ブリと生しらすを手に入れたぞ!
と、いつもであれば何かしらの料理を作り始めるのですが、今回は素材の味を活かして「切るだけ」「煮るだけ」「乗せるだけ」にしようと思います。
特にレシピや調理過程を書くことはせず、ゆっくり食べながら気をつけるべきポイントに軽く触れていく形にします。
『ブリの刺身』と『生しらす丼』
いざ実食。色味が素晴らしいな。
生しらす丼
まずは生しらす丼からいってみることにしよう。
今回食材を仕入れたのはいつもの鮮魚店。
売り場のスペースこそ広くはないものの、珍しい魚介類をバランスよく取り揃えているので見ているだけで楽しい。
ここで食材を買うと決めた日は特にメニューを絞ることはせず、お店のイチオシを買ってきて気ままに調理することにしている。
今日は新鮮な生しらすが入荷されていたので、迷わず飛びついた次第である。
↑この量で税込400円しない。
都内で、しかも買ってきた生しらすを家で調理する機会はなかなかないため、僥倖であった。
少し冷ましたご飯に刻んだ大葉と海苔を敷き、
1枚の大葉の上に生しらすをたっぷり乗せて、
ネギを散らして薄口醤油をサッと回しかける。
本当は生のカボスを絞りたかったところだが、妥協してミツカンの柑橘果汁をかけた。
爽やかな酸味とフルーティな風味をお手軽につけられるのでおすすめである。
御託はこれくらいにして、豪快に掬い取って口の中に。
ねっとりとした食感と濃厚な甘み。大葉と柑橘果汁が爽やかな香りを際立たせ、ふわっと広がる海苔とネギの野性味。
今思うとおろしショウガを入れるのを忘れてしまっているが、しらす本来の優しい甘みを存分に味わえているので、むしろこちらも正解と言える。
昔どこかで食べた生しらす丼は内蔵なのか保存料なのか、若干の苦味があった気がするが、甘みととろみしかない。
絶品。絶品なのである。
ここは鎌倉。由比ガ浜。
なめこの味噌汁
ここでなめこの味噌汁。
いつだって安定して旨い。アベレージ95点くらいだろうか。
甘み際立つ爽やかな生しらす丼と出汁と味噌が香るなめこ汁。
これだけでも大満足なのに、もう1つメインがあるんだなぁ。
ブリの刺身
B・U・R・I☆
箸でプリッと切れるほどに柔らかな弾力を持ち、口に入れると豊かな脂の甘みが広がる。
鮮魚店では柵のものと刺身にされているものがあったが、自分の好みの厚さに切って食感を楽しみたかったので柵を選んだのだが、正解だったようだ。
醤油とごまポン酢を用意してみた。最近刺身を濃厚なごまで食べるのに凝っているようだ。
まずは王道のわさび醤油から。
ブリが新鮮で臭みがないことから、まるでホタテの貝柱を食べているような錯覚に陥る。
とろけるような柔らかさ、噛みしめるほどに染み出す上品な甘み。
ちなみに今回も日本酒を飲みながらの食事である。
このブリはつまみに最適だ。
続いてごまポン酢でいただく。
ごまの濃厚な風味と香味。そこに清涼感を付加するポン酢の柑橘感。
旨い。文句なく旨い。
最近ごまポン酢をよく使うようになったが、この調味料の汎用性には驚かされる。
豆腐や野菜にかけてサラダ風にするのもいいし、焼き・茹で・蒸しを問わず肉料理との相性もいい。
魚にも合うんだなぁ。
卵焼き
形の崩れた卵焼き。
だし巻き卵も美味しいけど、砂糖を多めに入れた甘い卵焼きの安定感と安心感は異常である。
箸休めとしても優秀だ。
卵焼きを作る頻度はあまり多くないけれど、卵焼き用の鉄フライパンが欲しいなぁとは昔から考えている。
どうしても優先度が低くなって買わずじまいなんだけども。
まとめ
今回は素材の味を存分に活かした、ほとんど手を加えない献立を紹介してみた。
スーパーで買えば肉も魚もまとめて揃うし便利ではありますが、そこをあえて肉専門店・魚専門店に足を伸ばして季節の食材を食卓に取り入れてみるのもいいと思う。
安くて新鮮で珍しくて美味しいを探してみてはいかがだろう。
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