何となく毎日を過ごしていて、特に過重な労働をしているわけではないし、不摂生な生活をしているわけでもないのですが、暑い夏を耐え抜いてきて身体の中に「凝り固まった疲れのようなもの」を感じているところです。
夏を頑張った自分に何かご褒美をあげてもいいのではないだろうか。
疲れを取る・・・うーん、
スパジャポに行きますか!
最近お気に入りの東久留米にある新しいスパで、当ブログでも過去に紹介している施設です。
このスパジャポことスパジアムジャポンは上の記事でも書いているように、提供している設備やサービスは文句なしの一級品ですが、オープンしたばかりで施設がきれいなことと入館料が安いことで非常に混雑します。
加えて一部の利用者のマナーが悪く、現状、長居したいとは思えない残念さがあります。
でも、これらを回避する裏技があるんですよ。
そこで今回は裏技を駆使したストレスフリーなスパジャポの楽しみ方をご紹介したいと思いますので、「気になっているけど人混み苦手なんだよな」という方や「前に行ったときマナー悪い人が多くてうんざり」という方は是非読んでいただきたいです。
ストレスフリーなスパジャポの歩き方
唯一のポイントは時間の選定
『裏技』と大げさに書きましたが、結局は「人が多い時間帯に行かなければいい」だけなんですよね。母数が少なければマナーの悪い人も比例して少ないわけで。
僕がスパジャポを訪れたのは今回で3回目で、最初がゴールデンウィーク真っ只中、2回目が平日の昼間、そして今回も平日の昼間でした。
まず、こういったレジャー施設で平日よりも休日が混雑するのは自明の理なので、可能であれば休日は避けるべきです。
そして、時間帯の目安は大体12時半くらいから混み始めるということが言えそうです。
「言えそうです」と言葉を濁したのは、最初の訪問、2回目は12時半頃に急に混みだしてきて離脱しており、今回はそれを見越して12時頃に出てきたので、それ以降の時間を実際に見ていたわけではないからです。
ただ、ひとつ言えるのは、訪れる人間が共通して考えているのは「ゆっくり温泉や岩盤浴を楽しみたい」ということです。
↑男前
そうなると利用者の平均滞在時間は長くなるのであって、一度混み始めたら慢性的な混雑は避けえないということになります。
そのため、一日を通せば比較的空いている時間もあるとは思いますが、確実に空いている時間というならば「混み始めるまでの時間」が狙い目です。
スパジャポの開館時間は9時なので、
9時から12時くらいまでがゴールデンタイム
と断言させていただきます。
ゴールデンタイムの3時間をどう使うか
スパジャポには広い休憩スペースや漫画エリア、食事エリアなど魅力的な設備がたくさんありますが、「とにかく温泉と岩盤浴を満喫したい」という方におすすめの楽しみ方をご紹介します。
10分(入館手続き)→30分(温泉)→10分(休憩)→40分(岩盤浴)→10分(休憩)→30分(岩盤浴)→温泉(40分)→10分(退館手続き)
計180分。
ストレスフリーな楽しみ方と謳っているので厳密な時間を提示するのは憚られたのですが、温泉でジャブした後の岩盤浴ワンツー、温泉フィニッシュを是非体験していただきたいのでこのような形になりました。
時間はもちろん目安ですし、僕が岩盤浴大好き人間なので偏りはお許しください。
さて、それでは各過程についてちょっと個別解説していこうと思います。
①10分(入館手続き)
入館手続きをあえて取り上げたのは、「手続きがスムーズに進まないから」です。
上掲の記事でも書きましたが、入館手続きに問題ありなんですよね。
入館までの流れは、
a.下足箱に靴を入れて鍵(リストバンド付き)を引き抜く→b.入口に設置されている端末で入館料を支払い、先ほどの鍵に支払い情報を読み込ませる→c.鍵を入場ゲートにかざしてゲートを抜け、受付に向かう→受付でタオルや着替えを受け取る
非常に簡単で合理的なシステムなのですが、「b.」が非常に厄介で、端末前での行列必至なのです。
端末は4台あり、そこに分散して並んでいくわけです。
最近は飲食チェーン店の券売機やスーパーのセルフレジで液晶端末を使ったものを多く見かけますが、イメージとしてはそんな感じです。
しかし、操作性が悪すぎる。
50前くらいの方なら何の問題もないのですが、おじいちゃんおばあちゃんは操作が分からず手が止まる。スタッフの数がそもそも少ないので基本的に放置。
運よくスタッフの方が現れても付きっきりになってしまって行列は伸びていく。
スパジャポの入館チケットは事前にクレジットカードで決済することができ、数百円の割引が受けられるのですが、クレジットカード決済の人も現地支払いの人も同じ端末での鍵の認証になるので、事前購入のメリットが割引しかないんですよね。
映画館によくあるような事前決済専用端末があってもいいと思いますよ。
ちなみに今回はシルバーデーの日に当たっており、シルバー専用端末が用意されていましたがとんでもない行列ができていました。
その反動で残りの3台はスイスイだったのが皮肉ですね。
②30分(温泉)→10分(休憩)
スパジャポには炭酸湯やジェット噴射のマッサージ湯、季節の芳香湯やシルク風呂など様々な温泉が用意されているので、まずは挨拶がてら30分ほど楽しむことにします。
個人的にはここであまり温まり過ぎないことをおすすめしたいです。そして、次の岩盤浴に向けてしっかりクールダウンするのが重要です。
③40分(岩盤浴)→10分(休憩)
岩盤浴は呼吸を深めながら、じっくりじっくり身体を温め、じわりと汗をかくのが醍醐味です。
(https://spajapo.com/bedrockbath/)
まず場所の選定なのですが、入口付近は避けましょう。
身体の力を抜いて深呼吸しながらリラックスしている状態を維持したいのです。人の出入りが激しいと落ち着かないですし、温まった身体が外気に触れてしまうのもよろしくない。
暑くてじんわり汗をかいているときに外から流れてくる空気に当たるのは得も言われぬほど気持ちいいのですが、それに頼ってしまうのもなんだか悔しいです。
さて、時間を40分としましたが、「暑くて耐えられんわ!」「汗が気持ち悪くなってきた...」と感じたらすぐに出ましょう。今日はストレスフリーの一日です。
僕が一回目の岩盤浴を切り上げるタイミングは「汗がサラサラしてきたら」です。
入って5分10分するくらいは体が温まり切っていないので汗はほとんど出ず、「余裕余裕」と感じる方が多いと思いますが、ある瞬間を境に滝のように汗がにじみ出てきます。もう止まることはないですね。
このとき「手の甲」を見てみてください。普段あまりお目にかかれない手の甲の汗を観察することができると思います。
手の甲の汗をタオルで拭き取り、また呼吸を深めていきます。しばらくするとまた手の甲に汗がにじみ出てくるので、拭き取ります。
これを何度か(個人的には3回程度)繰り返すと玉のような汗は出ずにサラサラの汗になるはずです。
サラサラの汗を観察したら身体の水分もかなり抜けているはずなので休憩に向かいましょう。
これが大体40分くらい。汗だらっだらで身体も芯まで温かくなっているはずなので、次の回に向けて冷却室でしっかり冷やしましょう。
この冷却室で休憩している時間が天国過ぎて、このために暑い中耐えてよかったなぁとしみじみ実感するはずです。
そうそう、水分補給は忘れずに!
④30分(岩盤浴)
十分に身体が冷えたら、もう一度じっくり身体を温め直します。要領は1回目と同じです。
そうそう、1回目のところには書かなかったですが、岩盤浴は場所を決めたらよほど相性が合わないというのでなければ移動しない方がいいです。
せっかく温まった身体が冷えてしまっては勿体ないですからね。
しっかり水分補給をしていればまたたっぷり汗をかくことができます。冷たい水が美味しいですし、500mlくらい飲み干せてしまいますが、その冷水で冷えたお腹をゆっくり温めていくイメージですね。
玉の汗を観察し、サラサラしてきたら温泉へ向かいましょう。
⑤40分(温泉)
2回目の岩盤浴と温泉の間に休憩を挟まないのは、汗にまみれた体をいち早く綺麗にしたいからです。
掛け湯を浴びた瞬間の心地よさと言ったらもう。
汗をかいてお肌ツヤツヤになった状態でシルク風呂に浸かれば、もはや無敵。
⑥10分(退館手続き)
タオルや着替えを専用の回収ボックスに戻したら端末で清算を済ませて退館します。退館には10分もかからないと思いますが、余裕を持った行動がストレスフリー。
ちなみに事前にクレジット決済を済ませている方で館内で飲食等をしていた場合は、現金でその分を支払うこともできますし、クレジットカードにそれらを含めることもできます。
おつかれさまでした。
送迎シャトルバスの整備
7月からスパジャポでは無料送迎のサービスを始めており、東武東上線の「志木駅」、東武東上線の「朝霞駅」及び武蔵野線の「北朝霞駅」、西武新宿線の「田無駅」、西武池袋線の「東久留米駅」とスパジャポを結ぶ往復便が出ています。
今回はものは試しと思い、行きも帰りもシャトルバスを利用させていただきました。
僕はいつも西武新宿駅発の西武新宿線、所沢で西武新宿線に乗り換えて東久留米駅へ。駅からは西部バスでスパジャポまで行っていたので、往復だと1,200円くらいかかっていました。
それでも入館料自体が異常に安く(平日クレジット決済ならば温泉+岩盤浴+タオルで1,400円)、交通費込みでも十分コスパが高いので問題はありませんでしたが、田無までの交通費だけを考えればいいのならば往復500円ほどに圧縮できます。これは非常にありがたいサービスですね。
ただ、注意しなくてはならない点もあるので、ご紹介しておきます。
【注意点①】バスの本数は少なめ
無料で利用させてもらっているので贅沢は言えませんが、バスの本数が少ないので小回りは効きにくいです。
頻度としては1時間から2時間おきのペースです。
【注意点②】定員オーバーは次の便へ見送り
これがかなり痛いです。バスは運転手さん含めて28人が定員であり、乗り切れない場合は次のバスを待つことになります。
次のバスは...1時間後あるいは2時間後...。
僕が平日朝一のバスに乗ったときはほぼ満席状態だったので、土日は期待しない方がいいと思います。
少なくとも上でお示ししたように開館時間9時から12時までのゴールデンタイムを利用したいと考えているのであれば、行きのバスは当てにせず、「帰りのスパジャポ発のバスは利用できたらいいか~」くらいの心持ちでいるといいかもしれません。
ちなみに帰りのスパジャポ発のバス(12時40分)は座席の7割くらい埋まっておりました。
【注意点③】バスがダサい
・・・。
バスの窓は中から外を見ることはできますが、外からは中の様子が分かりません。
ただし、乗り降りのタイミングや信号待ちで「このバスに乗ってる人たちってスパジャポに行く(帰る)人たちなんだよねぇ」と一目でわかってしまうので、それが気になる方にはあえておすすめしません。
平日ならば恐らく利用できると思いますので、こんなところにストレスを感じなくて済むように気楽に考えておきましょう。
スパジャポ流処世術
ストレスフリーを語る上で欠かせないスパジャポの問題点について、スパジャポ自身が回答を出したことを確認できましたので、記しておこうと思います。
スパジャポは3階構造で、1階部分が受付やフードコート、2階が温泉、3階が岩盤浴エリアになっています。
1階と2階はいいのですが、3階部分にはかなり広大な休憩・寝転がりスペースやソファがあって、ここを占拠して居座るマナーの悪い利用者が多くて辟易していたところです。
荷物を預けるロッカーがあるにもかかわらず、それらを置いて場所取りをしたり、借りてきた漫画を放置してどこかに行ってしまったりやりたい放題。
スパジャポは施設の規模に対して常駐スタッフの数が少なく、目が届きにくいのもあって横暴を助長していましたし、そのような利用者が注意喚起のアナウンスに耳を傾けるはずもなく、「施設は1流、利用者は3流」と言われても仕方ないほどでした。
この事態を重く見たスパジャポサイドはある方策を打ち出しました。
関所を作ること。
今までは入場者全員が全てのフロアを利用することができたのを、ゲートを作って岩盤浴利用料金を支払った使用者のみ3階を解放するという手段。温泉料金だけで当たり前のように漫画を読みまくる人もいたんだろうなぁと思うと情けなくなりますね...。
本来であれば岩盤浴を利用した人に用意していたスペースをあのような形で占拠されていたことに対する苦渋の決断でしょう。ゲートだって設置するのに何十万とかかかるでしょうし。
そのような入場規制がかかったことによって以前よりも随分と共用スペースは快適になったように思います。
これは将来的にゴールデンタイムが拡充されるかもしれません。
まとめ
最寄駅からのアクセスが悪いとなれば無料のシャトルバスを手配し、岩盤浴エリアのマナーの悪さが目立てば関所を設け、次第に利用者に寄り添ったサービスの完成型に近づいていくスパジアムジャポン。
温泉にしても岩盤浴にしても文句のつけどころがなく、共用エリアも各人がマナーを守って使用すればこれほど居心地よく自由な空間はなかなかないと思います。
ここでは紹介しなかったですが、多種多様な食事を楽しむことができるフードコートやマッサージをしてもらえる個室など魅力的な設備を取りそろえる大型スパ・スパジアムジャポンの今後に期待して締めさせていただきます。
↑この本でもスパのイメージがつかめると思います。クマが利用しているスパに行ってみたいですね。