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新じゃがの季節なので、スキレット一杯にポテトグラタンを作ってみた【しっかり炒めて作る簡単ホワイトソースのレシピ付き】

新じゃがの季節ですね!

煮てもよし、炒めてよし、茹でてよしの新じゃがですが、今回はド平日の仕事帰りに『ポテトグラタン』が無性に食べたくなったので思いつきで作ってみました。

久しくグラタンを食べていなかったので、スキレットいっぱいのとんでもないボリュームのポテトグラタンにしていきますよ。

『ポテトグラタン』を作る

材料(2人相当分)

  1. 新じゃが・・・・・中2個
  2. (新)玉ねぎ・・・中1個
  3. アスパラガス・・・2本
  4. マッシュルーム・・3個
  5. ピザ用チーズ・・・お好み
  6. バター・・・・・・30g
  7. 小麦粉・・・・・・20g
  8. 牛乳・・・・・・・450ml
  9. 固形コンソメ・・・1個
  10. 塩胡椒・・・・・・少々
  11. ドライパセリ・・・少々

 

①1.から4.の材料を食べやすい大きさに切る

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アスパラは斜め切りにして見た目と食感に変化を加え、他の材料は薄くスライスするのがおすすめです。

新じゃがの食感を楽しみたい場合は厚めにするのもいいですし、角切りとか荒いマッシュポテト状にしても美味しいですね。

 

②具材にひと通り火を通す

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あとで作るホワイトソースにも味をつけるので、こちらは軽く塩胡椒を振っておきましょう。
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グラタンは基本的にソースを温めて表面に焼き目がつくくらいで火から上げてしまうので、この段階でしっかり中まで火を通しておきます。f:id:marurinmaru:20190414091430j:image

既に美味しそう。

 

③【ホワイトソース】バターを溶かしてから小麦粉を加え、炒める

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フライパンの上でバターが溶けて行く様はいつ見ても目に、心に訴えかけてくるものがあります。
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バターが溶け切りましたら、
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小麦粉を投入します。

今回の調理で気を使うべきはここだけなので、丁寧にいきましょう。
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ヘラで小麦粉とバターを炒めていくと、このように固まりができます。

「ホワイトソース」と聞くと、綺麗な白色を維持しなければならず、焼き色が付くなんて御法度と思われがちです(最近まで僕もそう考えていました)。

しかし、小麦粉とバターを茶色掛かるところまでしっかり炒めることによって、最終的な仕上がりがまろやかでコクのあるソースになりますので、是非ここで丁寧に炒めていただきたいところです。

ちなみにソースの色ですが、あとで牛乳を入れて伸ばしていきますので、綺麗な白色はすぐに実現できますのでご安心を。

 

④温めた牛乳を少しずつ加えてソースを伸ばしていく

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小麦粉とバターを炒めている時点では、ポロポロの固形が点在しているだけで全くソース感がありませんが、牛乳を加えて丁寧に伸ばしていくことでおなじみのホワイトソースに近づいていきます。

ここでのポイントが“温かい牛乳を使うこと”“牛乳を少しずつ加えていくこと”の2点。

これを守ることでダマのない滑らかなソースが出来上がり、食感に大きく貢献します。

牛乳を入れて混ぜるというよりも練っていくというイメージですね。

ダマを潰しながら練りつけていく。牛乳が吸収されて水分が少なくなってきたら追加して更に練りつけていく。

フライ返し等でも出来なくはないですが、ダマを潰しきれないのでヘラ推奨です。
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牛乳を加えきった頃には美味しそうなホワイトソースが出来上がっています。

 

⑤ホワイトソースの味を整える

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コンソメを投入。
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塩胡椒で味付け。

個人的にはあまり強めに味付けをせずに、バターと牛乳の風味とコンソメ、他の食材の味を楽しめるくらいにしておくのが定番です。

ちなみに色にこだわる方は普通の黒胡椒ではなくて、ホワイトペッパーを使われるといいと思います。

ちなみにこの時点でホワイトソースにチーズを溶け込ませておくと、しっかり粘りが付き、コクのあるソースに出来上がるので隠し味に入れてみてください。
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グラタンにしてもいいし、ドリアにしてもいいし汎用性が高いですね。

注意点はいくつかありますが、作ってみると本当に簡単で、出来合いのものやお店のもの顔負けのホワイトソースができますので、是非お試しください。

 

⑥具材を全て合わせてスキレットで焼く

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炒めた野菜とホワイトソースを和えていきます。
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スキレットに収納したときのインパクトがすごいですね。

パンパンですよ。
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そこにおまけのマスタードチキン(ミニレシピをあとで紹介します)をあしらって。
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チーズドサー。ここは完全にお好みですね。

グラタンなんてたまにしか作らないので、チーズを躊躇するなんてもったいない。

カロリーの神様、お許しください!

 

スキレットだけだと表面に焼き色がつかないので、適宜オーブン等でチーズを焦がすと見た目的にも味的にも大満足ですね。

それでは実食編に移ります。

 

実食

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これは・・・。

なんて暴力的なビジュアルなんだ!

内容量的には1キロ近くありそうですね。
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謎の1円玉との比較。

せっかくのグラタン、熱々のうちにいただきましょう。
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チーズの表面がカリカリになっていて、パリッザクッとスプーンが沈み込んでいきます。
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リフトアップ。

最初の一口を頬張ると、チーズの香ばしさと塩味、牛乳とチーズの旨みと甘みが口いっぱいに広がります。

旨い。旨すぎる・・・。

こんなに美味しいものをスキレットいっぱい食べられるなんて幸せですね。
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一応今回の料理の主役の新じゃがくん。

ホクホクだけれど水分量が多くしっとりしていて、食べ応えあり。

グラタンといえばマカロニですが、今回はマカロニの主食枠を新じゃがくんが担っています。
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グラタンには欠かせないと思っているのがアスパラガスです。

繊維を感じさせる、ザクットロッとした食感。

じゃがいものホクホク、玉ねぎのとろとろ、マッシュルームの弾力、アスパラガスの歯ごたえ。

これだけの分量ながら飽きることのない食感の応酬です。
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そして、特別ゲストのマスタードチキンさん。

以前記事にもした自家製ハーブソルトの初陣として鶏肉をテーマにしまして、グラタンを作らなければ夕食のメインになっていたはずのお方です。

↓ハーブソルト製作編です。

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簡単にレシピを紹介しますと、

【材料】

  1. 鳥もも肉・・・・・・・1枚400g程度
  2. ハーブソルト・・・・・適量
  3. プレーンヨーグルト・・大さじ2杯
  4. 粒マスタード・・・・・大さじ1杯

 

鳥もも肉は食べやすい大きさに切り、ハーブソルトで下味をつけます。

これをプレーンヨーグルトと粒マスタードと一緒にジップロックに密閉して冷蔵庫で1日放置。

あとは焼くだけです。

ヨーグルトと粒マスタードは味付け風味付け兼肉を柔らかくする作用もあるので、しっとり柔らかいハーブチキンが出来上がります。

 

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完食。いやー、食べた食べた。

しばらくグラタンの類はいらないですね。

 

まとめ

グラタンをホワイトソースから作るというと、「え?そこから作るの?」「手間がかかってるなぁ」という反応をもらいがちだが、作ってみると意外と簡単。

というか、極めてシンプルでいくつかのポイントを押さえて作れば誰でもお店顔負けのホワイトソースを仕上げることができるので、ぜひぜひお試しいただきたいところです。

①小麦粉とバターを焼き色がつくまでしっかり炒めることと、②温めた牛乳を練りつけるように丁寧に伸ばすこと、この2点を守ればみんなホワイトソースマスターだ!

 ↓他のスキレット料理の記事はこちらからどうぞ。

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