前回は地下迷宮ウンブラにて、今なお勢力争いをしているゾンネトゥルムの領主・大公女フュルフュールとヴェルトトゥルムの領主・大統領キングアリスに出会った。
彼らのいずれかを味方しなければこの世界を攻略することはできなそうだが、まだまだ手探りの状態である。
どうやらキングアリスは三つ目の塔・シュテントゥルムにいるらしい。
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また、地上ではパン屋のメイリィが大暴れしており、彼女の蛮行が暴かれるところも見どころである。
事態を丸く収めましょう
ドロニア式謝罪術
あなたの望む美貌をお届け
パン屋のメイリィを路地裏に呼び出したドロニア様。
ちなみに「騙された」というのは、想い人のニムトがドロニア様にでれでれしている様子を見て喚き散らすメイリィに手を焼いて、その辺にあった小麦粉を惚れ薬と称して追い払ったことを言っている。
メイリィは「元はと言えば」と言っているが、元はあなたが悪いんだよ、メイリィ。
ネルドは殺気立っていたが、ドロニア様はあえて下手に出て謝罪する方向で事態を終結させるつもりらしい。
また薬か。
それ、大丈夫なやつなんですかね・・・。
メイリィは自身の外見に酷くコンプレックスを抱いているようなので、それを解消させようとするのか。
場合によっては煽りに捉えられかねないけど、メイリィはこれで手を打つのかな。
一度姿を変えたら二度と元には戻れない、と。
なんだかんだでルカのことを気にかけている様子が伺える。
普段のドロニア様だったら、「もっと酷い目に遭わせてやる。アーハッハッハ!」とか言い出しそうだもの。
なん・・・だと・・・
提案を聞いたメイリィの表情が変わり、ドロニア様が護身用に持っていたナイフを奪って斬りつける。
いやいやいや、「知らない」はないだろう。
お前だ、お前。紛れもなくメイリィ、あなたがやったことだぞ。
ただの犯罪者である。
意識を失うドロニア様。この後どうなってしまうのだろうか・・・。
最終回は突然に
!?
唐突に流れ出すエンドロール。
!!???
え?終わった?ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団、終わった?
年末からこつこつプレイしてきたSwitch版『ルフランの迷宮と魔女ノ旅団』。
バッドエンドということで、なんとも〆らない結末となりましたが、ハラハラドキドキの展開には毎回驚かされてきました。
これは続編があるということなのかな?『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団2』の発売が今から待ち遠しいですね。
まる先生の次回作にご期待ください。
ありがとうございました。
夢だったのさ!
剛腕、再び
どうやら時間はメイリィに謝罪しに行く前に戻ったようだ。なんだ、夢だったのか。
出かける前にナイフを持ってくるのを忘れたドロニア様。
ルカを呼んでナイフの在処を探そうとするが、反応がない。それならいいとナイフを持たずに路地裏に向かうことに。
一応最悪の事態は避けられそうだ。
そうそう、先ほどはここでメイリィにナイフを奪われてバッドエンドになってしまったんだ。
パン屋のグリズリーパンチが炸裂。効果は抜群だ!
お、展開が違うぞ。
コンプレックスの塊だな。自分より恵まれた境遇の人間が嫌い。可塑性があって、未来が輝いている子供も嫌い。そして、自分の顔が嫌い。
愛と勇気だけが友達さ
アンパンマンかな?
パン屋だけにね!
(だからアンパンチだったわけですね)
全然関係ない話なんだけど、同じようなフォルムで「たこ焼きマントマン」っていうアニメあったよね。
怒り狂ったメイリィの腹いせに薬を飲まされてしまうドロニア様。
任意に好きな顔になれるというよりも、目の前の人間の顔を転写する薬らしい。
お前だよ(2回目)。
ルカの反応はもっともである。
いつもの凛としたドロニア様が、こんな・・・こんな・・・。グルテンっぽい見た目になっちゃって。
二度と元に戻れないというのは本当だったらしい。
ドロニア様、詰め甘すぎるでしょ。
ヴェルニアの記憶
一転、ドロニア様の回想シーン。
これはメイリィ姿のドロニア様を名乗る人物が本物なのかを確かめるために『星読みの石板』という魔法アイテムを使って記憶を探っているところだ。
普段ならばドロニア様の逆鱗に触れるであろう行為でも、今は緊急事態。半ばマリエッタに押し切られる形で意識の世界を覗くルカ。
魔女見習いなのにこんな高等アイテムを使えるなんて、ルカは実は魔法の素質あり?
仮面をつけていないバーバ・ヤーガ。相変わらずの強キャラ感である。
人形劇になぞらえて、悪魔(バーバ・ヤーガ)に足を捥ぎ取られたのかと思っていたら、もともとドロニア様は足が不自由だったようだ。
ドロニア様の夕闇色に染まる目を見て自分の元へ引き取ることを決めたバーバ・ヤーガ。
大魔女の勘で魔法の適性を見染めたのだろう。以後、危険と判断された瞳の力を使うことは禁止される。
ヴェルニアの転落劇
バーバ・ヤーガがわざわざ大金を支払って引き取ったというドロニア様(ヴェルニア)は、当初周囲の生徒たちから一目置かれていた。
同性好きのマリーという気の弱そうな女の子に対して、「恋愛は個人の自由だ」と恋愛の多様性を説くドロニア様。
クールビューティですぞ。
❝ドチビ❞で有名なフルネラとはこの頃からの腐れ縁なのか。
フルネラは魔法学校では優秀な生徒として認められていた。自分の力でのし上がってきた彼女にとってバーバ・ヤーガのお墨付きともいえるヴェルニアは目の上のたん瘤であったことだろう。
嫉妬した彼女は、持っていた残飯をヴェルニアの顔面めがけて投げつける。
売られた喧嘩は買うヴェルニアは瞳の力を使ってフルネラを操り、彼女を四つん這いにさせて犬の鳴き真似をさせる。
そして止めに床に散らばった残飯を四つん這いのまま食べさせるというどS極まりない命令を出す。
泣きながら残飯を食べるフルネラ。そりゃ犬猿の仲にもなるわ。
一部始終を見ていた周囲の生徒たちはドロニアの瞳の力を気味悪がり、次第にいじめの対象にするようになった。
全ては❝愛情❞なんだ
バーバ・ヤーガにきつく禁じられていた瞳の力を使ったヴェルニアは罰を受ける。
イサラとヴェルニアの肝が据わっているのか、この世界ではアバラ骨の一本や日本くれてやれという価値観なのか、「そんなこともあるさ」というテンションである。
やっぱり栗はドロニア様の好物だったのだ。
イサラ様の手作りクッキー・・・。生徒たちにばれたらまたいじめられるぞぉ。
どこまでも一途なイサラ。積極的だ。
まともな男がクラウスだけというのも残念過ぎる気もするが、その点は置いておこう。
確かに初めて話したときにヴェルニアに「友達になろう!」と持ち掛けた後に、「あれは冗談だ」とからかう場面があった。
イサラがヴェルニアに申し込みたかったのは、❝友達❞としてではなく、❝恋人❞としての関係。
またルフランの性癖歪んじゃうよ~。
深い、のかなぁ。
全ての人間関係は❝愛❞で説明がつく。家族愛、友人愛、師弟愛、人間愛・・・。
どこまでも純粋で真っ直ぐな言葉。
バーバ・ヤーガを殺す?
裏切り者?
途中から断片的な記憶が混入してくる。
ドロニア様だということは分かったけれど、本人も隠しておきたいようなつらい過去まで見えてしまった・・・。
ドロニア様、めっちゃ怒ってる。
「わたくしもずっとあなたのことを見ていましたのに」
ドロニア様をずっと前から慕っていた?もしかして、マリー≒マリエッタ?
まとめ
唐突にエンドロールが流れた瞬間は、「あれ?ルートの分岐間違えたかな?というか、分岐なんてあったっけ・・・」と戸惑ってしまった。
古典的な手法に引っかかってしまった感はあるが、あまりにも自然な導入過ぎて見事としか言えない。
ドロニア様の辛い過去も紐解かれ、物語も佳境を迎えそうだ。
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