1995年発売のSFC名作ゲーム『聖剣伝説3』のキャラクター紹介記事です。
このゲームには6人の主人公が登場し、このうち任意の3人でパーティを組んで冒険していきます。
そして、各キャラクターにそれぞれ4種類のクラスが用意されており、そのどれを選択するかでパーティ内の役割が変わります。
そのため、「誰を選択するか」「どのクラスを選ぶか」という組み合わせで何通りもの遊び方ができるのが最大の特徴です。
↓「『聖剣伝説3』とは?」という方はこちらからどうぞ。
古いゲームではありますが、僕が大好きなゲーム『聖剣伝説3』に登場する主人公の概要を述べた後、目玉システムの「クラスチェンジ」にスポットを当てて書いていこうと思います。
デュラン
【旅立ち】魔法を凌駕する剣術を求めて
草原の国・ファルセナに住む傭兵。父親のロキはフォルセナ王のリチャードと共に竜帝を打ち倒した英雄である。
デュラン自身もフォルセナで年に一度開かれる剣術大会で優勝するほどの実力者だが、ある日フォルセナを襲撃した“紅蓮の魔術師”に惨敗してしまう。
彼は剣士としてのプライドをズタズタに引き裂かれ、魔法に負けない剣術を身につけるべく、「聖都ウェンデル」を目指して旅立つ。
【性格】根は優しく義理堅い
公式設定では粗暴で短気な乱暴者ということになっているが、根は優しく義理堅いこともあって、近寄り難い危険な人物という印象は感じさせない。
あとで紹介する主人公の1人アンジェラは、宿敵・紅蓮の魔導師を生み出した魔法王国アルテナの出身であることから、ゲーム内でも言い争いをするシーンが多く見られる。
パーティにデュランとアンジェラを入れている状態で、終盤彼女がデレる場面があるものの、鈍感なデュランは好意に気づかないのが微笑ましい。
【キャラ性能】力の高さは随一
3人の男キャラクターは基本的に物理主体の剣士タイプであるが、その中でも圧倒的な攻撃力を誇るのがデュランである。
しかし、ライバル関係である男キャラクターの「ケヴィン」と「ホークアイ」はデフォルトで二回攻撃ができるため、総合火力ではそれほど差が出ないのが痛い。
また、ケヴィンは後で書くように隠し玉を持っているので、これと比べると物理最強火力を名乗れないのも辛いところだ。
とはいえ一撃の重さには定評があり、また、剣のリーチは長いため、インファイターのケヴィンと比べて技巧派なヒットアンドアウェイ戦法をとれるのがデュランの強みであるといえる。
6人の主人公の中で唯一盾を装備できることから守りの面も優秀であり、最初から最後までパワーファイターとして活躍することができるのが魅力だ。
ただの脳筋と思いきや、クラスの選択次第では回復魔法や各種セイバー魔法を習得でき、器用に立ち回ることも可能だ。
【クラス紹介】
[初期・クラス1]ファイター
魔法は一切習得しない純粋な物理アタッカーである。
必殺技の「十文字斬り」もベーシックな単体高火力技であり、とにかく力を伸ばして確実なダメージソースを確保するのが有用である。
[クラス2光]ナイト
貴重な回復魔法『ヒールライト』を習得する。
『ヒールライト』や消費アイテム『ポトの油』による回復量は使用者の“精神”のステータスとクラスが影響するため、回復量をとって精神を伸ばすと肝心の力や体力に振ることができないというジレンマがある。
あくまで保険用に持っておいて、基本的に固定回復のアイテムや精神の値が高い仲間にポトの油を使ってもらうというような運用が望ましいだろう。
必殺技は単体攻撃の「3段斬り」。クラス1のベーシックな発展型だ。
なお、光にクラスチェンジすると盾が装備できるようになる。
盾というと防御力が上がるイメージがあるが、聖剣伝説3の盾は「回避力」や「状態異常耐性」が上がるのが独特といえる。
[クラス2闇]グラディエーター
光のナイトが回復ならば、闇のグラディエーターは攻撃バフの「セイバー系」の魔法を習得する。
「ダイヤセイバー(単)」「サンダー(単)」「アイス(単)」「フレイム(単)」の4種類。
セイバー魔法は、通常の属性に対しては1.1倍、弱点の属性を突けば1.5倍(厳密に言うと1.5×1.1になる)、半減の属性については0.5倍のダメージ。無効属性については固定で1ダメージとなる。
単体とはいえ、上手く弱点を突くバフをかけることができれば非常に強力だ。
必殺技は全体攻撃の「旋風剣」であり、攻撃面ではナイトより秀でている。
攻撃のグラディエーター、守りのナイトといった感じで一長一短であり、どちらも優秀で腐りにくい。
パーティメンバーに合わせて足りない部分を補強するという運用でいいと思う。
[クラス3光光]パラディン(必要アイテム:聖騎士の証)
まさに聖騎士。伝家の宝刀「セイントセイバー」を習得する。
ナイト→パラディンのルートを選ぶと、「ヒールライト(単)」と「セイントセイバー(単)」となり少々寂しい印象を受けるが、補助的に使える「ヒールライト」と終盤の多くの敵に効果のある「セイントセイバー」は有用である。
必殺技は全体攻撃の「閃光剣」であり、どこまで行っても光に包まれた聖騎士であることをアピールしているようだ。
[クラス3光闇]ロード(必要アイテム:君主の証)
セイバー魔法は覚えないが、回復魔法の「ヒールライト」が全体化し、状態異常回復のティンクルレインも単体止まりであるが習得することができるため、アタッカー兼サポーターとして安定した活躍を見込める。
攻撃力はパラディンと比較してやや上程度に成長するが、必殺技が単体攻撃の「魔法陣剣」なのが痛い。
一方で守りの面では専用装備「ちかいの盾」が非常に優秀で、モーグリ・ちびっこ・猛毒・眠り耐性を持っていることから常に動ける司令塔としての役割を期待される。
[クラス3闇光]ソードマスター(必要アイテム:剣匠の証)
ソードマスターの名に恥じぬセイバー系魔法の充実。
グラディエーター時代の「ダイヤ」「サンダー」「アイス」「フレイム」の各種セイバー(いずれも全体化)に加え、「ムーンセイバー(単)」と「リーフセイバー(単)」も習得する。
ムーンがMP吸収、リーフがHP吸収効果を持っており、後者に関しては攻防一体のバフとして十分な活躍が見込まれる。
[クラス3闇闇]デュエリスト(必要アイテム:闘士の証)
聖剣伝説3に登場する全主人公・全クラスの中で最高の攻撃力を誇るクラスである(後述するぶっ壊れキャラを除く)。
パラディンが聖騎士ならば、デュエリストは狂戦士・バーサーカーと呼ぶのが相応しい。ドクロ被ってるし。
グラディエーター時代の各種セイバーに加えて「ダークセイバー(単)」を追加で習得する。
終盤の敵には闇属性があまり有用でない局面が多く、活躍機会に恵まれない不遇な立場である。
そんな些細な問題を吹き飛ばすのが必殺技の「大地噴出剣」の存在だ。
圧倒的攻撃力から放たれるゲーム中物理最強火力。それも全体。
聖剣伝説3は「とにかく物理で殴るのが強い」ゲームであるので、大地噴出剣こそ最適解。大正義なのである。
クラスチェンジ総評
クラスの紹介では基本的にメリットを述べたが、総評では厳しめにジャッジを行い、明確な序列を示したいと思う。
デュランを語るに際して外せないのが、「攻撃力」「盾」「セイバー魔法」である。
[攻撃力]
攻撃力はどのクラスを選択しても十分すぎるほどに上がっていくが、デュランを純粋な物理アタッカーとして運用していくのであれば、最も攻撃力の高いデュエリスト一択になるだろう。
ちなみにクラス3の最終的な攻撃のステータスは、
デュエリスト351>ソードマスター334>ロード332>パラディン330
である。
[盾]
聖剣伝説3において、デュラン専用、もっといえば光のクラス専用の装備である「盾」について。
先述の通り、盾は❝防御力ではなく回避力を上げるもの❞という独特の性能を持っているのだが、そもそも聖剣伝説3において「回避」という行動がどれほどの意味を持つのか疑問である。
確かに回避アクションというものは目に見えて分かるものであるものの、盾を装備したデュランが他のキャラクターと比較して回避行動を行いやすいかといえばそのようなことはない(気がする)。
今まで聖剣伝説3を十数回クリアしてきて、何度かデュランを光のクラスで運用してきたこともあるが、「盾様様ですなぁ」と感じたことは一度もなく、優位性を実感できないのだ。
「ちかいの盾」の状態異常耐性についても、メリットとして語ろうとすれば確かに語れそうだけれど、「プイプイ草で回復したらいいじゃん」というレベルなので、こちらもあまり有用とは思えない。沈黙耐性がないのも痛い。
もっと分かりやすく防御力が上がったりすれば攻めも守りも兼ね備えたキャラクターとしてデュランを演出できたのにと考えてしまう。
[セイバー魔法]
確かにバフとしては強力だが、❝使いどころ❞という点で疑問が残る。
クラス2になる頃は「あったらいいな」と思う場面がちらほら出てくるものの、かけられるのはあくまで単体。
そして、クラス3で種類が増えても最終的に単体止まり。
その頃には神獣もだいたい殲滅し尽くして使う場面も限られてくる。
ヒールライト(単)ほど使用頻度が高いわけでもないし、煩雑さも少ないかもしれないが、クラス2の時点で「ダイヤ」「サンダー」「アイス」「フレイム」の基本4セイバーは全体掛けにして、クラス3では「セイント」「ダーク」「リーフ」「ムーン」の全体掛けにしてもそこまでバランスを崩すほどではないのでは?
上記を総合すると、デュランを活かすためには「盾は別になくてもいい」という結論に至るため、「どうしても回復魔法が欲しい」というような理由がなければ闇のクラスの「ソードマスター」か「デュエリスト」の二択になるのではないだろうか。
そして、「セイバー魔法」は優秀であるものの、習得時点や使い勝手に恵まれなかった点でソードマスターの格が一つ落ちると考えられる。
ただし、これを度外視した最終的なステータスやセイバー魔法全体化の優位性を考えればソードマスターは非常に優秀である。
デュランのおすすめクラスはデュエリストである。
僅差でソードマスター、次にロード、ここからさらに離れてパラディンということになるだろう。
ケヴィン
【旅立ち】親友を取り戻す
獣人の国『ビーストキングダム』の王子であるケヴィンは、国王である獣人王と人間の母親の間に生まれたハーフである。
獣人王はケヴィンを殺人マシーンに育て上げようと子供の頃からスパルタ教育を行うが、心根の優しいケヴィンは冷酷になれずに苦悩する日々を送っていた。
そんなある日、森の中で母ウルフを亡くしたちびっこウルフの「カール」と出会い、心癒されていく。
しかし、獣人王はケヴィンの中の冷酷な獣人の血を呼び覚ますためにカールを操りケヴィンに襲い掛かるようにけし掛ける。
生命の危機まで追い詰められたケヴィンは獣人王の策略にはまり獣人化。
自らの手で親友カールを手にかけてしまう・・・。
憎き獣人王を追いかけるケヴィンの前に❝死を喰らう男❞と名乗る人物が現れ、「聖都ウェンデルの司祭であればカールを生き返らせられるかもしれない」と助言される。
一縷の望みを頼りにケヴィンは旅立つ。
【性格】誤解されやすいけれど優しく純粋
優しく純粋で思いやりのある性格だが、せっかちで人の話を聞かないことが多い。
早とちりのために失敗することも多い。
言葉はたどたどしく不器用であるためコミュニケーションは苦手であり、周囲から誤解されるがちだが、優しく純粋な彼の無邪気さには癒される。
【キャラ性能】圧倒的高火力
デュラン同様、力と体力のステータスが高く、前線で切り込み隊長を務めるのに適任である。
二回攻撃がデフォルトであり、後で紹介する「獣人化」によってデュランをも遥かに凌ぐ爆発力を発揮するが魅力。
ただの脳筋かと思いきや、回復魔法やセイバー系魔法を習得する点でもデュランに似ているといえる。
【クラス紹介】
[初期・クラス1]グラップラー
デフォルトで2回攻撃。必殺技の「夢想阿修羅拳」もベーシックな単体強攻撃である。
魔法は一切習得せず、ボコボコに敵を殴り続ける純粋なアタッカーといえる。
ケヴィンを語るにあたって外すことができないのが「獣人化」である。
半獣人であるケヴィンは夜になると獣人に変身し、攻撃力とリーチが飛躍的に高まり、敵から攻撃を受けるとさらに攻撃力が上昇するという超絶強化を受ける。
[クラス2光]モンク
回復魔法「ヒールライト(単)」と自身の攻撃力を高める「秘孔」を習得する。
イメージとしては、デュランのクラス2光・ナイトに似たような使用感だろうか。
「ヒールライト」はあくまで保険程度で、パーティ全体を回復させたいときには精神が高いキャラクターにポトの油を使用させる方が無難か。
必殺技は全体攻撃の「旋風脚」。雑魚散らしにうってつけだ。
[クラス2闇]バシュカ―
魔法は一切覚えず、脳筋化は順調に進行。攻撃力はモンクより上である。
必殺技は「真空水月斬」「バスタードスラム 」(どちらも単体)の二種類。
これらは打ち分けすることができず、戦闘開始時の敵との位置関係でランダムに決定されるため、不安定と言えば不安定である。
ちなみにこの仕様はクラス2以降共通である。
[クラス3光光]ゴッドハンド(必要アイテム:金狼の魂)
必殺技は全体攻撃の「白虎衝撃派」と単体攻撃の「スターダストボム」。
ケヴィンの圧倒的攻撃力から放たれる全体攻撃は脅威である。
魔法は単体の必殺技ゲージを満タンにする「オーラウェイブ」を習得。
デュランと組ませて、「オーラウェイブ」→「大地噴出剣」はロマン。
[クラス3光闇]ウォ―リアモンク(必要アイテム:銀狼の魂)
必殺技は「玄武百裂脚」と「ブローインパクト」(どちらも単体)。
ケヴィンのクラス3は揃って全体必殺技を有しているので、攻撃性能としてはやや劣る。
一方で、回復魔法「ヒールライト(全)」を習得し、「リーフセイバー(単)」も覚えるため、サポーターとしても活躍することができる。
[クラス3闇光]デスハンド(必要アイテム:死狼の魂)
必殺技は全体攻撃の「青龍殺陣拳」と単体攻撃の「デッドクラッシュ」。
もはや語ることもない圧倒的攻撃力の脳筋。
つい先ほど「聖剣伝説3で最も攻撃力が高いのはデュランでデュエリストを選択した場合」と書いたが、ケヴィンはその唯一の例外に当たる。
確かにケヴィンの最大攻撃力は、
ゴッドハンド287、ウォ―リアモンク274、デスハンド306、デルヴィッシュ293
と、パラディンにすら遠く及ばない数値である。
しかし、ケヴィンの強化要素「獣人化」により、
ゴッドハンド330、ウォーリアモンク315、デスハンド351、デルヴィッシュ336
まで上昇する。そして、獣人化した後に攻撃を受けると、
ゴッドハンド440、ウォ―リアモンク420、デスハンド468、デルヴィッシュ448
と飛躍的に数値が伸びてデュエリストも真っ青な攻撃力となる。
条件付きとはいえ破格の性能をしており、これがケヴィンが壊れキャラと言われる所以である。
デュランは351で一発の攻撃を繰り出している間にケヴィンは468×2の攻撃をすることができるのだから、差は歴然だろう。
こんな脳筋のデスハンドが魔法を覚えるわけ・・・
「エナジーボール」
え?
「エナジーボール」
クラス3になって初めて覚える魔法には期待が高まる。
効果を見てみると、「クリティカルが出やすくなる」。
これで圧倒的な攻撃力をさらに高めることができるぞ!と思うのも束の間。
「聖剣伝説3にはクリティカルの概念がありません。」
え?
「聖剣伝説3にはクリティカルの概念がありません。」
聖剣伝説には?
「クリティカルの概念がありません。」
そうですか、本当にありがとうございました。
というわけで、実質魔法を覚えないデスハンドは名実ともに聖剣伝説3の最強の脳筋物理アタッカーということになった。
[クラス3闇闇]デルヴィッシュ(必要アイテム:魔狼の魂)
必殺技は全体攻撃の「朱雀飛天の舞」と単体攻撃の「ベリィトゥバック」。
使用感としては、「ムーンセイバー(単)」を覚える若干攻撃力控えめなデスハンドという印象。
セイバー魔法が不要であればデスハンドを選択すべき。
クラスチェンジ総評
ケヴィンのクラス3は基本的にどれを選んでも最強クラスの実力を持っているので、選択はお好みということになりそうである。
習得魔法を見てみると、パーティー内に回復魔法を使えるキャラがいなければウォ―リアモンクの「ヒールライト(全)」が非常に優秀である。
ゴッドハンドの「オーラウェイブ」は使いどころはありそうだけれど、魔法詠唱に時間がかかる。
その間にケヴィンが殴った方がダメージを稼げるという見方もできるため、無理に狙わなくてもいいかなという印象。
回復できる高火力アタッカーならばウォ―リアモンク、ひたすら敵の殲滅役に徹するならばデスハンドという二択になるだろう。
ケヴィンのおすすめクラスは、用途によってデスハンドorウォーリアモンク。
次点でデルヴィッシュ、やや落ちてゴッドハンドというところになるだろうか。
ホークアイ
【旅立ち】兄弟の仇を討つ
砂漠の義賊❝ナバール❞盗賊団のメンバー。
もともとは孤児だったが、ナバールの首領であるフレイムカーンに実子であるイーグルとジェシカと並んで自分の子のようにホークアイを育てられ、恩義を感じている。
尊敬するフレイムカーンが突如ナバール王国の建国と他国への侵入を宣言したことに対し、疑惑を抱くホークアイ。
裏には事情があると踏んだホークアイは、イーグルと共に側近イザベラに詰め寄る。
彼の読み通りフレイムカーン豹変の元凶はイザベラであったが、策略によりイーグルが殺害されてしまう。
更にはホークアイにイーグル殺害の濡れ衣がかけられて投獄。
獄中生活の中でイザベラがジェシカに呪いをかけた事実を知り、弟分のニキータの助力もあって脱獄に成功する。
ジェシカの呪いを解き、イーグルの仇を討つため、聖都ウェンデルに向かう。
【性格】実力に裏打ちされた軟派男
軟派で飄々としており、掴みどころのない人物であるが、問題を冷静に分析して実行に移す強かさを持つ。
ユーモラスでキザでロマンチスト、それでいて義理堅く友情に厚い。様々な側面を兼ね備えた魅力的な人物である。
主人公の一人であるリースとは当初敵対関係にあったが、リースの敵も実はイザベラであったという事実が発覚し、ゲーム内でも二人の絡みは多い。
クラス紹介
[初期・クラス1]シーフ
必殺技は単体攻撃の「背面斬り」。魔法の類は一切覚えないので、デュラン・ケヴィン同様に純粋な物理アタッカーである。
脳筋二人に比較して素早さや運が高い。攻撃力は低めではあるが、デフォルトの2回攻撃で見劣りしない火力を叩き出す。
体力も低めなので、ごり押しは厳禁。
[クラス2光]レンジャー
他の男性キャラクターに比べて、クラス2の時点で多彩な魔法や技を習得する。
どれも単体であるが、トラップ攻撃「弓矢」「スパイク」、魔法「スリープフラワー」「ボディチェンジ」は見た目にも派手で使っていて楽しい。
必殺技は全体攻撃の「飛燕投」。攻撃力低めのホークアイにとって貴重な全体攻撃である。
[クラス2闇]ニンジャ
一方、ニンジャは多彩な忍術を習得する。
手裏剣、火遁、水遁、土遁、雷神。どれも単体攻撃ではあるものの、貴重なステータス弱体化(デバフ)効果を兼ねており、派手なエフェクトと合わせて使用機会は比較的多い。
必殺技は単体攻撃の「残影斬」。
[クラス3光光]ワンダラー(必要アイテム:幸運のサイコロ)
ワンダラーを一言で表すならば、ホークアイのクラス3の中で最も面白いクラスということになるだろう。
習得する魔法が独特かつ技巧的なものばかりである。
「スリープフラワー(全)」「ボディチェンジ(全)」「ポイズンバブル(単)」「ルナティック(単)」「トランスシェイプ(単)」「ライフブースター(単)」「オーラウェイブ(単)」「トランスバニッシュ(単)」「カウンタマジック(単)」「エナジーボール(単)」
書き出してみるとこれだけある。
全てには触れないが、「エナジーボール」は先述の通り死に技であるし、魔法攻撃がさほど脅威ではない聖剣伝説3では魔法を跳ね返す「カウンタマジック」も使いどころに困る。せめて全体掛けなら・・・ね。
「オーラウェイブ」もケヴィンのところで触れたように局所的な運用しか見込めず、大概は殴り続けていたほうが強い。
「ルナティック」は最大HPの20%のダメージを与えるというボス戦においては活躍する魔法であるが、ワンダラーの存在意義が「ルナティック」だけというのも悲しい。
面白いだけじゃ世間を渡っていけないんだよという啓示なのだろうか。
必殺技は単体攻撃の「バラの舞」であり、素の攻撃力の低さから大ダメージは期待できない。
[クラス3光闇]ローグ(必要アイテム:悪運のサイコロ)
前職であるレンジャーのトラップを強化し、武器改造も取り込んだ器用なクラス。
習得魔法は、「スリープフラワー(全)」「ボディチェンジ(全)」「岩石落下(単)」「地雷(単)」「カッターミサイル(単)」「アックスボンバー(単)」「シルバーダーツ(単)」「円月輪(単)」「ロケットランチャー(単)」「グレネードボム(単)」と豊富。
「ロケットランチャー」は火属性、「グレネードボム」は木属性など属性ダメージを見込めるのはいいが、せめてデバフ効果を付与するだとか全体攻撃にするだとかの強化要素がなければわざわざローグを使う意味もない。
魔法ならば魔法職に一任すればいいし、物理攻撃も中途半端(必殺技の「千枚斬り」は単体)だしと散々な位置づけにいるクラスであると感じる。
[クラス3闇光]ニンジャマスター(必要アイテム:必中のサイコロ)
前職ニンジャの正統進化。使い勝手のいい各種忍術は全体化した。
必殺技はボスのビル・ベンでお馴染みの「影潜り」。
忍術(全)は見た目にも派手であるし、デバフ効果も強力ではあるが、忍術の種類が増えるわけでもないのでマンネリ感も出てしまう。
せめて必殺技が全体攻撃で、ニンジャらしく分身して相手を切り刻むなんて攻撃だったら・・・おっと、誰か来たようだ。
[クラス3闇闇]ナイトブレード(必要アイテム:夜目のサイコロ)
クラスの総評を書くまでもなく、ホークアイの最強クラス及びおすすめクラスはナイトブレードである。
クラス3の攻撃力は、
ワンダラー258、ローグ275、ニンジャマスター278、ナイトブレード294
となり、ナイトブレードが頭一つ抜けている。加えて、必殺技はクラス3唯一の全体攻撃である「分身斬」。
ニンジャマスターくん、もしかして・・・泣いてる・・・?
単純な攻撃性能ではナイトブレードの圧勝だが、習得魔法の面でも隙が無い。
「毒霧ブレス(単)」「火炎ブレス(単)」「含み針(単)」「凶器攻撃(単)」「ブラックレイン(全)」
状態異常、属性攻撃を兼ね備え、どうせボス戦でしか使わないデバフが強力な忍術は単体止まりで充分。
これに加えて沈黙効果付与の「含み針」とダメージ+最大HPの20%分のダメージを与える「凶器攻撃」はワンダラーの十八番である「ルナティック」の上位互換である。
ワンダラーくん、もしかして・・・泣いてる・・・?
「ブラックレイン」は対象に12.5×(素早さ)+18.5のダメージ を与えるため、素早さの高いホークアイとの噛み合いは抜群である。
議論の余地もなく、最強。それがナイトブレード。
クラスチェンジ総評
議論不要としたが一応まとめておくと、ホークアイのクラス3は性能に歴然の差があって、ナイトブレード一強であることから、特段の事情がない限り他のクラスを選択する意義が失われている。
言うまでもなく、おすすめクラスはナイトブレードである。
まとめ
勢いに任せて書きだしたら10,000を超えてしまいそうになったので、男性キャラ編と女性キャラ編で2分割。
聖剣伝説3というゲームは主人公6人のうち3人を選択することができ、これによってエンディングが分岐する。
また、クラスチェンジシステムも考慮すれば、何度繰り返しプレイしても発見がある奥深いゲームである。
今はSwitchの『聖剣伝説コレクション』に移植されて環境的には非常に遊びやすくなっているので、ぜひ多くの方にプレイしてほしいと感じている。
次は女性キャラ編。
↓前作『聖剣伝説2』の記事はこちらから。
↓『聖剣伝説LOM』のプレイ日記はこちらから。