うたかたラジオ

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【聖剣伝説3】キャラクター概要及びおすすめクラスチェンジを徹底分析~女性編~

前回の記事に続いて女性キャラクター編をお送りします。

↓男性キャラクター編はこちらから。

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女性キャラ紹介の記事を上げた後には、これらを活かして「最強パーティのサンプル」をまた別の記事に起こしたいと思っております。

やはり大好きなゲームだと次々と書きたいことが出てきますね。

↓「『聖剣伝説3』とは?」という方はこちらからどうぞ。

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アンジェラ

アンジェラ

【旅立ち】スパルタママ怖い・・・

魔法王国「アルテナ」の王女であり、母親であり女王のヴァルダは攻め込んできた敵軍を一瞬で壊滅させるほどの大魔法使いである。

優秀な血統であるにもかかわらず魔法を一切使えないことに大きなコンプレックスを抱いている。しかし、一説によると彼女に秘められた魔法使いとしての才能はヴァルダを遥かに凌ぐものであり、一国を滅ぼすことさえ容易いという。

聖剣伝説の世界はあらゆるものの根源である❝マナ❞の存在なしには成立しえないのだが、近年マナが急激に減少しており、それは魔法の根幹を揺るがし魔法王国の滅亡も遠くないことを示唆する。

これを問題視したヴァルダは、娘アンジェラの命を引き換えにして禁呪を発動し、マナの剣を手に入れることを宣言する。

恐怖と絶望で極限状態に陥ったアンジェラは、秘められた魔力が暴走したのか城外に瞬間移動し、近隣の村で保護される。

安心したのも束の間、彼女は国家反逆の罪で指名手配されてしまう。

暗殺者の影に怯えながら、助けを求めるべく「聖都ウェンデル」に向けて旅立つ。

【性格】コンプレックス故のわがまま?

まさに魔女と言うべき美しく妖艶な姿をしており、性格は自由奔放でわがまま。年齢(19歳)にそぐわない幼稚な言動もちらほら見られる。

テンプレの王女のようなわがままさというよりも、魔法使いの血統、しかも王家の優秀な血統であるにもかかわらず簡単な魔法さえ使えないことに対するコンプレックスや母親からの愛情に飢えていることに大きな要因があるのではないだろうか。

【キャラ性能】魔法のスペシャリスト

男性キャラクターはホークアイを除いて物理偏重であり、女性キャラも補助魔法主体であるので、『聖剣伝説3』に登場する攻撃魔法のほとんどはアンジェラが独占していることになる。

ゲーム開始時こそ魔法を一切覚えていないが、各地で精霊と出会う度に新たな魔法を習得するため、「旅をしている感」「育てる楽しみ」があるのが特徴である。

魔法偏重のキャラクターなので、知性と精神の値は高く、逆に物理攻撃には期待できない。

魔法のエフェクトは豪華で派手なので見ていて楽しいが、『聖剣伝説3』では魔法全般が不遇である。

というのも、ゲーム内に登場するほとんどのボスと一部の雑魚敵は、こちらが使用する必殺技や魔法に反応する「カウンター」攻撃を仕掛けてくるため、ボス戦では必殺技も魔法も使わず物理主体で殴り続けるのが最適解というのが通説になっている。

演出の派手な必殺技や魔法で果敢に戦うのがボス戦の花だと思うが、手堅く殴り続けるのが心理というのも哲学的である。

これに加えて、魔法詠唱中ノーガード状態になり、詠唱をしているキャラクターはコマンド操作を受け付けないのでひたすら待ちの状態になってしまう。

「詠唱するくらいならば殴った方が早い」、はアンジェラの前では禁句である。

前作『聖剣伝説2』ではタイミングよく魔法を重ねていく(ダメージエフェクトが出る前に魔法を連続して唱えていく)ことによってダメージが蓄積しながら相手は行動できないという、❝魔法ハメ❞があったため、今作でもこれが踏襲されていれば評価は変わっていただろう。

【クラス紹介】

[初期・クラス1]マジシャン

マジシャン

魔法のスペシャリストであるアンジェラは、初期クラス1の段階で基本属性魔法(しかも全体)を習得する。

「ホーリーボール」「ダイヤミサイル」「エアブラスト」「イビルゲート」「アイススマッシュ」「ファイアボール」の6種類。

魔法のエフェクトは派手で序盤の敵には積極的に使っていけるため、魔法を覚える楽しさがある。

物理攻撃には期待できないので、アンジェラの必殺技は今後もサラッと書く。

マジシャンの必殺技は単体攻撃である「ダブルアタック」。

 

[クラス2光]ソーサレス

ソーサレス

マジシャン時代に覚える魔法のうち、闇属性以外の上位のものを習得

ただし、どれも単体止まりである。

「セイントビーム」「アースクエイク」「サンダーストーム」「メガスプラッシュ」「エクスプロード」の5種。

魔法は後半に進むに従ってお荷物になっていくが、1回目のクラスチェンジ時点ではそこそこは使える程度であるため、やはり新しい魔法を覚える楽しみはあるだろう。

必殺技は投げキッスでダメージを与える「ピンクタイフーン」。もちろん単体である。

 

[クラス2闇]デルヴァー

デルヴァ―

新たに習得する魔法は、ソーサレスの覚えない上位魔法の「ダークフォース」のみ。

かなり寂しい気もするが、ダークフォースはソーサレスの覚える上位魔法よりも威力が上である。量のソーサレス、質のデルヴァーといったところか。

必殺技は星を飛ばして攻撃する「スターアタック」。単体攻撃だ。

 

[クラス3光光]グランデヴィナ(必要アイテム:奥義の書)

グランデヴィナ

クラス2のソーサレスを純粋に強化したクラス。クラス2時代の単体魔法が全て全体化し、追加して「ダブルスペル(全)」を習得する。

「ダブルスペル」は、読んで字の如く魔法を連続で使う技に見え、実際もそのように説明されているが、自己の分身を呼び出して普通に全体攻撃魔法を仕掛けるという謎っぷりである。

2回目のクラスチェンジをする頃には魔法は要らない子になっているので、攻撃一辺倒ではなく補助魔法を覚えてもいいのに。

光光のクラスなのだから「ヒールライト(全)」とかね。

必殺技は単体攻撃の「スパイラルロッド」。

 

[クラス3光闇]アークメイジ(必要アイテム:秘伝の書)

アークメイジ

グランデヴィナと全く同じく、ソーサレスの攻撃魔法を全体化させ、固有魔法として「レインボーダスト」を追加しただけ。

グランデヴィナは一応攻撃力がアンジェラのクラス3の中で最も高く(どうでもいいレベルの話だが)、固有魔法である「ダブルスペル」は「レインボーダスト」とトントンなので、実質的にアークメイジはグランデヴィナの下位互換である。

せめて違う種類の魔法を覚えればフォローできたものの、覚える魔法が同じでステータスでも劣っているとどうしようもない。

必殺技は単体攻撃の「ダンシングロッド」。エフェクトがちょっと面白い(必死のフォロー)。

 

[クラス3闇光]ルーンマスター(必要アイテム:ルーンの書)

ルーンマスター

アンジェラのクラス3の中では頑張っている方で、状態異常効果を付与する強力な魔法を習得する。

「スタンウインド(単)」「コールドブレイズ(単)」「ストーンクラウド(単)」「ブレイズウォール(単)」の4種に加え、デルヴァー時代の「ダークフォース」が念願の全体化。

どうでもいい話だが、子供の頃にプレイした時に蛍光色に輝く雲である「ストーンクラウド」が人間の脳に見えて、友達と「脳みそ使うよ!」というやり取りをしたのを思い出した。

ルーンマスターの代名詞ともいえるのが「デス・スペル」であり、自分よりもレベルの低い敵に使用した場合には問答無用で999ダメージを与えるという強力な魔法である。

これはラスボスも例外ではなく、999ダメージを叩き込み続ける固定砲台になることができる。

ただし、これらは「相手より自分のレベルが高いとき」限定の効果であるため、普通に進行しているとラスボスで置物になりかねないので注意が必要である。

また、状態異常や即死魔法を得意としているのだから、せめてデバフの補助魔法くらい覚えてほしいものである。

必殺技は単体攻撃の「10t」。

 

[クラス3闇闇]メイガス(必要アイテム:禁呪の書)

メイガス

光のクラス2ソーサレスから「セイントビーム」を除いた上位魔法を今更ながら習得する。

知性の値はクラス3の中で最も高いため威力は期待できるだろうが、魔法が死んでいる聖剣伝説3の世界では空しいだけだ。

メイガスの最大の売りは最強魔法「エインシャント」である。敵全体に隕石を落とし、大ダメージを与える。

大ダメージと言ってもせいぜい700~800程度なので、やたらと長い魔法の演出を見せられ続けるよりは殴ってゲージを溜めて全体必殺技を繰り出した方が早いだろう。

必殺技は「ホットショット」。もちろん単体対象。

【クラスチェンジ総評】

上の紹介文を読んでもらえれば聖剣伝説3における魔法の不遇さが伝わることと思う。

アンジェラのクラスはどれを選んでもいまいちパッとせず、無理に入れなくても全く問題がないばかりか物理主体の強さとサクサク感を実感することができる。

せめて魔法の仕様が聖剣伝説2のままだったら救いようがあったのに(聖剣伝説2では詠唱が早く、重ね掛けによる❝魔法ハメ❞ができた)。

変化に乏しいクラス3の中でも面白みを見出すことができるのがルーンマスターであり、実力としても文句はないだろう。

従ってアンジェラのおすすめクラスはルーンマスターである。

大きく離れてグランデヴィナ(≒アークメイジ)、メイガスとなる。

 

シャルロット

シャルロット

【旅立ち】はじめてのおつかい

主人公たちが探し求める「聖都ウェンデル」の光の司祭の孫娘であり、人間の父とエルフの母の間に生まれたハーフエルフである。

そのため、実年齢(15歳)よりも外見や言動が幼く、語尾に「でち。」をつける徹底ぶりである。

ある日「湖畔の村アストリア」で謎の発光体が目撃される。シャルロットの世話役を務めるヒースが光の調査に出かけるが、彼女はヒースを心配して神殿を抜け出し、単身アストリアに向かう。

探索の末、ヒースと再会するが、喜んだのも束の間。❝死を喰らう男❞を名乗る怪しげな人物にヒースは攫われてしまう。

大好きなヒースを取り戻すため、彼女は冒険に身を投じていく。 

【性格】ありがたいおことばでち。

よく泣き、よく笑い、わがままで頑固だけど、根は素直で優しい表情豊かな女の子である。

司祭の孫娘だけあって、理解しているのかそうでないのか分からない❝ありがたいお言葉❞を彼女のアレンジでぶち込んでくるのも楽しい。

【キャラ性能】こう見えても重要キャラクター

回復や魔法防御の値に影響する精神のステータスは全キャラクター中トップであり、魔法攻撃を高める知性も高水準である。

一方で物理面は全く期待できず、打たれ弱いことから優先して体力も上げていくべきだろう。

『聖剣伝説3』における回復魔法の地位は極めて高いが、シャルロットはどのような育て方をした場合にも一線級のヒーラーになることができ、その他有益な補助魔法を数多く習得できるため、腐りにくいキャラクターである。

高い知性を活かして攻撃に転じることもでき、魔法の面においては隙のない活躍が期待できる。

【クラス紹介】

【初期・クラス1】クレリック

クレリック

クラス1の段階で「ヒールライト(単)」「ティンクルレイン(単)」を習得するのは偉い。さすが光の司祭の孫娘である。

先述のアンジェラのところで「聖剣伝説3の魔法は死んでいる」と書いたが、死んでいるのは❝攻撃魔法❞なのであって、❝回復魔法❞や❝補助魔法❞は極めて有用であり、冒険を安定させるためには欠かすことのできない存在である。

特に回復魔法の「ヒールライト」は恐らく最も使用頻度が高い魔法であり、「ヒールライト」の有無でゲーム難易度が変わるといっても過言ではない。

必殺技は単体攻撃の「ぽかすか」。攻撃力には期待できない。

 

【クラス2光】プリーステス

プリーステス

「ヒールライト」の全体化が嬉しい。加えて攻撃魔法の「ホーリーボール(全)」も習得。

さらには「ダイヤ」「サンダー」「アイス」「フレイム」セイバーも単体ながら習得できるため、攻撃に回復に補助にと器用に立ち回ることができるクラスと言える。

既にクラス2の時点で役割を十分に果たしているのがどこぞの魔女と違うところだ。

 

【クラス2闇】エンチャントレス

エンチャントレス

闇のクラスらしく基礎的な召喚魔法「ユニコーンヘッド(単)」「マシンゴーレム(単)」を習得し、攻撃面で充実しだす。

と、召喚魔法はおまけであり、闇のクラスにも関わらず「ヒールライト(全)」が使えるようになるのが本当に偉い。

つまりシャルロットをパーティに入れた場合には、どのようなクラスを選択しようとも最重要魔法の「ヒールライト」が全体化して使用することができるということだ。

必殺技は単体攻撃の「だっしゅ」。やや攻撃力は高くなるが、誤差の範囲。

 

【クラス3光光】ビショップ(必要アイテム:聖水のこびん)

ビショップ

「ティンクルレイン(全)」「セイントセイバー(単)」「マジックシールド(単)」を習得してサポーターとしての磨きがかかる。

「マジックシールド」は字の如く魔法攻撃のダメージを抑える効果を持つが、単体止まりであるのが痛く、他の優秀なバフ・デバフの影に隠れてしまっている感はある。

そして、光のクラスらしく「ターンアンデッド(全)」という固有魔法を習得する。

自分よりもレベルの低いアンデッド系モンスターに即死級のダメージを与える魔法であり、アンジェラの「デス・スペル」の対アンデッド版である。

この魔法の有用性についてはルーンマスターの項を参照願いたい。正直「ターンアンデッド」が存在意義というのは微妙過ぎる。

せめて「セイントセイバー(全)」が欲しかったところだ。

必殺技は単体攻撃の「はりせんちょっぷ」。ダメージは期待しない。

 

[クラス3光闇]セージ(必要アイテム:塩のこびん)

セージ

こちらも「ティンクルレイン(全)」を習得し、4種のセイバー魔法も全体化する。さらに上位の光魔法「セイントビーム(単)」も覚えるため、やや攻撃寄りのサポーターとして機能することになる。

デュランのセイバー魔法の項で書いたが、2回目のクラスチェンジ時点で全体セイバー魔法を覚えたところで使う場面は限られており、発動機会に恵まれないのが残念である。

サポーターとしての道を選択したせいか、全クラス中最も攻撃力が低いクラスとなってしまったようだ。

シャルロットに攻撃力を期待しているわけではないが、完全なサポーター枠として割り切るのでなければ、なかなか使いどころに困ってしまうことだろう。

必殺技は単体の「どかーん」。

 

[クラス3闇光]ネクロマンサー(必要アイテム:灰のこびん)

ネクロマンサー

「ティンクルレイン(全)」に加え、上位召喚魔法である「グール(単)」「ゴースト(単)」、セイバー魔法「ダークセイバー(単)」を習得して器用さに磨きがかかる。

そして、特筆すべきは「ブラックカース(単)」の存在である。

「ブラックカース」は聖剣伝説3断トツのぶっ壊れ魔法であり、対象の攻撃力・防御力・魔法攻撃力・魔法防御力を一度に下げる効果を持っている。

どんな相手でもこれ一つで無力化できる。

全体回復、全体状態異常回復、敵無力化のデバフ。これ以上にないほどの理想的なサポーターとしての構成である。

アンジェラはネクロマンサーを見習いなさい。

必殺技は単体の「めちゃくちゃ」。

 

[クラス3闇闇]イビルシャーマン(必要アイテム:血のこびん)

イビルシャーマン

クラス2のエンチャントレスからさらに召喚の幅を広げ、「グレムリン(単)」「グレートデーモン(単)」を習得。

さらに自らの攻撃手段として、知性・精神ダウン効果の追加効果を持つ「デーモンブレス(全)」を覚えることができる。

クラス3で唯一「ティンクルレイン」を全体化することができないが、それは大した問題ではない。

イビルシャーマンの優位性は固有魔法の「アンティマジック(単)」にある。

敵に掛かったバフやセイバー魔法の効果を打ち消すことができるため、特定の敵には圧倒的に強くなる。

必殺技は単体の「でかでか」。

【クラスチェンジ総評】

最重要魔法である「ヒールライト」はどのルートに進んでも全体化するので、最低限の役割を任せることができる。

ヒールライトの回復量は術者の❝精神❞の高さに比例するが、光に進もうと闇に進もうと最終的な回復量は誤差の範囲なので、回復量を求めて光へ進むのはもったいない。

例えば「ヒールライト(全)」が光のクラス専用の魔法であれば評価が変わってくるだろうが、そこに差異がないとなれば有用な魔法を習得する闇光か闇闇の二択になってくる。

単純にネクロマンサーの「ブラックカース」とイビルシャーマンの「アンティマジック」を比較してみると、前者の壊れっぷりが顕著なので、シャルロットのクラスでおすすめしたいのはネクロマンサーである。

仮にシャルロットとリースを同時にパーティに組み込んでいる場合、シャルロットにブラックカースを使用させ、リースに全体バフを掛けてもらうという盤石の布陣を敷くことができるので噛み合いは抜群である。

逆にホークアイやリースをデバフ要員にしている場合には、シャルロットと役割が重複するばかりか「ブラックカース」ひとつで事足りてしまうので、役割を食ってしまうまである。

ちなみに「ブラックカース」「アンティマジック」は非常に強力ではあるものの、何十回も使うものではないため、余ったクラスチェンジ用の「灰のこびん」「血のこびん」をピンポイント起用するのも大アリである。

 

リース

リース

【旅立ち】弟の奪還と王国復興

風の国「ローラント」の王女であると同時に、ローラントを護衛するアマゾネス部隊のリーダーを務めるリース。

父親は国王のジョスター。母親は弟エリオットを産んですぐに他界してしまった。

エリオットに対しては姉として、そして母親代わりとして接している。

ある日、リースがアマゾネス軍を連れて魔物退治を終えた帰りに何やら不穏な気配を感じるところから物語は動き出す。

毎日稽古をつけているエリオットを呼ぶが、いつもは甘えん坊な彼がいつまで経っても出てこない。

その頃、エリオットはローラント王国に吹く風をコントロールする中枢の部屋におり、手品師と呼ばれる怪しげな二人組から風を止めるように指示されていたが、彼は応じなかった。

痺れを切らした手品師は強引にローラントの風を止め、風の守りを失った王国は手品師が属する❝ナバール❞の侵攻を受けてしまう。

侵攻により父のジョスターは殺害され、弟のエリオットはナバールに誘拐されてしまう。

エリオット奪還とローラント王国の復興を胸に誓い旅に出ることを決意する。

【性格】王女兼アマゾネスのフィジカルエリート

優しく穏やかであるが、若くしてアマゾネス軍のリーダーを務めるだけあって、責任感は人一倍で芯もしっかりした強い女性である。

反面、生真面目すぎることもあって融通が利かず頑固な面も見られる。

【キャラ性能】聖剣伝説3屈指の万能キャラ

聖剣伝説3の主人公は男性キャラが物理攻撃、女性キャラが魔法・補助という棲み分けをしているが、リースはその中間である魔法剣士の位置づけにあるというのが正確な表現であろう。

他のRPGでありがちな「物理も魔法も器用にこなすけれど、尖ったところがない」というような中途半端な成長をするわけではなく、どちらも一線級に成長するのがリースの強みである。

攻撃面を見てみると、か弱い見た目をしていながらも、攻撃力はデュランに次ぐ優秀さであり(獣人化ケヴィン>デュラン>リース>通常ケヴィン)、HPや防御も十分伸びていくので、男性顔負けの特攻隊長としての活躍が期待できる。

魔法面を見ると、リースの十八番といえるのが各種強化魔法(バフ)or弱体化魔法(デバフ)を習得する点が外せない。

聖剣伝説3においてこれらの魔法の効力は絶大で、重ね掛けこそできないが、補正が1.33倍(攻撃と回避)・1.20倍(魔法攻撃・防御・魔法防御)かかる。

簡単に言えば、受けるダメージが67%(80%)になって、与えるダメージが133%(120%)になるのである。

魔法に関しては曜日と使用魔法の属性が一致したときはここに更に補正がかかるが、そもそも聖剣伝説3の魔法は不遇なので、細かいことは気にしなくてもいいだろう。

【クラス紹介】

[初期・クラス1]アマゾネス

アマゾネス

他の女性キャラクターと異なり魔法を一切覚えないため、前線で勇猛果敢に槍を振り回すことになる。

必殺技である「旋風槍」は、クラス1の必殺技の中ではデュランの「十文字斬り」に次ぐ威力を持っており侮れない。

 

[クラス2光]ワルキューレ

ワルキューレ

ここからリースの本領発揮。必殺技の「真空波動槍」は対象が全体であり、攻撃性能が飛躍的に向上する。

そして、聖剣伝説3で非常に有用な各種ステータス強化魔法(バフ)を習得するのが大きい。

「パワーアップ(単)」「プロテクトアップ(単)」「マインドアップ(単)」「スピードアップ(単)」の4種の神器。

対象は単体にとどまるものの、ボス戦では大いに活躍してくれることだろう。

 

[クラス2闇]ルーンメイデン

ルーンメイデン

闇のクラスも必殺技「飛天槍」が全体を対象とするため、使い勝手がいい。

ワルキューレは各種バフを習得するが、ルーンメイデンは逆に敵を弱体化させる魔法(デバフ)を覚えていく。

「パワーダウン(単)」「プロテクトダウン(単)」「マインドダウン(単)」「スピードダウン(単)」の4種類。

こちらを強化するか、あちらを弱化させるかの違いなので大差はないのだが、単体バフは店売りアイテムで代用できてしまうので、ややルーンメイデンの方がお得感がある(宝箱のドロップで単体デバフアイテムを入手することはできるが希少性が高いため)。

 

[クラス3光光]ヴァナディース(必要アイテム:ブリーシンガメン)

ヴァナディース

更に攻撃性能を高め、リースのクラス3では最高の攻撃力を誇る。必殺技の「光弾槍」もクラス3唯一の全体技であり、攻撃特化に磨きをかけている。

しかし、リースの十八番であるバフ魔法が単体止まりであり、非常に残念な印象を受ける。いちいち単体で掛けるのは面倒であるし、テンポも悪い。

攻撃力が高いからこその調整だったのだろうか。まぁ、もっと不遇なクラス3も控えていることだし、これくらいで・・・。

忘れてはならないのがリースがクラス3で習得する強力な召喚魔法の存在である。

ヴァナディースは「フレイア(全)」を召喚することができ、敵全体に大ダメージ+ちびっこ化の追加効果を付与する。

この追加効果が非常に強力で、雑魚敵をちびっこ化にして完全無力化させるため、危険な敵に対する保険としてこれ以上のものはないといえる。

 

[クラス3光闇]スターランサー(必要アイテム:明星のクサリ)

スターランサー

念願の全体バフを習得。これがとんでもなく強い。攻撃魔法なんていらない、味方を強化してタコ殴りを地で行くクラスである。

単体としての攻撃性能も高いため、自らを強化して敵陣に突撃していくという魔法剣士の鑑と言える。

そして、召喚魔法は「マルドゥーク(全)」。聖剣伝説3では「沈黙」の状態異常が強力で、敵の魔法だけではなく必殺技も封印する。

つまり、物理しか繰り出せない置物を作ることができ、ほぼ敵を無力化できる点で優秀である。

 

[クラス3闇光]ドラゴンマスター(必要アイテム:騎竜のクサリ)

ドラゴンマスター

強そうなネーミングだが、実はリースのクラス3の中で最低の攻撃力である。

必殺技の「竜牙槍」も単体攻撃であり、攻撃面ではあまり期待できない。

追い打ちをかけるように専売特許のデバフすらも単体止まり。

どうしてこうなった。

それならば召喚魔法に望みをかけるとしよう。きっととんでもないドラゴンを呼び出してくれるだろうと胸を膨らませていると、

「ヨルムンガンド(全)」。

それ、ヘビなんだけどね・・・。全体に毒を付与するのは悪くはないけど、「フレイア」や「マルドゥーク」に比べてしまうと格落ち感は否めない。

ヴァナディースは単体バフをフレイアと持ち前の攻撃力でカバーしていたけれど、ドラゴンマスターは褒めるべきところがないのが悲しい。

 

[クラス3闇闇]フェンリルナイト(必要アイテム:グレイプニル)

フェンリルナイト

ドラゴンマスターと違うのはデバフが全体化し、攻撃力もヴァナディースに次ぐこと。必殺技の「百花乱舞」は単体攻撃だが、ダメージは期待できる。

ドラゴンマスターちゃん以外にいじめられている子はいなかったんだね。

どれどれ、召喚魔法の具合はどうだろうか。

「ラミアンナーガ(全)」。

『聖剣伝説2』のボスとして登場した女性型のヘビの魔人。今作では召喚獣として登場するが、やたらと演出が長い。

 

そして追加効果は無し。

 

え?

 

追加効果はないよ。

 

あ、そう・・・。

全体デバフと高い攻撃力があれば十分な働きができるという見方をすれば不遇とまでは言えないけれど、もう一声欲しい気持ちは捨てきれない。

【クラスチェンジ総評】

リースに期待する役割は、①バフ・デバフ、②単体性能の高さからの物理アタッカー、③召喚魔法による後方支援である。

①はリースの存在意義にかかわるので、全体化が使えるのが望ましい。この時点でスターランサーかフェンリルナイトの二択になろう(②ではトントンなので差がつかない)。

そして、この二者を比較してしまうと、③の点で召喚魔法で優位に立つスターランサーが自然に選ばれる。

リースのおすすめクラスは、スターランサーである。

さらに理由をつけるとすれば、バフとデバフは表裏の関係にあるものの、デバフはバフほど全体化させるメリットがないことが挙げられる。

雑魚戦でも積極的に使っていくというのであれば別だが、基本的にこれらの魔法を使うのはボス戦であり、敵に使うのであれば単体で事足りる。

すなわち、シャルロットやホークアイのようなデバフ要因がいたりボス戦で使うだけのドロップアイテムを有していれば無理に狙っていく必要もないといえる。

やはり唯一無二のバフ魔法(全)を習得するスターランサーに軍配が上がる。

 

まとめ

『聖剣伝説3』をプレイしたことがない方に対しても概略をお示しできたように感じている。

機会があればぜひ手に取って遊んでほしい作品である。心からお勧めする作品だ。

そして、既プレイの方にとっても懐かしい読みものに仕上がっているならば光栄である。

冒頭でも書いた通り、せっかくおすすめクラスを紹介したのだから最強パーティのサンプルをいくつか挙げたいと思うので、もう少しお付き合い出来たらありがたい。