみじみと紅葉を観察していた。やっぱり自分は日本人なんだなぁと実感。
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このショットは割と気に入っている。この門をくぐったところで、まさかあんなことが起ころうとは・・・。

後半へ続く。