足を踏み入れた当初から不穏な雰囲気が漂っているアマデウス。
この島の住民はポルテというもの言わぬ墓守の女の子、彼女に神の啓示を通じて指示を出す男・オラクル、彼らの動向を見守る人魂のホーリーの3人という不思議な環境です。
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我々がこの迷宮を訪れた目的である鍵の入手はトントン拍子で完遂できそうですが、本当に信じていいのでしょうか。
疲れもあると思うけど・・・
運命の日まであと3日。
ドロニア様が全身全霊をかけて治療に当たるも、ルカは一向に目を覚ます様子がない。
以前、ドロニア様がパン屋のメイリィの姿になっていたときに勝手に夢を覗いたことを償いたいというマリエッタ。
あの夢の内容が全て真実だとすると、ドロニア様が歩んできた人生はあまりにも壮絶で耐え難いものだったことだろう。
絶対に人に知られたくないばかりか、自分の記憶から抹消してしまいたいくらいの恐怖や失望が渦巻いていた。
しかし、ドロニア様は疲れももちろんあるだろうが、どこか憑き物がとれたようなさっぱりしたご様子だ。
体力はとうに限界に到達しているのに、彼女を突き動かすのは純粋な愛なのだろうか。
ポルテが待ちわびた結実のとき
隠れきれて、なかったですね・・・
アマデウスに戻るとホーリーが何やら興奮気味に話しかけてきた。
どうやらポルテはオラクルの存在を認識していたらしい。
まぁ、隠れ続けるのも限界があるだろうし、張り紙が変わって入ればポルテも気づくよね。
ポルテを呼びかける声
ポルテはいつもの船着場で船を待っていたが、急に何かに取り憑かれたかのように苦しみだした。
(ファミチキください)
(・・・!!こいつ直接頭の中に!!)
謎の声曰く、ポルテが千年もの間に積み上げてきた墓守の仕事が報われる日が来たという。
オラクルの口調ではないし、アマデウスには他にも人がいるのかもしれない。
これから何が起こるかは分からないけれど、千年も待ち続けたポルテの抑えようのない喜びが伝わってくる。
明日の朝・・・。
オラクルとの約束では、明日最後の鍵を受け取ることになっている。
貴重なパン屋さん、ご追悼
すっかりいつもの調子を取り戻し、ドロニア様にベタベタのマリエッタである。
ドロニア様が魔力を供給する手を邪魔しないように、片手で食べられるサンドイッチを用意したそうだ。
マリちゃん、気が利くね!
食欲がないというドロニア様だったが、せっかくの食事だとサンドイッチをかじってみる。
かてぇ!!
パンがカッチカチらしい。
マリエッタが言うには、ルフラン市の唯一のパン屋であるメイリィが穢レ人に連れ去られてしまったので、現在はパン屋不在の状態とのこと。
パン屋1軒ってどこの田舎だ。ルフラン市内のパンの供給を一手に引き受けていたメイリィは実は凄い奴・・・?
ドロニア様はルカも鍵も諦めていない。それでこそ我々のドロニア様だ。
オラクルの長い長いお話、明かされる真実
“アシキモノ”の封印と鍵の守護が使命
約束通り鍵を渡してくれるらしいオラクルに連れられ、地下を進んで行く。
「既に滅びている」とはどういうことだろう。
オオガラス・・・。
以前ドロニア様の瞳術でヌッタマッタに真実を吐かせようとしたときにそんな単語を聞いたような気がする。
まぁ、オオガラスって大したことないでしょ。ドラクエⅢのアリアハン周辺に出てくる雑魚敵だもの。
↑こいつ。
はぇー、そんな凄いやつなんスね。
オオガラスと呼ばれる強大な厄災の分離体が“アシキモノ”と呼ばれる邪神らしい。
モーラ。オラクルに何らかの予言を残した人だったよね。
え・・・。
さっきポルテに「我は神なり」とか呼びかけていたあの声がアシキモノなのでは?
そして、ポルテが絶賛開扉中だと思うんだが。
“聖槍”と呼ばれるアイテムでアシキモノを封印しており、力を保持し続けるためには人の魂が必要らしい。
ウンブラで大統領アリスの不死の力を解除して、本来のウジの姿に戻した魔法アイテムが聖杖ヴォーパルだったっけ?
あー・・・、確かアリスは人を壁の中に生き埋めて建物を作るとかいう頭がいかれたことをしていたし、大量の魂を供給していたとすれば合点がつく。
なるほど。アマデウスのモルグに魂を集約するためにポルテを利用していたのか。
何度かストーリーに出てきた“フルーラ”という名前。
宝箱の封印にも用いられている名前だから馴染みはあるのだが、その詳細は不明だった。
厄の魔女・・・。新しい名前・・・?
アシキモノと鍵のつながりは飛躍しているように思えるけど、「アシキモノの封印」と「鍵の秘匿」は急務かつ永久のテーマであるようだ。
フルーラは何らかの意図で鍵を外部から認識不能にするためにオラクルに取引を迫る。
オラクルは結局取引に応じたわけだが、得たものは“永遠の命”とは名ばかりの、「死にたくても死ねない魂の呪縛」だった。
オオガラス、アシキモノ、ポルテ
なん・・・だと・・・。
オオガラスの片割れがアシキモノで、その分身がポルテ。
彼女はアシキモノの人格からは分離された存在で、記憶もプレーンな状態だった模様。
“神に愛されし者”?
確かに神の啓示が行動規範と考えれば、少しは気が楽になるだろう。
その“神”が人と知っていたら千年も同じような時間を過ごすことなどとてもできなかったに違いない。
ポルテ、いつからそこに・・・?
やはりポルテに呼びかけた謎の声の正体はアシキモノであった。
アシキモノは自己の分身であるポルテと通信手段があるにもかかわらず、今この瞬間まで隠し続けた。
レキテーという千年ぶりの客人にオラクルが気を取られ、ポルテから目を離す数十分の間に彼女に指示を出し封印を解放させた。
全てはこの日のため、この瞬間のため。千年の時の牢獄の中でじっと機を伺っていたのだ。
アシキモノの封印が解かれたことで、オラクルに課せられた重責のひとつは役目を終えたわけだ。
魂の解放
責任を果たすことはできなかったけれど、これで不死の呪いから解放される。
フェーヌムのミノ虫公も同じような境遇だったのだろう。
最後の言葉から彼の寂しさと諦め、生命体として自然に帰ることの安堵が伝わってくる。
我々が手に入れるはずだった鍵をポルテに持ち去られてしまった。
アシキモノの封印が解かれてしまったという事実も重大だが、鍵の入手も至上命題なのだ。
残り1日。ポルテを追いかける一行。間に合うか・・・。
まとめ
この島が訪問者を寄せ付けない孤島であることの意味、ポルテがひたむきに墓守の仕事に取り組む経緯、オラクルがポルテから隠れ続ける秘密。
断片的だった情報が集約化され、1つに繋がりつつある。
解き放たれてしまった強大な力・アシキモノの今後、ポルテに持ち去られた鍵。
問題は山積みだけど、方向は見えてきたぞ。
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