以前、『自分ツッコミくま』の単行本の紹介記事を書きました。
くまが食べ歩く場所はどこも魅力的で、その中でも浅草にある『天国』という喫茶店に近々行ってみたいなと考えていたところです。
↓くまの記事はこちらからどうぞ。
そんな矢先、平日にお休みが取れることに。
「映画もそんなに観たいのないしなぁ」「ゲームっていう気分でもなくて、外に出かけたい」と思っていたところで天国に白羽の矢が立ったわけです。
ぶらり浅草散歩
地下鉄に乗って浅草へ。
地上に出ると美味しいものが溢れていて迷うけれど、今回は『天国』メインで訪問したので、ゆるりと散歩しつつ目的地を目指すことにする。
日本初のバー『神谷バー』
『神谷バー(http://www.kamiya-bar.com/)』。
1880年創業の日本最初のバーで、かつて浅草の文豪たちにも愛されたという伝統あるお店である。
僕は普段あまりブランデーを飲んだりしないけれど、それでも知っている『電気ブラン』。
この商品は神谷バーの創業者・神谷伝兵衛さんが考案・開発したものらしい。
❝がんばれゴエモン感❞あるよね
冒頭で紹介した本の中でも触れられているが、浅草の商店街というのだろうか、これらの道は「頑張れゴエモン感」がひしひしと感じられる。
平日で、かつ、天気もあまりよくないのでこれくらいの混み具合なのだろう。
きっと休日は人でごった返しているに違いない。
憧れのすき焼き『今半』
仲見世商店街から一本横道に入ってみると、すき焼きで有名な『今半』を発見。
いかにも格式高そうな店構え。
こういうお店でふらっと「すき焼きでもつまんでいくか」と言えるような大人になるのが夢である。
今日は見るだけ、見るだけ・・・。
浅草に来たら浅草寺は外せないところだろう。
平日に着物姿の女性が当たり前のように歩いていたり、外国人観光客の構成比が高いのも浅草らしくていい。
今回のメインの喫茶店・天国
散歩を楽しみつつ、喫茶店『天国』に到着。
今回の目的はもちろん名物のホットケーキなのだけど、ホットドッグのインパクトも凄い。
うーん、どれか1つならチリドッグかなぁ。
いつも行列ができているという前情報があったので、しばらく並んで待つことを視野に入れていたが、ちょうど切れ目の時間帯だったようですんなり入店することができた。
メニューチェック
食べ物メニュー。
そうそう、「天国」の焼印が押されているホットケーキを食べに来たんだ。
飲み物の充実っぷりが凄い。
ホットケーキセットを注文したので、ブレンドコーヒーと紅茶の二択。
暑い時期ならアイスティーにするのもアリだけど、単品で『クリーム・ソーダ』か『レモン・スカッシュ』にするのもいいな。
それと忘れてはいけないオリジナルグッズの存在。是非『コーヒー豆缶』が欲しいところ。
最近ちょっとお茶を飲むことにハマっているので、素敵なお茶入れやコーヒー缶を集めていきたいと考えているのだ。
店内の様子はこんな感じ。
お目当てのコーヒー缶がずらーっと並んで壮観だ。
4人掛け席が2つ、分離可能なテーブル(1人席)が4つ分と2人掛けの窓際の席が1つ。
詰めて入っても15人で満席になるくらいのこじんまりとしたお店である。
テーブルの奥に置いてある梅干しの壺のようなオブジェは、最近見かけなくなった星座占いのくじだろう。懐かしい。
ホットケーキセットを注文
ホットケーキセット(ドリンクはブレンドコーヒー)を注文してしばし待つ。
ホットケーキ到着。
何の変哲もないホットケーキだけれど、真っ白な皿とホットケーキに施された「天国」の文字が可愛らしくて幸せな気分になる。
コーヒーも届いて食べる準備万端。
ちなみにコーヒーは取っ手が右に向いているときは、やはり「天国」のロゴが目に入り天国尽くしとなる。
完食。
ホットケーキの切り口の写真などは撮らなかったので食前と食後の2枚だけだが、表面はサクッと中はふわっとした絶妙な焼き加減であった。
家で焼いてもなかなか再現できるものではない。さすがプロだ。
熱々のホットケーキにたっぷりバターとはちみつをかけてゆっくり味わう。贅沢な時間である。
コーヒーはブラックでもやや甘みを感じ、酸味が弱めで苦みが強い。
割と自分が好きなタイプのコーヒーだったので安心した。
今日はそれほど混んではいなかったが、基本的に座席から店外の様子が見えるため、せっかくいい雰囲気なのにのんびり過ごせないんだろうなとは思う。
行くなら余裕のある平日がおすすめだろう。
お店の外観+念願のコーヒー缶
お店の概観を遠くから撮ってみた。
見てもらえれば分かるが、非常にミニマムで趣深い。隠れ家的な感じである。
お店の前に置いてあるというガチャガチャは品切れらしく、今は店内に機械が置いてあるようだ。
実はこれも楽しみにしていたので、少し残念である。
しかし、大目的の1つのオリジナルグッズのコーヒー缶を買うというミッションはクリアした。
お店の方には「今、ピンクしかなくて…」と言われて一瞬迷ったが、たまには“らしくない”チョイスもいいかと購入を決意。
ビビットピンクではなくて、小豆色の可愛らしい色合いで気に入った。
デザインも味のあるタッチでインテリアにもなりそうだ。
中には真空パックに詰められたコーヒー豆が入っていて、お店で「豆のまま」か「挽いた状態」かを選べる。
もちろん僕は挽いていただいたので、週末の朝にでも贅沢なコーヒータイムを演出しよう。
帰り道、遠くに見えるスカイツリー。
空はあいにく曇っており、水色に映えるスカイツリーを拝むことはできなかったが、ぼんやり映る姿も哀愁が漂っていていい感じだ。
まとめ
今回は主に喫茶店『天国』のホットケーキとコーヒーを楽しみに浅草を訪れた。
そこかしこに美味しそうな香りや楽しそうな催しが見られて、ゆっくり時間をかけて練り歩きたいという気持ちが自然に湧いてくる。
もう少し暖かくなった頃にお花見ついでに食べ歩きでもしようかな。
そう、今回の浅草探訪のきっかけになった“くま”みたいにね。