少し間が空きましたが、『伝説のすた丼』期間限定メニューに挑戦する企画。本日も始まります。
↓前回のすた丼記事はこちらから。
早速、今回の限定メニューの紹介に入ります。
『豪快がぶりとんかつ合盛りすた丼』
「並盛のボリュームそのまま」の言葉が本当ならば、通常のすた丼にキャベツととんかつ100gを加えた大満足メニューということになります。
豚丼にとんかつを載せたらいいんじゃね?という中学生のような発想、実に素敵ですね。
最近思うんですけど、期間限定で合盛りをよく見かけるようになってレギュラーメニューのいわゆる❝すた丼❞を食べることも多いのですが、やはり主軸メニューだけあって完成度が段違いなんですよね。
合盛りというだけで期待が高まりますが、今回はまさかのとんかつもプラスされるので、すたど二スト(今作った)の血が騒ぎますよ。
『豪快がぶりとんかつ合盛りすた丼』
アントワークスさんの粋な心意気
いつものすた丼屋に向かったのは販売初日の7月29日。この肉肉しいメニューを29(にく)の日にぶつけたかったという強い意志を感じる。
すた丼屋の29日といえば、提供されるすた丼の肉を無料で1,5倍にできるというキャンペーンを行っている。
しかしながら、上掲の画像にも書かれているように、対象はレギュラーメニューの一部のみであり、当ブログでいつも食べているような期間限定メニューはこれに含まれていない(有料で肉増しや飯増しは当然できる)。
まぁまぁ、僕が食べたいのは期間限定メニューだ。それくらいのディスアドは甘んじて受け入れよう。
食券を買い、席に着く。店員さんが現れ、食券をちぎる。
「本日29日の肉の日は無料でお肉の増量ができますが、いかがなさいますか?」
なん・・・だと・・・?
まさかこの期間限定メニュー、肉の日の適用を受けるのか。調べてみると、7月限定で合盛り丼の肉を増量しているらしい。
そうか、アントワークス。あなたが神だったのか。
となると、肉が1,5倍になってとんかつが載ってくるのか。こいつは大変なことになったぞ。
いざ実食
とんかつの揚げ時間もあってか、普通のすた丼よりもかなり遅めの提供となった。
待っている間にも店内の各所でオーダーを繰り返す声が聞こえてくるが、合盛りすた丼の比率は高いようだ。
普段期間限定メニューが出ているときでもレギュラーのすた丼は強く、これが大勢を占めているのが常だが、今回は「並盛のボリュームそのまま」が効いているのだろうか。とんかつも目新しいしね。
ドン!
これは・・・。なんてわんぱくなビジュアルをしてやがる・・・。
確かにすた丼の肉が見るからに増量しており、日出る国ジパングとでも言わんばかりの太陽の如く顔を出すとんかつ。
なんだろう、ワクワクするのと同時に安心する。
アップ。
これは絶対旨いよ。うん。
いただきます。
まず、豪快にとんかつをがぶりといく。
見ての通り、肉の厚みこそ大したことはないのだがしっかりとロース肉柔らかさを感じ、これを包む衣のザクザク感が堪らない。
そして、どぶ漬けソース。味が絶妙で、甘みと酸味がいい塩梅である。恐らくこれがしょっぱいに傾きすぎると、とんかつ単体でご飯のおかずと考えれば正解かもしれないが、丼全体としてみると塩分過多でまとまりが悪い。
この優しい甘みこそしょっぱめに味付けられたすた丼の良い箸休めとなり、それでいてとんかつ自体のパンチもあるため、途中で食べ飽きることがない。
キャベツがこんもり盛られているのも嬉しい。肉をひたすら食らっているという罪悪感を突き抜ける青空に昇華させてくれる清涼剤的ポジション。そこにいたのか、そこにいてくれたのかと言いたくなる。
こいつ、計算され尽くしている・・・。
ノーマルすた丼の肉はもちろん美味しく、生卵のマイルドさも相まって安定の美味しさだ。
しかしながら、この完成されたレギュラーメニューの邪魔をしないばかりかちょうどいい休息を与えてくれるどぶ漬けかつ・・・。こんな隠し球があったとはね。
大変美味しゅうございました。
最近の合盛りメニューの中では断トツに美味しかった。これは期間中にもう一度食べに行くだろうな。
まとめ
毎回楽しみにしているすた丼の期間限定メニューは外れることは滅多にないのだが、レギュラーの「すた丼」の完成度が高すぎて手放しに高評価をすることを躊躇うことが多かった。
しかし、今回の『豪快がぶりとんかつ合盛りすた丼』はまさかの組み合わせで奇跡的な妙技を実現しているので、是非ご賞味いただきたいところである。
↓最近のすた丼記事はこちらから。そろそろまとめ記事が作れそうだ。