うたかたラジオ

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【ビーダマンの歴史】幼き日の蒼き弾丸 前編

ふと目についたビーダマンの動画

普段YouTube等の動画を目的なく観ることはあまりしないのですが、先週末は予定もなく暇だったので、ぼーっと動画漁りをしていたわけです。

自分がプレイしたことのあるゲームのやり込み動画だとか料理動画だとか興味のあるものを何の気なしに観ていました。すると、「関連動画」というものが次々と出てくるじゃないですか。

そこでググッと惹きつけられたのが「ビーダマン」だったんですね。

最近の中高生は聞いたこともないでしょうが、ベイブレードのさらに昔には競技玩具の一つとして「ビーダマン」という文化があったのです。

今日はそんなビーダマンについて語っていこうと思います。

 

 

僕とビーダマンの出会い

ビーダマンとは

ビーダマンとは、プラスティック製の人形の腹部または頭部にビー玉を装填し、背面のホルダーでこれを押し出すと同時に腹部に設置されたホールドパーツの摩擦・反発力によってビー玉を射出する玩具である。

参考画像を見てもらえれば分かる通り、モチーフはボンバーマン。

スーパーボンバーマンR - Switch

スーパーボンバーマンR - Switch

 

ボンバーマンの腹部からビー玉を打ち出すビーダマンが生み出された経緯は謎だが、ビーダマンの構造自体は画期的である。

 

ボンバーマンビーダマンシリーズ

最初のシリーズ「ボンバーマンビーダマン」は非常にシンプルな作りで、腹部にビー玉を装填して、射出するというものである。機体の色が赤だろうと黄色だろうと性能差はなく、既製品で売られているため個性もない。

後で紹介するように「スーパービーダマン」以降はプラモデル感覚で組み立てる形式を採用しているため、作り手の味が出るし、改造やカスタマイズも楽しかった。

 

スーパービーダマンシリーズ

僕が初めて買ったビーダマンは、スーパービーダマンシリーズの黄色ボンバーマンである。

 他にも赤とか緑とか黒とかいろいろな種類が出ていたが、僕が当時住んでいた田舎町の唯一のおもちゃ屋さんではこの黄色ボンバーマンしか取り扱っていなかったから消去法である。

スーパービーダマンは色ごとに個体差があり、黄色は頭のスコープで狙いを定めることができるというものだが、どう考えても普通に狙った方が精度の高い射出ができる。完全に死にスキルなのだが、頭のスコープで狙いを定めるというのが何となくカッコよく思えて、「これはこれでありやん」というビーダマンマジックに掛かった少年も少なくないだろう。

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(出典:こんなに進化したの? 最近のビーダマンがすごい!! - NAVER まとめ)

↑他にも黒はこんな感じで黄色とは全く違う個性を有している。 

その照準、絶対あかんだろ。

それは置いておいて、スーパービーダマンは基本的に後頭部からビー玉を装填する構造であり、腹部に1つ、頭部に1つと同時に2つのビー玉を保持することができる。それは何を意味するか。そう、連射ができるんだ。

ボンバーマンビーダマンでは成しえなかった連射性能を獲得したのがスーパービーダマンの功績の一つである。

ちなみに参考画像の黒は、この緑の部分にビー玉を3,4個詰めておくことができるため、連射能力を向上させた機体である。黄色よりもよほど実戦的だろう。

 

小さなブームに火をつける

コミック版もハマりました

爆球連発!!スーパービーダマン1巻

爆球連発!!スーパービーダマン1巻

 

 当時はミニ四駆にしろハイパーヨーヨーにしろ流行ったおもちゃはコロコロコミックで漫画になる風潮があったが、ビーダマンも当然コミック化している。

Kindle版が出ているのか・・・。普通に読みたい。

この主人公の赤髪の子・戸坂玉悟(とさかたまご)が最初に使っていたビーダマンはコミック表紙にもあるように「ボンバーマンビーダマン」の赤ボンであったが、作中でガンマ(左の紫髪)父親の代わりを務める叔父の玉四(たまし)がこっそりスーパービーダマンの連射仕様に改造していて九死に一生を得たというシーンがあったような気がする。

ビーダマンで九死に一生って何だよと思うが、あの世界線ではビー玉で2リットルペットボトルを数メートル弾き飛ばしたり、水切りの如く水面をバシュウウウウウうという音を上げながら渡ったり、挙句岩石を砕くという荒行が行われるのだから、それも日常風景だろう。

進化するスーパービーダマン

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 ↑こんな派手なビーダマンもあった。先ほどの漫画にサラというハーフの美少年が登場するのだが、彼の手持ち機体なのである。

普通のビーダマンにあるはずの背面のトリガーも腹部のホールドパーツもこの機体にはついていない。

トリガーに当たる部分が頭部の❝まげ部分❞なのである。加えて後頭部にはビー玉の補充口がなく、目盛りが搭載されている。これを操作することによって頭の中のホールドパーツが移動し、野球のピッチャーの握りの如く変化球を生み出す。

漫画では90度以上のカーブをいとも簡単に曲がり切ったりするが、当然そのようなことはできず、ホールド部分も人間の手で絞めることもできないので、輪ゴムを巻いて改造していたのが懐かしい。

ちなみに黄色ボンバーマンを買ったおもちゃ屋で金のビーダマンも購入している。もちろん他のビーダマンは置いておらず、一択なのであった。

僕の買うスーパービーダマンはいつも後頭部からビー玉を補充できない呪いがかかっているようだ。曲者を摑まされるのもまた一興である。

 

と、まだまだ語りたいことの半分も書けていないが、このまま書き続けると長編になってしまうので、前編後編に2分割したいと思う。