『あつまれ どうぶつの森』が発売してから約1週間が経過しました。
最初は本当に何もなかった島が徐々に活気づいていく様子が楽しくて、毎日時間を忘れて無人島スローライフを楽しんでいます。
さて、ゲーム発売前に以下のような記事を上げました。
ひとつは1年半ほど前、もうひとつは1か月前ですね。
どうぶつの森最新作に対する期待や要望をつらつらと書き連ねていたのですが、今回は実際にプレイして不便に思った点や今後アップデートに期待することを書いていこうと思います(アップデートでもどうにもならないようなものは除外しています)。
ちなみに作品全体に対しては大満足しているのが前提なので、ダメ出しというよりも「あったらより良いな」とやんわり望むことだったりします。
アップデートに望むこと
①家具に動きが欲しい
例えば、このピザ窯、よくできていますよね。非常にリアルですし、可愛らしい造り。近づいてAボタンを押すと・・・
窓が開閉する。おおー、これは凝っているなと思うわけです。
それなら左の飯盒も蓋を開けたら湯気がほわーっと出て、中には白米が見えたり・・・はしないのです。
バーベキューグリルの串をひっくり返したりもしないのです。焚火に薪をくべたりも出来ませんし、コーヒードリッパーからコーヒーを注ぐことも出来ないのです。
全ての家具の細かい箇所を稼働させることは困難で膨大な作業を要するのは容易に想像がつきますが、もう少しだけ稼働する家具を見てみたい気がします。
②素材ストッカー的なものが欲しい
これは家に収納している素材です。木の枝は30本ありますし、石は約120個、年度は180個近くあります。
本作の目玉のひとつであるDIYは素材を消費して家具などを作成するのですが、素材を手持ちに加えないと素材として認識されないんですよね。
↑持ってるのに無いという扱い。
さすがに倉庫に収納している分全部を参照しろとは言わないですが、例えば素材5種類をストックできる素材ストッカー的なものがあって、そこに入れたものであれば手持ちに無いものであっても参照されるという仕様になればありがたいですね。
③まとめてDIYしたい
DIYに関連するものとして、家具をまとめて作成出来たら便利だと思います。現状だと家具は一つずつしか作成できないため、作る→できる→選択し直す→作る・・・という流れを繰り返す必要があります。
そんな家具を10個も20個も作らないだろうという気持ちもありますが、実際にプレイされている方なら「アサリで作る撒き餌が面倒」と思っているはず。
④インフラが少ない
↑上掲の画像は島の観光案内所です。
建物の前では仕立て屋さんエイブルシスターズのきぬよさんが露店を開いております。他に建物と言えば、遠くの島にお出かけできる「空港」、島に移住してきた人の家、最近キャンプ場も出来ました。
他には・・・無いんですね。もちろんまだ始まって1週間ですし、今後増えてくる可能性も十分にあるのですが、例えば前作であったような「カフェ」だとか「夢見の館」だとか「交番」なんてものはないのかなぁ。
何でもあったら無人島っぽくはないですが、現段階ではインフラがあまりにも少ない印象を受けます。
⑤お出かけ先の島のバリエーションが少ない
本作では特定のミッションを達成することで「マイル」を入手することができ、これをDIYのレシピや家具や衣服に交換することができます。
「マイル旅行券」もそのひとつで、これを使用することで他の無人島にお出かけすることができます。出かけた先で見かけたどうぶつを自分の島に勧誘することができますし、島で手に入れた果物や花、虫や魚は持ち帰ることができます。
序盤こそすべてが目新しく、「珍しい花見つけた!」「自分の島にない果物の木だ!」と楽しむことができるのですが、徐々に島のバリエーションが少ないことに気づき始め、2000マイルという対価に見合った価値があるかと言われると微妙な気がしてきます。
⑥道具による手持ちの圧縮
懐かしのリングコマンド。
無人島を縦横無尽に駆け巡る際に主に使われる道具は上掲の8種類の道具になるかと思われますが、逆にいうと、貴重な手持ちの空きを道具8個が常に占領することになるので、入手できるものが増えてくると徐々にそれが不便に感じられてきます。
リングに設定した道具は手持ちから消えるという仕様になったらいいな。
⑦リメイクできそうなのにできない
DIYの一環として、家具のリメイクを行うことができます。
まだまだ家具の種類が少ないですが、上の画像を見て、そうですねぇ・・・上から2列目のトイレとポップコーンマシーン、ドラム缶、4列目のスープジャーと包丁スタンド辺りはカラーバリエーションを変更できそう。倉庫から出して、っと。
どうでしょうね。
全部リメイクできません、と。リメイクできる家具が少なすぎる気がします。
⑧美術品・・・
こちらは博物館。島で見つけた生き物などを寄贈することで展示物が充実していく施設で、個人的に非常に楽しみにしていた要素のひとつです。
左が虫のコーナー、右が魚のコーナー、地下が化石コーナーになっています。
あれ?美術品は?
前作では「つねきち」という行商人から美術品を購入し(偽物も紛れています)、本物は展示物として寄贈することができたのですが、今作はそもそも美術品自体が存在しないようです。贋作も含めて結構好きだったんですけどね。
以下に紹介するように博物館は自分が期待していた以上に力の入った素晴らしい出来なので、余計に残念に感じますね。
まだまだ数は少ないですが、画面いっぱいに羽ばたく蝶が見事です。
展示方法にセンスを感じますね。
ずっと眺めていられます。
イチオシは化石コーナー。何やら床に樹形が描かれています。
入り口部分にはアノマロカリスやアンモナイト、三葉虫のような古代水棲生物が展示されています。
イカのような軟体生物、蟹のような節足動物、サメやシーラカンスなどの魚類。
枝の先には魚類が陸上に上がって恐竜(爬虫類)に進化していく様が広がっています。
爬虫類は広大な青空を目指して翼を授かった。鳥類の誕生。
最後の部屋のカラクリが見事。
まずは鳥。右側に時は流れる。
コアラやカンガルーのような有袋類、次はゾウ、アリクイ、猫、犬。
熊、馬、サイ、豚、カバ、牛。
鹿、ウサギ、ネズミ、猿。
最後のひと枠が空いています。あの化石は、アウストラロピテクス。
主人公が立ち止まるとライトアップ。
ご先祖様、人間の僕はここにいます。
まだまだ空白の多い博物館ですが、近い未来にはすべてを埋めた形で披露できればと思います。
まとめ
「やんわり望む」といった割には要望が多いじゃないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、最後で博物館を紹介したように『あつまれ どうぶつの森』は凄く凄く素敵なゲームです。
ちょっと不便なくらいが無人島らしいですが、そこはゲームだから・・・ね。ワガママを少しだけ言わせてくださいって感じです。