うたかたラジオ

お代は“ラヴ”で結構です。

【ヒラマサのあら煮と刺身】天然もののヒラマサが手に入ったので、ヒラマサ祭りを開催しました。

ここ数日外食の機会が多かったので、家でのんびりと食事を楽しみたいと思い、毎週末恒例の鮮魚店への買い出しに出かけてきました。

濃いめに味付けした煮魚が食べたかったので、キンキと迷いましたが、圧倒的に安かったこちらに決定。

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ヒラマサの頭ー!

この食べ応えがありそうなヒラマサのあらがなんと150円。
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俺もおるでよ。

頭1匹分ですね。今回はこれを甘辛く“あら煮”にしていこうと思います。
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そして売り場を歩いていると、ヒラマサの身も発見。こちらは300円ほど。文句なしに安いですね。

こちらはもちろん刺身にしていただくとしましょう。

ちなみに、驚くべきことにこのヒラマサ、天然ものです!

天然のヒラマサがこんな値段で手に入るとは・・・。恐るべし、近所の鮮魚店。

『ヒラマサのあら煮』を作る。

材料(2人分)

  1. ヒラマサのあら・・・1匹分
  2. 大根・・・・・・・・1/4本
  3. 卵・・・・・・・・・3、4個
  4. 小松菜・・・・・・・2株ほど
  5. 生姜・・・・・・・・ひと欠
  6. 醤油・・・・・・・・大さじ5
  7. みりん・・・・・・・大さじ4
  8. 砂糖・・・・・・・・大さじ4
  9. 酒・・・・・・・・・150ml
  10. 水・・・・・・・・・200ml

 

※卵と小松菜は彩り用なのでなくても構いません。その場合は水の量20ml〜30mlほど減らしましょう。

※基本的に煮魚を作る際は醤油、みりん、砂糖、酒を1:1:1:1で作ることが多いですが、今回はご飯が進む様に醤油多め、臭み消しに酒多めで調理しています。

 

調理開始

①大根を1.5cmくらいの厚さに切り面取りをした上で隠し包丁を施す。

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皮は厚めに剥き、面取り(大根の角を落とす)をします。

大根の外皮近くは繊維が筋張っていて食感が悪いので、大胆に剥くのが吉。

面取りをすることで表面積が増え、より多くの煮汁に触れることができますし、煮崩れを防ぎます。

盛り付けの際に下になる面に十文字に隠し包丁を入れることで、更に味が染み込みやすくなるので、一手間も二手間もかけていきましょう。

 

②米のとぎ汁で大根を湯がく

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米のとぎ汁は灰汁を吸着する効果があるため、大根独特のえぐみを取り込んでスッキリした味わいにします。

大根は中が透明になるまでじっくり煮込みましょう。

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大根を下茹でしている間に生姜も仕込んでおきます。

今回は臭み消し用の生姜の他に付け合わせに千切りの生姜も作っておくことにします。
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最近気づいたのですが、臭み消し用の生姜は食べるわけでもないので皮の部分でいいんですよね。

 

③大根が煮えたら冷水にとる

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↑大根を煮るついでにゆで卵を作ってしまうという横着。卵は10分ほどで引き上げます。

大根の灰汁を吸着してもこもこと浮いてきていますね。
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大根の中が透明になったら引き上げどき。
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冷水にとってしばらくすると更に大根が澄んで透明に近づいて行きます。

 

④ヒラマサのあらをサッと茹で、血合いを落とす。

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血合いを流水で流し続けるのもいいですが、サッと火を通して固めた方が取りやすいです。

また、表面に火を通すことで臭み消しにもなります。

 

⑤6.から10.までの調味料とヒラマサのあら、茹でた大根、生姜を入れて煮る。

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大根が餅みたいで美味しそうですね。
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いつもの落し蓋。
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もう少しで仕上がるかなというところで小松菜を生のまま投入。
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小松菜に火が通ったら、それを別皿に移しておき、
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火を消して、ゆで卵を投入。あとはじっくり卵に色がつくまで放置しておいて、頃合いを見て皿に盛り付けましょう。

 

実食

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大盛りご飯とヒラマサの刺身を添えて。
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色味美しく、ボリューム満点。
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鰤やヒラマサは身を厚く切ってモチモチの食感を楽しむのが1番美味しい食べ方だと思います。
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なんというインパクト。
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醤油につけて、ご飯にワンバウンド。刺身とご飯だけでもご馳走ですね。
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ではでは、メインのあら煮をいただくことにしましょう。

頭の部分と侮るなかれ。可食部はかなり大きくて、脂ノリノリですので、ここを捨てるなんてとんでもない。

あらやカマの部分は比較的安価に手に入るので、売り場で見つけたら最優先で確保したいところです。
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ここで煮汁を忘れたことに気づき、すぐにかけてきました。

箸で掘削すれば美味しい身が出てくる出てくる。
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大根も染み染みですね。丁寧に下拵えと下ゆでをしたので食感が非常に柔らかく、えぐみが一切ないベストな状態です。
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卵の方もいい茹で加減。茹で卵を足すことで急激にボリュームアップしますね。
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目の周りにも肉がたっぷり。ここがしっかりと締まっていて、かつ、脂も乗っている美味しい部位です。
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こんなに綺麗に取れちゃって。
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ヒラマサ「寒い・・・寒い也・・・」

ご馳走様でした!

あら煮の半身は明日の分。刺身の残りは漬けにして、これも明日に。

圧倒的コスパ、そして圧倒的満足感。身体にいいものをたくさん食べたなぁという感覚です。

 

まとめ

鮮魚コーナーの端っこでひっそり売られていることの多い魚のあらもしっかり調理すれば美味しくボリューミーにいただけます。

美味しくて安い食材なので、「見つけたら優先確保!」の精神で是非お試しいただけたらなと思います。