うたかたラジオ

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【刹那的放浪記④】豪徳寺 後編

豪徳寺後編

見事な紅葉に迎えられ、門を抜けると招福観音。御利益がありそうな名前ですね。

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たまたま人気がないところを撮れましたが、多くの人でごった返していました。

上の画像の左端に見切れていますが、シンボリックな可愛い奴がいます。

 

ネコネコワンダーランド開園

ようこそ、ここはネコネコワンダーランド。

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大きい猫、小さい猫、選り取り見取りである。

犬か猫かで聞かれれば、僕は断然猫派なので、この状況は大歓迎。

駅前の猫は眉毛やヒゲでおっさん顔だったが、こちらの猫は大きくなっても可愛らしいじゃないか。

と思ってまじまじ見ると、やっぱりおっさんなので、見るときはやんわり見ることをおすすめする。小さいのは本当にかわいい。

ん?左手の方面に人だかりが出来ている。外国の方もちらほらいて、なにやら写真を撮っているようだ。

近づいて見ると・・・
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ねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこねこ。

これはキモい。
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犇めいてる犇めいてる。牛じゃないけど犇めいてるよ。

これはキモい。そして怖い。
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小さいのはやっぱり可愛い。しかし、これだけ集まると不気味だ。
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ここからぶわーーーー!!っと始まって、そこまでヴァッコーーーーン!!って並んでるんですわぁ(千原ジュニア風)

うん、キモい。
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猫コーナーを抜けて閑静な場所に出る。

右手には先ほど並んでいた猫を購入できる社務所のような建物があり、中で1番小さなサイズの“豆”と手のひらサイズの“3号”を購入。

記事の最後に紹介しようと思う。
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絵馬が幾重にも重なって掛けられている。今の時期だと受験関係の願掛けが多いだろうか。
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豪徳寺を訪れている人々の多くは色とりどりの紅葉や猫軍団に注目しがちだけど、こうして端っこにいるお地蔵さん(?)を独り占めできるのは優越感を感じてしまう。

 

ぐるっと豪徳寺巡り

独創的な梵鐘

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↑なんとなく角度が気に入っている写真。
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形姿は、比較的細身で均整の取れた優美な姿を呈し、吊手の竜頭は力強くメリハリのきいた雄渾な造形で、細部の表現も精巧な出来栄えである。

撞座の意匠も独創的であり、工芸的に優れた完成度の高い梵鐘といえる。

ほう、細身で均整の取れた優美な姿・・・。興味深い。

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おお、確かに見たことのないタイプの鐘だ。一般的なものよりもずいぶんスリムである。

こういうのを見ると、ゴーンと鐘を撞きたくなる。気づけば今年もあと3週間ちょっとで終わりなんだよなぁ。

内部での反響が小さい分、撞いたら高い音が出そうな気がするが、実際のところはどうなのだろう。
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こういうところをぐるーっと回るのが好きになったのは、余裕ができたからだろうか。歳を重ねたせいだろうか。
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ご利益のありそうな自動販売機を発見。
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完全に豪徳寺仕様である。ちなみにほうじ茶を買って飲んだ。
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こちらも人気のない場所で一人佇むお地蔵さん。穏やかな表情だ。

心優しい人が松ぼっくりをお供えしていったのかな。心なしかお地蔵さんも嬉しそうだ。
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↑こちらもお気に入りのショット。
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季節を楽しむっていいね。最近の日本の四季は春1夏4秋1冬4くらいの割合で、ちょうど過ごしやすい気候が極めて短い気がする。

食材にしても景色にしても楽しめる時に楽しまなければもったいない。

 

井伊家墓所

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圧倒的強者感を醸し出す地蔵群。

「地蔵Gがやられたようだな・・・」

「フフフ・・・、奴は八天王の中でも最弱・・・」

「人間ごときに負けるとは地蔵の面汚しよ・・・」

とか言いそうだ。

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その奥には井伊家の墓所がある。井伊家といえば、直政・直弼が有名だ。

特に直政は、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政に並ぶ徳川四天王という立場にありながら、軍隊の指揮権副大将に預けて自身は戦の最前線で武勇を振るう人物であったそうだ。

“井伊の赤鬼”。その勇猛は、戦国に名を轟かせた。

「軍の指揮監督をすべき人間が討ち死にでもしたらどうするんだ、向こう見ずすぎるぞ」という意見もあろう。

しかし、武士にとって自身の武勲を上げる晴れ舞台は戦場であり、根っからの武人として“清く正しく美しく散ろう”という考えが大将の立場になった彼を支え続けたのだろう。

 

世田谷城址と金木犀

ひとしきり豪徳寺巡りを楽しんで、そろそろ駅に向かって帰ろうかと思っていると、

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世田谷城址。城の跡地か。
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小高い山になっており、子供たちが登って遊ぶにはちょうどいい。
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犬を離して走らせている人もいた。なかなかそういうことできる場所はないからね。
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麓には滑り台が見える。休憩中のおじさんがベンチで昼食を食べていた。平和だ。
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案内板にも猫が。
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シンボルツリー一本、あとは簡素なベンチがいくつか。

シンプルだが、良い公園である。整備が行き届いている。
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あの木は金木犀だったのか。最盛期はもう過ぎてしまった頃なので、あの特徴的な香りはしなかった。

 

幕末に想いを馳せる

駅の方に向かって歩いていく。
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『松陰神社』。

吉田松陰といえば、幕末を代表する思想家・教育者である。

尊王攘夷を旨とした彼の教育は儒学や兵学、さらには登山や農業など非常に多岐にわたっており、彼の教えは幕末の志士たちに多大なる影響を与えている。

彼の私塾「松下村塾」で学んだ生徒の多くは明治維新後の明治政府で要職についていることも有名だ。

松陰神社の風景とともに吉田松陰の名言を味わうことにしよう。
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夢なき者に理想なし、

理想なき者に計画なし、

計画なき者に実行なし、

実行なき者に成功なし。

故に、夢なき者に成功なし。

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自分の価値観で人を責めない。

一つの失敗で全て否定しない。

長所を見て短所を見ない。

心を見て結果を見ない。

そうすれば人は必ず集まってくる。

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世の中には体は生きているが、

心が死んでいる者がいる。

反対に、体が滅んでも

魂が残っている者もいる。

心が死んでしまえば生きていても、

仕方がない。

魂が残っていれば、

たとえ体が滅んでも意味がある。

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文化、歴史に触れる旅。始まりこそ偶然だったけれど、豪徳寺を選んで正解だった。

十分満足したので帰るとしよう。
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途中、世田谷区役所の前を通る。庁舎はかなり古い。
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この道をずーっとまっすぐ進めば駅前だ。

冬の刹那的放浪もいいね。年内は無理かもしれないけど、近々知らない土地を冒険したいな。

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おまけ。右の子は関係ないけど、我が家の大事な猫様になりましたとさ。