うたかたラジオ

浮かんでは消えるうたかたのように儚い言葉が、あなたに届きますように。

【ブログ書籍化サービス】言葉を紡いで送り出す

つい先日『はてなブログPRO』に移行し、独自ドメインによるブログ運営を開始したという記事を書きましたが、その際色々ブログの設定をいじっていると、こんなものを発見。

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『製本サービス』

なんて蠱惑的な響き。ロマン爆発。自分のブログを本にすることができるって自己満足にすぎないかもしれないですけど、すごくワクワクしますよね。

www.mybooks.jp

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これくらいの金額で作れるのか。カラーが望ましいけれど、モノクロも味がありそうですね。

 

 

少し自分語りをしようと思う。僕は学生の頃に漠然と『本を出版したいな』と考えていた。そのベクトルがなんらかの作用で向いた先がブログなのかもしれない。

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大学一年生の頃、急に専門的な内容の学問に触れても、正直さっぱり分からなかった。

高校生の勉強は答えが一義的に決まっていて、そこに辿り着くまでのルートが一本道である。しかし大学の勉強は違う。自分の頭で考えて論理を構築しなければならない。

18歳の何も知らない自分の情けなさに打ちひしがれたものだ。望んで入った専門分野だったけれど、早々に挫折しそうだった。

ただ、分からないものも無理やり飲み込もうとすれば飲み込めるし、飲み込んだ。このままでいいのかという疑問は常に拭えなかったが、それは時が解決する。

ある瞬間だ。それまで靄がかかっていた視界が急に開けて、我慢して飲み込んだ全ての知識がつながってくる。ここまでくればこちらのものだが、暗中模索の時代は辛かったし長かった。

それも今となっては笑い話であり、実際大好きな学問になっているし、専門として人に教えるくらいの知識はあると自負している。

しかしながら、最初の頃の『飲み込めなさ』は今でもよく覚えているし、「何でこんなに分かりづらいものを分かりにくく説明するのか」というような憤りもある。

学問の権威とは、ある意味そういう側面を持っているものかもしれない。分かりにくいものをすんなり流してしまっては権威が弱まる。何だか難しい言葉でそれらしく勿体ぶって話せば偉い気がする。偏見かもしれないが、僕はそう思う。

 

だから僕はその学問について分かりやすい説明を加えた参考書を作りたかった。それは学者の先生が書いたような網羅性のあるものではないかもしれないし、専門学校や予備校で作るような美味しいとこどりで無駄のないものでもないかもしれない。

ただ、これから学ぶ人に対して威圧感を与えないような、僕が感じた『飲み込みづらさ』を緩和するような道標になるものが作れればそれでいい。全てを説明しきるのではなくて、読んだ人が自分で能動的に学んでいけるような本。理想である。

そしてそれはベストセラーなんていうものを狙わなくてもいいし、狙う必要もない。昔の僕のような学問の深さに途方にくれた学生が手にとってくれればそれでいい。出版から数十年経って、古本屋の奥でひっそり眠っているのも1つの正解だ。

一部のコアなファンがいて、「超マイナーな本だけど、俺はこの本で視界が開けたよ」「古臭い本だけど、考え方は今でも通用するよな」なんて言ってくれたら、これ以上のことはない。

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結局僕は研究職にも学者の道にも進まなかったので、上述のような専門書を出すことはこれからもないだろうが、何らかの本を出版したいという夢は未だ諦めていない。

ブログは僕にとって自由に情報発信をすることができる、非常に心地いい場所である。書くテーマが義務付けられているわけでもなく、毎日必ず更新していないと消えてしまうというような堅苦しさがない。

一方で、書くのであれば乱文散文は避けたいし、読んだ人が何らかの得をするものでありたい。

得をすると言っても「経済的な利得がある」というものに限定されず、「笑わせてもらった」「そういう意見もあるのかと気付かされた」「いい暇つぶしになった」、そう思ってもらえるような文章を書いていきたい。

高品質で粒揃いな文章を量産するとでもいうのだろうか。僕は語彙力がなく、表現力も乏しいけれど、紡ぎ出した言葉を丁寧に積み重ねることを意識すれば、結果は必ず付いてくると信じている。前にブログでも取り上げたが、『完読される文章』が僕のひとつの到達点だ。

www.utakata-radio.com

こんなブログにも連日100近くのアクセスがあり、ありがたいことに読者登録してくれている方の数も大きく100を上回っているところである。筆舌に尽くしがたい感謝。

それを考えると適当なことは書けないし、身を引き締めて心を込めた文章作成を意識しなければならない。まぁ萎縮しても仕方がないので、今まで通り書きたいことを思いつくままに書き連ねるだけなのだけれども。

 

浮かんでは消えるうたかたのように、儚い言葉を紡いでは電子の世界にそっと送り続けていきたい。そう思う。

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製本サービスか。このブログが何年も続いて、記事が何百、あるいは千の大台に乗った頃に利用してみようか。