うたかたラジオ

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【都心から電車で1時間半】新緑の奥多摩・大人の社会科見学へ出かけよう。③【青梅通り・沢井-御岳間、隼のわさび丼定食、お土産屋ちとべ】

ずっと食べたかった湯葉蕎麦を食べて大満足。

しかし今日はもうひとつ食べたい奥多摩の名物メニューがあるのです。

場所はお隣駅の御岳。御岳山にはまだ登ったことはないですが、いつかしっかり装備を整えて挑戦したいと思っております。

↓前回の記事はこちらから。

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まっすぐな道を御岳目指して

人っ子一人居ない道

澤乃井園を後にして、御岳駅方面へ。

時刻は正午を回り、気温もぐんぐん上がっているが、幸いなことに湿度は大したことなく風も気持ちいい。

電車を20分待つよりも歩いていこうという判断だ。

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天候快晴、歩行者なし。先ほど軍畑で降りていった方々は登山中だろうか。

今日は確かに暑いけれど、これから梅雨、そしてさらなる酷暑になることを考えれば今回がラストチャンスくらいに考えてもいいのかもしれない。
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ひたすら青梅街道を道なりに進めば御岳駅に着けるはず。

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車はそこそこ通るが、歩行者とは未だすれ違わず。
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まさかの鮮魚店を発見。魚らしき商品は観測することができなかった。

 

奥多摩の渓流釣りに行ってみたい

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足元には元気に花をつけるカモミールが群生していた。
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家屋の間を流れる小さな川の水も澄んでキラキラしている。
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定期的に釣り大会が行われているようだ。清涼な水で育った川魚はさぞ美味しいだろう。
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漁業権といえば海のもののイメージだが、現在多くの河川でも設定されている。

積極的に人間が関与していかないと生態系を維持できないのだろうな。
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黙々と歩いて来た。御岳駅まであと1/3くらい。

道がまっすぐなのでスムーズにここまで来ることができた。
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いつかロープウェイに乗って御岳山まで足を伸ばしてみたい。
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このカーブを曲がり切った先が御岳駅。

 

晴天の御岳散策

ここまで歩いて、流石に暑い・・・

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距離にして1.5kmくらい歩いただろうか。
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駅のすぐ近くの御岳橋から眺める景色は最高だ。

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さすがにこの暑さの中を歩いて来たので、少し休憩したいところ。

実はいい場所を知っているので、そこに行ってみることにしよう。

 

玉堂美術館近辺でひと休み

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運良くベンチが空いていた。ここは玉堂美術館の前で多摩川を眺望できるおすすめスポット。
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時間帯によってはカヌーで渓流下りをしている様子を見ることができる。
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川のすぐ近くなので吹き抜ける風は涼しく、木陰にもなっている。
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ただ、この木はイチョウなので、休憩所として使えるのは秋以外だろう。
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後ろには玉堂美術館。
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少し急な山道チックな道を通って駅前に戻る。

 

春と夏の境界

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ケーブルカーまで3キロか・・・。

涼しくなって来てからならいいけど、これからの季節はなかなか辛そうだ。
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道端には色とりどりの花。
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単調な道だけど、退屈はしないんだよなぁ。
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ひょろひょろの筍も観察することができた。

ちなみに今どこに向かっているのかというと、奥多摩の名物の山葵を自分でおろして食べられる『わさび丼定食』を提供する『隼』というお店だ。

御嶽駅の目の前の御岳橋を渡って、突き当たりを右に進んだ先にある模様。
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看板が見えて来たのでここかと思いきや、中華料理屋。

 

わさび丼のお店『隼』

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こっちこっち。
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完全に民家。人の気配がないけど、営業中なのか・・・?
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確かに営業しているっぽい。
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先客はおらず。写真の左下辺りで山葵を販売しているのがわかる。これは間違いないな。

さっそく『わさび丼定食』を注文。

これに蕎麦等をプラスした『わさび丼御膳』もあったが、先ほど蕎麦は食べたばかりであり、胃の容量的にも普通の定食で十分だ。
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冷たいお茶と同時に生山葵と鮫肌おろしが供される。

なるほど、これをゴリゴリ擦りながら定食を待つということか。
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山葵の爽やかな香りが辺りを包む。

わさび丼は刻み海苔と鰹節がかかったご飯にわさびを乗せ、醤油をお好みでたらして食べるというシンプルなものだ。

シンプルなだけに誤魔化しは効かない。生わさびとチューブのわさびでは風味も全然違うし。
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定食到着。

丼、豆のサラダ、わさび漬け、かぼちゃとふきの煮物、味噌汁。

体に優しいものばかり。756円(税込)はお値打ちだと思う。
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見た目は・・・うん、すごく質素だ。

しかし、食べてみるとこれが不思議。最初はわさび半分くらいをおろして様子見をしていたのだが、食べれば食べるほどに箸が進む。

清涼感のあるわさびはツーンとした辛味と同時に甘みをもたらし、素朴なおかかご飯と絶妙にマッチしていく。

海苔があることで香ばしさやコクも付与され、十分に1つの料理として成立している。

他のおかずもしみじみ旨く、入店時にかいていた汗はのんびり食べるうちに引いていった。

 

お土産屋『ちとべ』で休憩

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時刻は14時前。一応予定していた全行程は終了。

時間さえあれば行きたいところは無限に出て来るので、次来るときは泊りがけかな。

今回は湯葉蕎麦とわさび丼で食の層が暑かったが、古里にある丹三郎には是非また行きたいし、もう少し涼しくなったらこれまた奥多摩の名物料理の釜飯も食べたい。

日原鍾乳洞、鳩ノ巣渓谷、奥多摩湖、温泉・・・。
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ここで電車に乗れば乗り換え無しに東京駅まで行ける。

時間もあることだし、おみやげ屋でも覗いてみるか。
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駅のすぐ前にある「ちとべ」。

気のいいおばちゃんが出迎えてくれ、自家製こんにゃくどうぞ、柚子羊羹どうぞと言われるがままに食べてみる。

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せっかくなのでアイスコーヒーをいただくことにした。
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8月下旬頃にはお店の窓から見える御岳山のある場所に「レンゲショウマ」が群生するそうだ。またその頃来たらいいよ、と。

一見俯いて元気がなさそうだが、下から見上げてみると名前の通り綺麗な「レンゲ」が見てるそうだ。

この時期ですら30度を超えているのだから8月下旬がどうなるか分からないが、予定と天候と相談してやはり泊まりで遊びに来たいな。
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昔ながらの丸ポスト。
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まるで神社のような立派な看板だ。
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駅構内に観光マップが掲示されていた。
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ちとべ 載っとるやん!やるやん!
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まだ電車が来るまでは少し時間がある。
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やっぱり奥多摩はいいところだな。滞在時間としてはほんの4時間とかそれくらいだったけれど、身も心もリフレッシュできた。

今から帰れば夕方前には家につけそうだ。

 

まとめ

都心から電車で1時間半の秘境・奥多摩は、普段の生活に疲れた人間を優しく包んで送り出してくれる。

美味しいものを食べるもいい。綺麗な景色を眺めるもいい。ぼーっと陽の光を浴びて、空気を吸うだけでも幸せだ。

まだまだ未知が溢れている奥多摩。僕はこれからもこの場所に足を運び続けることだろう。