ルカの治療に専念する地上のドロニア様の想いを受けて、最後の鍵をなんとしてでも見つけたいレキテー一行。
迷宮アマデウスは千年無人の孤島であり、そこではポルテという名の少女が島の外部から船で運ばれてくる棺桶を保管する墓守を務めていた。
彼女は黙々と仕事をこなしているが、同時に何かを待っているようだ。
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謎の深まるアマデウス探索、第2幕開始です。
お前の手は、こんなに小さかったんだな・・・。
魔女の軍勢がルフラン市に到着するまで残り5日。それまでに鍵を見つけてドロニア様に届けなくては全てが手遅れになってしまう。
陽光の差す修道院の一室。
ドロニア様は体力がある方ではないのに、きっとルカのために一晩中魔力を供給し続けていたんだろうな。
口調はいつものドロニア様だが、語気はとても穏やかで優しい。
ルカ、あまり寝坊するとドロニア様が怒っちゃうぞ。ドロニア様は料理も掃除もできないお方だから、ルカがついてないとダメなんだよ・・・。
優しくとくとくと言葉を紡ぐドロニア様。
人のために何かをしてあげるなんて以前のドロニア様からは想像もつかないけれど、彼女を変えたのは他でもないルカの存在だった。
「お前の手は、こんなに小さかったんだな・・・」
あかん、泣ける。。。
モルグに潜む第三者の存在と親衛隊と
墓守ポルテの日常
今日も変わらず墓守の仕事に勤しむポルテの姿がそこにはあった。
日々変わらぬ生活の中でキラキラした何かを探しているのかな。
普段歩き慣れた道でもちょっと横道に入るだけで「こことあそこは繋がっていたんだ!」とか「こんなところに店があったのか!」というような発見があるもんね。
この口ぶりからは、ホーリーが毎日ポルテの動向を観察しているようにも聞こえる。
まぁ無限に繰り返す❝今日❞の中でずっと建物中にこもってじっとしていたら気がおかしくなってしまうだろうし、当然と言えば当然か。
前にピカピカの皿を満足げに見つめていた。
彼女の墓守としての使命を繰り返すだけの色のない毎日に変化と彩りを与えてくれるものは、彼女が興味を持つような遺留品なんだね。
徐々に迷宮内も進行できる場所が増えてきたので、2階に上がってみることにする。
2階はフェーヌムでもあったようなレキテーのカルマ値に比例してダメージを受けるフィールドらしく、悪行三昧の人形兵一行にゴリゴリダメージが蓄積していく。
このカルマが爆上がりしている主原因は、迷宮内でエンカウントする「聖獣ムゥ」というモンスターを倒すたびにカルマ値が+20されることにあるのだが、戦闘から逃げても追いかけてくるため倒し続けた結果がこのざまである。
↑カルマ値の上限は99なのに、聖獣ムゥを一体倒すごとに+20とはなかなかえぐい仕様である。
一旦拠点に戻って魔女嘆願で贖罪をし、再度アマデウスへ。
神の啓示
2階でポルテが壁の張り紙を見ていた。
モルグ内に保管されている棺桶の数は膨大だろうから、この張り紙を目安に期限の切れたものを穴に落としていたのか。
一行が張り紙に触れようとしたところ、ポルテに体当たりをお見舞いされた。そんなに大事なものだったんスか・・・。
なんで掲示と紙に「❝❞」がついているのかと思えば、❝神の啓示❞とかけているのか。
・・・。
山田くん、ホーリーさんの座布団、全部持って行っちゃいなさい。
確かにそういうことになる。ポルテはその人の存在を知っているのだろうか。
1階に戻り散策を続けていると、地下の鍵が開いていた。先ほどの張り紙に地下の棺桶が入っていたのだろう。僥倖僥倖。
どこにでもついてくるホーリー。客人が珍しかろう。
ポルテはピカピカ光るものが好きだそうだ。以前遺留品の中からピカピカ光る皿を見つけて嬉しそうに眺めていたね。
今、ポルテはひとり部屋の中でピカピカに光る月を眺めている。「月も彼女にとってはコレクションの一部」か。
また上手いこと言って。ホーリーの顔がドヤっているようにしか見えなくなったじゃないか。
ああ、❝今日❞は終わるんだね。
まだ話の全容は見えてこないけれど、どうやらモルグ内にはポルテ以外の第三者が存在して、間接的にポルテに墓守の仕事を支持しているようだ。
そして、ポルテが神の啓示を崇めており、彼女にとってそこに書かれた言葉は絶対であることも同時に伺われる。
ヨスケ!ヨスケじゃないか!
魔女報告へ戻る前にエンカウント。気持ち悪いシンメトリーだなぁ。
それはさておき、
ヨスケ!ヨスケじゃないか!
親衛隊・・・。一体何を親衛しているというのか・・・。
ドロニア様とルカの関係
アマデウスでの1日は現実世界での1日に相当するようだ。いよいよ時間も無くなってきた。
おお、包帯がとれたんですね。麗しゅうございます、ドロニア様。
確かに疲れは見えるものの、表情は非常に柔和である。この表情が一番好きかもしれない。
ドロニア様の言葉なら信じてしまうのだろう。ルカはドロニア様のことが大好きだから。
❝おばちゃん❞呼びを根に持つドロニア様。ドロニア様って何歳なんだろう。
子供時代のヴェルニアが15歳くらいだとして、イサラと出会って月日が流れ(2年想定)、その数年後に王宮魔女になっている(5年想定)。
既に外見は今のドロニア様と同じであり、15+2+5で22歳くらいか。
そのときまでイサラから届いた手紙は読んでいないがその間にルカが産まれている。
ルカの年齢は恐らく6歳か7歳くらいだが生まれた時期までは特定できない。
イサラからの妊娠報告の手紙が直近のものと考えれば、ドロニア様の現在の年齢は27か28位と見るのが妥当だろうか。
ドロニア様・・・。
不思議な男オラクルと魅力的な提案
オタサーの姫
再びアマデウスへ。
これが有名な❝オタサーの姫❞だろうか。
やはり姫がいると統制がとれている。形あるのに❝偶像❞ねぇ・・・。親衛隊たちは「聖ナルシア偶像」を理想の女性として崇拝しているのだろうな。
長年色々なRPGをプレイしてきて、このタイプのフォーメーションは中心のリーダーが号令をかけて強力な合体攻撃を仕掛けてくるのが定石だ。
まずは「聖ナルシア偶像」から叩かせてもらう・・・!
姫が倒されて、親衛隊めっちゃオロオロしとるやん。
親衛隊「鬱だ、死のう・・・」「お母ちゃん、おれ、実家帰るよ」「ナルニアたまぁ」
結局彼らは何だったのか。その謎は保存期間が過ぎたらポルテに廃棄してもらおう。
ポルテ以外の島の住民オラクル
2階の神の啓示を見に行くと、やたら顔色の悪い男が立っていた。
「悪魔城ドラキュラ」の中ボスで出てきそうな外見だ。この男がホーリーが言っていたモルグのもう一人の住民なのかな。
歓迎されている・・・のか?
このオラクルと名乗る男がポルテに指示を出していたのか。
❝モーラ❞?
また知らない名前が出てきた。確かに鍵は探しているし、話が早そうだ。
え、そんなにあっさりくれるの?
「私の大好きな白薔薇にかけてね」の下りはよくわからないけど、鍵の授受が彼なりの使命なのだろう。
2日後か。
まだ魔女の軍勢が押し寄せるには猶予があるけれど、そんなに簡単に手に入る鍵が仮に偽物だったら目も当てられない。
しかしながら、他の手がかりもないし信じるしかないだろう。
信じること
外に出るとポルテが船の到着を待っていた。
なるほど、オラクルは鍵の存在をポルテに知らせないように嘘の予定表を張り出してポルテをおびき出したのか。
あの掲示がポルテにとって大事なものだからこそ成り立つ手法だけれど、なんだか可哀そうだな。
ぽつぽつとホーリーが語り出す。
つまり子供と女性が写った写真を見て、子供はポルテの幼い頃、女性を自分の母親と思っているわけだ。
なんとも当てのない話だけれど、毎日淡々と繰り返す、それこそ千年無人の孤島で墓守を続けていくという気の遠くなる所業は何かを信じないとやっていられないだろう。
自分の信じるものが真実か虚構かはあまり関係なくて、信じ続けることが救済なのかもしれない。
残り3日。オラクルのことを信じるしかなさそうだ。
まとめ
朧気ながらポルテがモルグで墓守を続ける意義が見えてきたように思う。ただ、彼女は何かの大きな力で墓守であることを強いられているような印象も受ける。
彼女に救いはあるのか。物言わぬ彼女の真意を聞きたいところだ。
アマデウスを訪れた主目的である鍵については、かなり怪しいところはあるものの達成することができそうであり、ルカが元気に回復してくれれば大円満だ。
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