人生の三分の一は睡眠時間。
睡眠の重要性を語るうえで至言ともいえる言葉ですね。
現代社会において毎日必ず8時間睡眠に充てているという方が少数派である気もしますが、8時間とは言わずとも7時間あるいは6時間の睡眠を確保することは人間の精神と肉体を維持するのに必要不可欠です。
仮に睡眠時間が6時間だとしても(ちなみに僕は大体これくらいです)、人生の四分の一は睡眠ということになるので、いずれにせよ「眠る」という行為が人生に占める割合は大きいものです。
今回の記事では、「睡眠の意義」だとか「適切な睡眠時間は何時間なのか」というような議論に立ち入るつもりはありません。
これから語りたいのは、「いかに睡眠の質を良くするか」という点についてです。
睡眠の質を良くする要素は様々ではありますが、今回スポットを当てていくのは、
枕
主に僕が現在使っているテンピュール社の枕についてです。
【テンピュール公式サイト】顧客満足度第1位マットレス、ピロー(枕)、ベッド
枕に対するスタンス
僕自身寝つきは良い方ですし、睡眠が深く、一度寝てしまうと多少の音や地震の揺れなどでは目が覚めませんでした(←それがいいかは別として)。
特に寝具に拘るわけでもなく、その辺で買ってきた組み立て式のベッドにシーツや掛布団がセットになったものを上に載せて寝ていたわけです。
枕も付属品の可もなく不可もない性能のものを使っておりました。
ところが3年前のある日、冒頭で引用した言葉「人生の三分の一は睡眠時間」という言葉が頭をよぎり、そんなに人生における比重の大きい睡眠を何となくで過ごしていいのかと不安になりました。
思い立ったが吉日。正直高いと思いながらも唯一知っていた寝具のブランドTEMPUR(テンピュール)で枕を買って使ってみたのです。
結論から言えば、
なんでこんなにいいものを今まで買わなかったんだ。
効果が目覚ましすぎて、今までの睡眠は何だったんだと驚いたほどです。
以下ではTEMPURの枕の魅力と効果を概観するとともにデメリットについても書いていきます。
TEMPUR枕のここが凄い!
TEMPURとは?
睡眠にずぼらな僕でも、枕のブランドと聞いて真っ先に思い浮かぶのがTENPUR。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙開発テクノロジーを寝具に応用した世界的な寝具ブランドです。
ロケット打ち上げ時に宇宙飛行士にかかる強烈な重力を緩和しサポートするために、体圧九吸収素材を開発したことから始まります。
社名になっている「テンピュール」を素材とした商品を世に送り続け、「テンピュール」がこれから書く睡眠導入効果を生み出しています。
特徴①優れた体圧分散効果
テンピュールは素材特性により人間の体温と耐圧を感知し、体にフィットする形に変形します。
柔らかくあってほしいところは柔らかく、硬さが必要な部分は硬くといった具合です。
身体が沈み込む際に圧力が一点に集中せずに分散されるため、無理な姿勢で固定されることもなく、身体への負担を最小限に抑えることができるのが特徴です。
寝ているときに発生する「寝返り」は、圧力が一点に集中することによる不快感により発生し、眠りを浅くするものです。
テンピュールの優れた体圧分散効果はこの不快感の発生を予防し、また、他の事情で寝返りが発生した場合にも振動を吸収するため、眠りを妨げることがありません。
特徴②常に新品の感覚
一般的な形状記憶フォームと違い、テンピュールは使用の度に元の形に戻ります。
↑この形が基本形です。
↑カバーを外してみると鮭の切り身みたいですね。
そのため、使用する際の体勢や力の掛かり方に応じて最も体に負荷のない形にフィットします。
常に新品のような使用感で、「変化するけど変化しないもの」を提供し続けます。
なお、テンピュール素材はオープンセル構造になっており、細かな気泡が開いているのですが、最初のうちは薄い膜が残っており空気の出入りが少なくなるため、若干硬く感じられます。
使用を続けていくことにより膜が剥がれ、素材の柔軟性がさらに増して体にフィットする速度が速くなります。
また、素材の特性により温度を敏感に感知しますので、寒い時期には硬めに、暖かいときには柔らかめに変化します。
実際使用してみると、今の時期(12月~2月頃)は硬くて一見寝心地が悪そうに感じますが、頭を載せてみるとものの数分で頭の形にぴったりフィットするよう変形し、眠りを誘います。
特徴③耐久性
使用後元の形に戻るテンピュールは年を重ねても使用感が残らないように設計されており、この耐用期間の長さから安定した安眠を保証してくれます。
テンピュールの枕は3年間の保証期間があり、製品によっては15年保証のものもあります。
ちなみに僕が使っている枕はちょうど購入から3年ほど経過していますが、一切へたったりせずに新品同様です。
実際の使用感
「枕に対するスタンス」のところでも書きましたが、もともと寝つきが悪いだとか眠りが浅いだとかいうタイプではなかったですが、テンピュール枕を使いだしてからは眠りに落ちる速度が格段に上がりました。
まさに気絶するレベル。
「今日も疲れたなぁ。ああ、頭が枕に沈んでいく・・・zZZZZ」
頭が沈み込んでフィットしていく過程で既に気持ちよくなって深い眠りについてしまいます。
枕を変える前は寝つくまでに15分程度かかっていましたが、テンピュール枕はものの3分程度。
また、寝返りをうつ頻度が激減したようで、途中で目を覚ますことがほとんどないですし、朝起きて寝返りをうった形跡も見られないので、非常にリラックスして深い睡眠に入っていたのだと気づかされます。
デメリット
ここまでテンピュール枕の素晴らしさを語ってきましたが、デメリットにも触れていこうと思います。
値段が高いよ!
僕が現在使っている『オリジナルネックピロー』のMサイズは定価15,000円(税抜)であり、値段の幅としては一番小さいサイズで9,000円、大きいもので16,000円とかなり高価です。
正直僕も買う前は高いと思っていました。「別に枕なんて何でもいいでしょ」「枕を使わないで寝る人もいるくらいだし・・・」と考えていたからですね。
しかし、実際に使いだしてみると最初に書いた通り「なんで今まで買わなかったんだ」と後悔するほどに快眠・安眠効果をもたらしてくれます。
3年間使ってきて新品同様の使用感であることは既に書きましたが、
16,200円(税込)÷1,095=14.7945205…
日割りで考えれば一日の三分の一あるいは四分の一を快適に過ごせて15円ならば安すぎて申し訳ないほどです。
高いものを長く使うというのは最大の節約なのではないかと考え始めた今日この頃です。
洗濯できない
これは看過できないデメリットです。テンピュールという独自素材を使っていることにより、枕の丸洗いができないのです。
表面の汚れもそうですが、ダニ問題が気になるところです。
「いくら寝心地が良くたって不潔な枕じゃ、ねぇ・・・」
ちょっと待ってください。
テンピュール® 素材自体は非常に高密度に作られており、ダニなどが入り込む隙間がありません。
また、素材にダニのエサになるような成分は含まれておりませんので、テンピュール® 素材の中からダニが発生することはまず無いと思われます。
カバーには防止剤等の薬品はできるだけ使用しないという理由で、ダニ防止処理はされておりませんが、ダニの発生する原因のほとんどが人体皮膚や髪の毛や食品のカスなどです。
こまめにカバーを洗濯していただければ発生を防止する事ができます。
テンピュールからダニが自然発生することはなく、カバーをこまめに洗濯することによってダニ対策をとることができます。
しっかりカバーをつけて利用していれば汗などの汚れは表面の問題ですし、カバーの中にももう一枚内カバーがあるため汚れが内部に到達することはほとんどありません。
↑外カバー
↑内カバー
もちろん天日干しはすることができるので、湿気の多い時期には風通しのいい場所で乾燥させるのが長持ちの秘訣になります。
僕もカバーは定期的に洗濯をし、本体部分はたまに天気のいい日を見つけて天日干ししています。当然汚れなんて気にならないですよ。カバー様様です。
要するに、テンピュール枕を使う際はカバー必須です。
デメリットはこれくらいでしょうか。寝ている時間を快適に過ごせることを考えれば、大したことは無いと個人的に感じております。
まとめ
今回はテンピュール枕を使いだしてから約3年経過したというところで、思い付きで記事にしてみましたが、改めて睡眠の質を向上させる重要性とテンピュールの魅力に気づくことができました。
いかに睡眠を楽しむかという点について他にも書きたいことは色々あるので、機を見てまとめてみようと思います。
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