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25年の時を経てリメイクされる『聖剣伝説3』に期待すること

『聖剣伝説2』がリメイクされたので、そろそろ『聖剣伝説3』が密かにリメイクされることを期待していましたが、遂にそれが実現しました。

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『聖剣伝説3』は、以前記事でも書いたように何度繰り返しプレイしたかわからないくらいやり込んだゲームであり、スーパーファミコンをはじめとしてWiiやSwitchにベタ移植したものも飽きずに今でもプレイするくらいです。

↓聖剣伝説3の記事はこちらから。

www.utakata-radio.com

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非常に完成度が高い『聖剣伝説3』なので不満点は少ないのですが、リメイクに当たって期待することをいくつか書いていこうと思います。

聖剣伝説3リメイクに期待すること

①「魔法or必殺技カウンター」の緩和

聖剣伝説3のボスのほとんど及び雑魚敵の一部は、プレイヤー側の攻撃魔法や必殺技に反応して強烈な攻撃を繰り出す「魔法(必殺技)カウンター」を使用してくる。

カウンター自体は構わないが、カウンターを避けるように通常物理攻撃でボコボコ殴るのが一番安全というのが聖剣伝説3のセオリーであり、スムーズにボスを倒すためには派手な魔法や必殺技を使わないという地味な戦いになってしまう。

そのため、カウンターに反応する攻撃の範囲を縮減するなど、魔法や必殺技に陽の目を見せるリメイクを期待したい。

 

②クラスチェンジ格差の是正

聖剣伝説3の目玉システムの1つに“クラスチェンジ”が挙げられる。

このクラスが最終的に各キャラ4種類に分岐するわけだが、どのクラスも一長一短があって非常に悩むというものであればスリリングである。

しかしながら、クラス間の格差が凄まじく実質的に選択の余地がないような状態になっている。

「そのクラス選択は縛りプレイ」「遊び枠」、そこまで差が出てしまうのも寂しいものだ。

強いクラスはそのままでもいいけれど、不遇な枠は底上げして欲しい。

 

③エナジーボールの処遇について

聖剣伝説3には「エナジーボール」と呼ばれる魔法が存在する。

この魔法の効果は、“対象のクリティカル率をアップさせる”というものだが、そもそも聖剣伝説3にはクリティカルの概念が存在しない。

故に、エナジーボールは無意味な魔法としてそこにあるだけとなる。

リメイクでクリティカルの概念を出せとは言わないので、重複するバフ(弱くてもいいので)のような効果が欲しいところだ。

 

④装備の没個性化改善

一部の装備では状態異常耐性があったり回避力が向上したりと、攻撃力・防御力以外の追加効果があるが、ほとんどのものについては数値以外の差別化要素がないものばかりである。

前作聖剣伝説2では、耐性アップはもちろんのこと、種族特効や状態異常付与など多彩な装備が多かっただけに残念であった。

一定確率で敵を眠らせるだとかMPを吸収するなどの要素が欲しいところ。

 

⑤戦闘のもっさり感

聖剣伝説3の戦闘においてプレイヤー、敵キャラを問わず必殺技や魔法を使ったときに画面内の時間が止まり、一切の行動を受け付けなくなる。

これはすなわち、戦局が殴り合いのみで解決されていくことを意味し、非常に単調な試合運びとなってしまう。

戦闘にもう少し柔軟性を持たせて、戦略の幅を広げる形でリメイクしてほしい。

 

⑥クラスチェンジアイテムの配置変更

クラスチェンジをするためには、①キャラクターが一定のレベルに達すること、②キーアイテムを入手すること、の2点が必要となる。

この中でも②のクラスチェンジのためのアイテムの入手がなかなかの曲者で、「特定の場所で、特定の条件で敵を倒すこと」が求められ、初見ではとても見つけられそうにはない複雑さである。

また、入手のタイミングが物語の終盤になるため、せっかくクラスチェンジしても活躍の機会が極めて短いのも残念だ。

 

⑦ヒールライトの配布

RPGの魔法では攻撃魔法が着目されがちだが、①で書いたように魔法はカウンターを食らう危険があるし、そもそもダメージをあまり稼げないのが痛いところである。また、詠唱中はタコ殴りに遭うので、色々な面で不遇である。

しかしながら、攻撃魔法以外の強化or弱体化魔法は非常に強力であり、回復魔法もまたRPGには必須である。

この回復魔法の代表格が「ヒールライト」なのだが、この魔法を習得するキャラクターがそもそも選択できる6キャラのうち3キャラのみであり、そのうち2人はクラスチェンジ次第ではかすりもしない。

つまり、必須級の回復薬を入れようと思うと、自ずとパーティ編成が固定化してしまう。

安易なばらまきも考えものだが、習得可能なキャラクターを増やして欲しい。

なお、RPGでは回復は必須であり、聖剣伝説3も多分に漏れないが、同ゲーム内には『ポトの油』という大変優秀な回復(しかも全体にも使える)があるため、買いに行く手間さえ考えなければヒールライトは不要という調整にはなっている。

個人的には精霊と出会って習得した魔法で回復してストーリーを進めたいので、ヒールライトの拡大を期待している。

 

色々な希望を書き出してみたが、元々の完成度が高いので、グラフィックをいじってシステムはほぼ丸ごと移植でも僕は買うだろうし、喜んでプレイするだろう。

 

まとめ

冒頭でも書いた通り、聖剣伝説3は子供の頃に遊んだゲームの中でも1、2を争うほどの名作であると考えている。

その名作が25年の時を経てリメイクされたということ自体が奇跡的であるし、作品を愛する者の1人として発売を心待ちにしている。