バーバから解放される絶好の機会は不発に終わり、イサラは力を使いすぎた代償に視力を失うだけでなく政略結婚の駒にされてしまう。
ヴェルニアは親友を置いて逃げることはできず、バーバの監視下に甘んじることになったのが前回のお話。
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夕闇の悪夢
宿敵のバーバがこんなにあっさりと?
場面変わって、ヴェルニアが単身でバーバに奇襲をかける。
そんな目で私を殺せるとでも思ったか?
これはキツイお仕置きが必要だねぇ、と余裕綽々なバーバ。
なん・・・だと・・・。
絶対強者で畏怖の対象だったバーバにヴェルニアの魔力が勝る。
今までされてきたことの仕返しにと最高に残酷な命令を下すヴェルニア。
「焼きごてで自分の目を焼いた上でかまどに入って、自分で火をつけて死ぬまでじっとしていろ」
どんな発想だ。憎しみが積もり積もったらこんな思考にもなるのだろうか。
体を操られ、ヴェルニアの言葉に従うバーバ。
言われた通りに焼きごてで目を焼き、かまどの中で朽ちていった・・・。
あまりにあっさりすぎない?
まぁ、現代でドロニア様がメイリィの姿でバーバを殺害し、カラザの井戸に突き落とす事件が発生しているのだから、こんなに簡単に死ぬわけはないんだけどね。
強い思いで封じられた記憶の扉“夕闇の瞳”が開いた。
“厄”の魔女
諸悪の根源バーバ・ヤーガはこの世から消えた。
意気揚々とイサラの元に現れたヴェルニアであった。
なーに、バーバは死んd・・・
!!!
生きてる・・・。
めっちゃ殺意を抱いてるよ、このおばあちゃん。
ヴェルニアが今後イサラに近づかないよう、いつも以上に凄みのある声で威圧するバーバ。
そりゃビビるさ。目の前で死んだはずの人間が何でもないように現れるんだもの。
しかも逆らったら絶対に自分とイサラの命はないとわかるほどに強烈なプレッシャー。
強い思いで封じられた記憶の扉“厄の魔女”が開いた。
記憶の扉を開きつつ、迷宮探索を続けていると、過去の結魂書を過去にするような無慈悲な強さを持つ『白薔薇の結魂書』を入手した。
アタッカー枠の攻撃・防御・命中・回避を48%上昇させ、使いやすい攻撃ドナムが3種。
優秀な75%の全体回復とカヴン単体の強力なバフを備える。
おまけに経験値倍率120%と隙がない。
全枠『白薔薇の結魂書』にしたいくらいの万能さである。
空白の数年間
募る想い、手紙にしたためて
イサラに会うことを禁じられ数年経過。
ヴェルニアは成長して、すっかり大人になっていた。
フルネラは何も変わっていないな。
差出人の書かれていない手紙を開封せずにしまい込むヴェルニア。
気味が悪いから捨てるというわけでもないので、彼女には誰からの手紙かわかっている様子だ。
作中で何度か「私は王宮魔女だ」と発言していたドロニア様だったが、それは本当だったようだ。
王宮魔女になった時点ではヴェルニアである。
いつから“ドロニア”を名乗るようになったのだろう。
強い思いで封じられた記憶の扉“開封されぬ手紙”が開いた。
イサラが伝えたいことと旅の始まり
通い慣れた魔法学校を離れる前に親友イサラとの思い出の場所を訪れるヴェルニア。
やはりあの手紙はイサラから送られてきたものだった。
バーバから面会を禁じられているためイサラに会うことはできないが、ヴェルニアもきっと王宮魔女になった報告をしたいだろうな。
まぁ、政略結婚だったもの。時間の問題だよね。
一度限りの逃亡のチャンスが断たれてしまったことを言っているのだろう。
そして、共に自由を手に入れどこかで暮らそうという約束を果たせなかったことに対する謝罪。
イサラは数年の間に何通もの手紙を送り続けていた。
きっと今頃は子供も生まれて母親として生活しているのだろう。
あのときバーバから逃れられなかったせいでイサラとの面会を禁じられ、彼女は望まない結婚・妊娠を迫られて苦しみながら生活している。
それに比べて自分はまだ恵まれているのだろう。あのとき2人で逃げることができたら・・・。
過去にクラウスにされたことを思い出し嘔吐するヴェルニア。
イサラの手紙が魔力を纏っている。
イサラがヴェルニアに何かを伝えようとしている。
“小さな鍵”はドロニア様がロサテンプスに隠したという例のブツだ。
“ペンダント”というのは以前の誕生日イベントでドロニア様がルカに「お前の母のものだ」といって贈ったものだろうか。
ルカの母親=イサラ?
そして“古びた本”は妖路歴程?
3本目の鍵を手に入れた。
まとめ
ヴェルニアことドロニア様の辛くて悲しい過去を追体験し、親友イサラの想いと一緒に記憶に封じた鍵が具現化した。
あとはバーバに奪われた鍵の在り処さえ見つかれば3本の鍵が揃う。
徐々につながっていくストーリーから目が離せないところだ。