うたかたラジオ

お代は“ラヴ”で結構です。

鍋小屋2020で平日の昼酒を堪能してきたから、まだの人は急いだほうがいいかもしれないというお話

横浜で日本酒のイベントを開催していると聞きつけまして、有休を利用して参加してきました。

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(酒処 鍋小屋2020|横浜赤レンガ倉庫)

横浜・赤レンガ倉庫で行われる年1回のフードフェスティバル。今年で5回目ということですが、僕は存在を知らなかったですね。

なかなか魅力的なイベントだったので、以下で紹介していきたいと思います。

京浜東北線で桜木町へ

快晴の神田

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天候快晴。ここは東京・神田。

京浜東北・根岸線の大船行きに乗って、目的地の桜木町駅までは40分程度。イベント開始は12時からなので(平日は11時から)のんびり電車に揺られることとしよう。
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どうでもいいけど、京浜東北線の路線カラーが好き。東西線より若干濃くて、都営三田線よりも薄いかな。
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桜木町駅到着。平日の昼前ということもあって人通りはまばら。

そして先ほどまで眩しいくらいの晴天だったのが一転、曇天に。予報によると雨は降らないっぽいから安心だけども。

 

巡回バス・あかいくつ

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駅を出るとすぐに見えるバスロータリー。そこでひときわ目を惹くのが『あかいくつ』という名前の巡回バス。

あかいくつ

(あかいくつ 横浜市)

桜木町駅を起点として、CルートとMルートの2つを巡回している。

Cルートは、「ワールドポーターズ」「赤レンガ倉庫・マリンウォーク」「元町中華街」「山下公園」等をぐるりと回り、Mルートは「みなとみらい」「クイーンズスクエア」「パシフィコ横浜」「カップヌードルミュージアム」、こちらも「赤レンガ倉庫・マリンウォーク」等に停まる形だ。

Cルートが大体15分程度の間隔、Mルートが大体60分程度の間隔で運行しているので、Cルートを利用したいのであればそれほど時間に厳密にならなくてもいいのかなといった印象。

料金は大人220円、子供110円。1日パスもお得なので、いくつかのスポットを敢行したいのであれば、そういったものを利用するのも大有りだ。
今回は赤レンガ倉庫に直行するので、サクッとCルートのバスを利用することにしよう。

 

横浜に来たらとりあえずのランドマークタワー

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と、その前に。横浜に来たのでランドマークタワーに顔を出しておくことにしよう。

1日中遊べるほどたくさんのお店が中に入っているのでゆっくりしたいのもあるが、鍋とお酒を満喫しに来たんでね。また今度や。
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やっぱり平日だと人も少なくて歩きやすいなぁ。
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ランドマークタワーってとんでもなく高いんだね。写真に入りきらないよ。

さて、桜木町駅に戻ってあかいくつに乗ろう。

 

鍋小屋2020

イベント開始まで赤レンガ倉庫周辺を散策

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赤レンガ倉庫とイベントスペース。かなり大規模にやってるなぁ。

12時まではまだ時間があるので、周辺を散策してみよう。
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赤レンガ倉庫裏手。
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内部に潜入し、ショップを満喫せよ。ここは西欧の家具を主に扱っているお店だ。

昔はこういうノルディック柄の主張があまりに強すぎて「安っぽい」とか「100均っぽい」とか失礼なことを考えていたけれど、まじまじ見ると画になるというか、食器としてだけではなくインテリアとしても使えるオシャレがそこにあるよね。
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雪の降る日に煉瓦で出来た暖炉を囲んで使いたいやつ。
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赤レンガ倉庫2階からの写真。晴れてきたねー。海が見えるのもいい感じだ。

 

ちょい呑みセットを手に入れる

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12時を少し過ぎたところで今回のメイン目的の鍋小屋へ。
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普段ならば日本酒3杯とおつまみ3品を選べる下の「ちょい呑み・おつまみセット」だけど、鍋を食べたいのもあるから今回は上の「ちょい呑みセット」にしよう。
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ちょい呑みの対象になるのは30銘柄。

一応書き出してみると、「国稀(北海道)」「国士無双本醸造(北海道)」「菊盛純米酒[純](茨城)」「結きたしずく特別純米亀口直汲み無濾過生原酒(茨城)」「黒龍純吟(福井)」「獺祭純米大吟醸45(山口)」「東魁盛五百万石純米吟醸酒(千葉)」「浅間山純米吟醸改良信交50(千葉)」「黒龍いっちょらい(福井)」「庭のうぐいす特別純米(福岡)」「今金純米吟醸(北海道)」「純米風のささやき(北海道)」「真澄純米吟醸辛口生一本(長野)」「亀の海細雪純米吟醸直汲無濾過生原酒(長野)」「純米大吟醸國華の薫結の香(岩手)」「特別純米酒たえの酒(岩手)」「幸姫辛口純米酒(佐賀)」「城鏡純米にごり酒(広島)」「超特撰白雪江戸元禄の酒(復刻酒)原酒(兵庫)」「玉乃光純米大吟醸備前雄町(京都)」「両関純米吟醸雪月花(秋田)」「北鹿大吟醸北秋田(秋田)」「とんぼスパークリング(神奈川)」「湘南スパークリング(神奈川)」「開運祝酒特別本醸造(静岡)」「初亀吟醸(静岡)」「醸し人九平次純米大吟醸雄町(愛知)」「秋鹿山田錦へのへのもへじ山廃純米無濾過生原酒(大阪)」「喜久酔特別本醸造(静岡)」「(熱燗)大七純米生酛(福島)」。

これだけでも十分すぎるラインナップ。ちょい呑みの対象にならないものを含めると150名柄もの日本酒が飲めるそうで。

ちなみに赤文字はちょい呑みチケット3枚を使って今日是非飲みたい銘柄を示している。
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イベントで使う特製のお猪口とちょい呑みチケット3枚、ちょい呑み対象の30銘柄と裏面にはおつまみ一覧を記載したパンフレット。

これはひとまず置いておいて、鍋小屋なんだから鍋を食べよう。

すき焼き、海鮮トマトクリーム鍋、きのこ鍋にもつ鍋、静岡おでん・・・。色々食べたいけど、一つだけ選んで珠玉の一杯にしようじゃないか。

 

この鍋に決めた!

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直行したのは秋田ブース。

そうだね、きりたんぽ鍋だね。

鍋料理を注文した際には「ペアリング」というものが適用されて、ちょい呑みの対象にならないちょっとレアだったり高いお酒をセットでいただける。

きりたんぽ鍋のペアリング酒は、新政。秋田と言えば新政だよね。
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比内地鶏、きりたんぽをはじめとして食べ応えの有りそうな盛りの良さである。そして右の瓶には1合の新政。これ食べて帰ってもいいくらいだ。
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鶏肉はほろほろに煮込まれていて、歯を使わなくても舌の上でほぐれていく。

濃厚なキンカンもゴロゴロ入り、きりたんぽのモチモチも心地いい。セリの清涼感もいいね。

濃すぎず薄すぎず、具材をしっかりまとめ上げる出汁がまた旨い。程なく完飲と相成りました。

新政は、香りや酸をあまり主張しないタイプでフルーティーな感じもあまりないけれど、自然な旨味やミネラル感を感じるスッと落ちる飲み口が素敵だ。品がいいよね。白ワインみたい。

食べ始めた頃は6分くらいの埋まり具合だった座席が、食べ終わる頃には8割程になっていた。平日にもかかわらずこの盛況。土日は大変なことになりそうだから、平日に来てよかったな。

 

飲み歩きisライフ

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さて、ちょい呑みチケットを使っていこう。まずは「庭のうぐいす」。

軽やかで優しい口当たりと広がる旨味。そして、メロンや青リンゴを思わせるようなフルーティーさが特徴。この日本酒好きなんだよなぁ。4合瓶どこかに売ってないかな。

パンフレットをじっくり眺めながら飲むお酒はしみじみ旨い。

奥の方で販売している「はたはたの唐揚げ」が気になって、その道中で「玉乃光」をいただく。

アルコール感強めで、THE・日本酒といったクラシカルな印象。香りや旨味が控えめで飲み飽きないタイプかな。
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お ま た せ 。

〆に醸し人九平次を飲もうと思い、関西ブースへ。はたはたか、串カツか。あの時の僕は55%串カツで45%はたはただった。

うずら串1本300円は高いなぁと横に目を滑らすと、串カツ盛り合わせ700円。これは安いぞ。

豚串、いんげん、イカ、アジ、うずら・・・あと1本なんだったかな。

サックサクのネタにソースのパンチ、辛子のツーン。最高だ。どっしりとした米の甘みを感じつつもエレガントに消えていく九平次ともいい取り合わせではないだろうか。

好きなものを飲んで食べて大満足。こんなイベントがあったとは。また来よう。

そして今日はあかいくつに乗って帰ろう。家についたら昼寝だ。
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神田の街の雑多な風景もなんだか落ち着く休日の午後。

 

まとめ

パッと思いついて、弾丸的に参加してきた鍋小屋2020。大変素晴らしいイベントだったと思う。

開催期間が短いのと休日の混み様は凄そうなのがネックだが、ちょっと平日にお休みが取れた人は豪華な昼酒を楽しみに横浜まで足を伸ばしてはいかがだろうか。

この記事を上げる頃にはイベントも終わる直前だと思うので宣伝効果は期待できないけど、来年のために頭の片隅に置いていただけると幸いだ。