待ちに待った『MOGUMOGU食べ歩きくま』の第2巻(限定版)を手に入れて、早速読んでみました。
今日も最高の癒しをありがとう。
くまが旅先で出会う美味しい食べ物、楽しい出来事、ハプニングを彼の素朴な言葉を添えて描かれている本作には相変わらず癒されます。
↑記念すべき第1巻のレビュー記事はこちらから。
2巻は「限定版」が数量限定で販売されるということでくまファンの僕はもちろん限定版をゲットしましたので、まずは限定版の仕様に触れて、その後に中身の紹介に入っていこうと思います。
『MOGUMOGU食べ歩きくま2巻(限定版)』の仕様
限定版には帯にも書かれているように「くま&もぐコロ特製手ぬぐい」が付属してくる。
この手ぬぐいは作中の爆速弁当(爆速でつくった弁当)の包みとして登場しています。
ちなみに同じく帯に書かれているように上掲のアルミ製の弁当箱も応募者に抽選で当たるようですが、100名の壁は高すぎる・・・。
さて、段ボールの箱を開けてみると、中に折り畳まれた手ぬぐいが鎮座しておられる。
実際に使う場面は恐らくないのだろうが、くまをこよなく愛するファンの一人として、これはお布施と考えていただきたい。
今後日本が銃社会になって、拳銃で撃たれるようなことがあったら、その際の止血にありがたく使わせてもらうかもしれない。
こちらは「限定版」ではなくて、初版のみにおまけでついてくる「しあわせ食べ歩きシール」。
作中に登場したくまたちがシールになっていて非常に可愛くて、こちらも使えない。
『MOGUMOGU食べ歩きくま2巻』の本編を少しだけ紹介
第11回目「江ノ島散歩」
2巻のトップバッターはくまが急遽思い立って江ノ島にお出かけするお話だ。
事前に綿密に計画を練って朝から臨場するのもいいのだが、思い立ってふらっと遊びに行くのが散歩の醍醐味だと僕は思っている。
右下のコマで「とにかくまんじゅう的なものが食べたい気分」とあり、江ノ島名物〇〇屋のまんじゅう!というようなものを狙うでもなく、気ままに歩いて最初に見つけたまんじゅうを買おうというスタンスが心地いい。
井上総本舗。調べてみると、創業80年の老舗だ。くまのリアルラックは流石である。
そして、間髪入れずに団子を食べる。
焼き立てのだんご、絶対旨い。江ノ島かぁ、近いうちに出かけてみようかな。
第12回目・第13回目「千葉る時(前編後編)」
今回の食べ歩きの目的は、千葉県・勝浦の「勝浦タンタンメン」を食べること。
車で海ほたるへ行き、パーキングエリア独特の雰囲気にワクワクしながらも、後に控える勝浦タンタンメンを美味しくいただくべく間食は我慢。
と言いつつも、味噌汁の試飲をし、スタバでフラペチーノを飲んでのんびり。
優雅な時間を過ごすくまには隠し玉が用意されていたのだ。
今日はホテルを予約してあるぞ!
東京と千葉ならば日帰りで十分に行ける距離だが、あえて宿をとることで余裕を持った小旅行が実現する。
ゴールデンウィークの川越小旅行を思い出すなぁ。
そしてなんやかんやあってお目当ての勝浦タンタンメンにありつく。
僕がよく行くラーメン屋もラーメンにデフォでみじん切りにした玉ねぎが入っているが、あのジャクジャクとした食感と独特の風味、滲み出る甘みが癖になる。
勝浦タンタンメンのように辛いラーメンには相性抜群なのだろう。
この後は鴨川シーワールドホテルに宿泊し、温泉+コーヒー牛乳のコンボを決めたりおつまみを買い込んで部屋で晩酌したり大満足の千葉の旅が綴られており、先ほどの江ノ島と合わせて「神奈川にするか、千葉にするか」の2択を迫られる僕なのであった。
第15回目「週末いきなり北海道」
「ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ざわ・・・」
珍しく冷や汗をかいて絶望しているくまのどアップからスタート。
一体どうしたのかというと、いつものように急な思い付きで北海道・札幌に出かけることを決意し、勢いで航空券とホテルを予約。荷造りも完璧で最高の滑り出しかと思えた。
が、ダメ。
あろうことか搭乗ゲートを間違えて予定の飛行機に乗り損なってしまった。
もちろん最初の搭乗券は無効、運よく後の飛行機のチケットは取れたがテンションダダ下がりで北海道に上陸するのであった。
そんなくまのご傷心を癒すのは北の大地の豊かな食。
失敗を取り戻すべく、予約しておいたジンギスカンのお店で夕食をとる。
サッポロビール、キンキンに冷えてやがる・・・。
僕は北海道には行ったことがないので、本場のジンギスカンも未体験なのだが、上質で新鮮なラム肉はくまが言うように癖がなくて優しい味なのだろう。
市場に行って刺身を食べ、喫茶店でフルーツサンド。なんという食道楽。
美味しいものを食べて、明日への活力にする。現代人に必要なのはつまるところこれなんじゃないかな。
先行き不安な日本経済。美味しいものは裏切らないぞ。
第19回目「朝も早くに豊洲市場」
早朝に豊洲市場に現れたくま。
豊洲と言えば条件反射的に海鮮というイメージだが、別に何食べてもええねん。食べたいと思ったものを食べるのが最高やん。
ということで、くまはまさかのフライ定食を注文。え、エビとカニ入ってるし・・・。
時々パンチのきいたフライ定食が食べたくなるけど、いつも思うのはくまが言う「飯を食べているんだという実感」だ。
限りなく共感できる感覚である。おかずを口に含み、ご飯をワッシワシとかき込む。あまりにわんぱくで純粋な感情が溢れ、口いっぱいの食べ物を味噌汁で胃の腑に落とす。
ああー、これが今日の原動力になるのか。この食材たちが血になり、肉となり自分を組成していくのか。
食べているものは飯。飯なのだ。生命活動を維持する必要不可欠な飯なのだ。
まとめ
更なる食べ歩きの深淵に足を踏み込んでいくくまの日常。今作も大満足の出来である。
北海道は少し遠いけれど、近いうちに「MOGUMOGU食べ歩きくま追憶編」と題して記事を上げたいと思う。
もう待ち遠しい3巻は2020年夏に刊行予定とのこと。週刊Dモーニングで毎月追いかけるのも楽しそうだが、1年に1回の楽しみとして気長に次を待つことにしよう。